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今朝のラジオで言えなかったこと Q:吾妻山,桜島,阿蘇山,一連の火山活動に関係はあるの? A:個々の火山はずいぶん離れているので,その活動に相関関係はないと思います.東北地方の火山については3.11の影響があるかもしれませんが,実際に噴火した山はありません.(つづく)
2015-01-15 21:30:20(つづき) Q.阿蘇山は去年から噴火警戒レベル2が続いています. A.噴火警戒レベルというのは,地元の人々がどのような対応をとればいいのかを例示したもので,レベル2というのは,火山によって若干違いますが,火口から1kmくらいまでは警戒してください,という情報です.(つづく)
2015-01-15 21:32:50(つづき) ですから,阿蘇山の場合はレベル2で,すでに噴火してますが,同じレベル2でも吾妻山や草津白根は噴火していません.(つづく)
2015-01-15 21:34:18(つづき) Q.近隣の住民が注意すべきことは何でしょう? A.阿蘇の場合,現在のような活動を続ける限り,火口に近づかなければ,命に直接かかわるようなことはないと思います.ただ,風向きによっては濃い火山ガスが来る可能性がありますので呼吸器系に疾患のある方は注意が必要です.(つづく)
2015-01-15 21:35:53(つづき) Q.桜島は今年に入って火砕流への警戒が呼びかけられています. A.桜島では,100年前に起こった桜島大正噴火のような大噴火が懸念されているわけではありません.ここ数年起こった爆発の中ではやや大きめの爆発の可能性があるということです.(つづく)
2015-01-15 21:38:57(つづき) 火口から2km以内への火山弾の落下や小さな火砕流の発生の可能性は,防災上の注意点として,これまでにも呼びかけられていたものです.実際に,大きめの爆発があった時には火口から2km近いところまで火砕流が流れたこともあります.(つづく)
2015-01-15 21:40:19(つづき) Q.爆発はいつ起こるのでしょうか? A.同じような山体膨張が見られた時,大きな爆発があったこともありますが,小さな爆発が数回起こったこともあります.また,目立った活動なしに山体が縮んだこともあります.いつ起こるか?は,起こらないことも含めてよくわかりません.(つづく)
2015-01-15 21:43:27(つづき) Q.近隣の住民が注意すべきことは? A.火口から約2kmのところまで火山弾や火砕流が達する可能性が言われていますが,そこには民家はありません.大きな爆発では栗の実大の火山レキが風下側に10km以上飛ぶことがあるので,風向きに注意が必要です.(おわり)
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