- R_Tachigawa
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シャルリーエブド最新号のムハンマドのカリカチュアを転載するかしないか日本の各紙対応表。面白い。 asahi.com/sp/articles/AS…
2015-01-16 16:07:16でもあの絵ではムハンマドの涙はテロ被害者のために流されムハンマドはいい奴として描かれてるわけで、ムハンマドを執拗に再度描かなければ、もはやシャルリーエブドだけの問題でなく共和国の理念がテロに屈したことになるから描かない訳にはいかないけど戦争になっても困るので苦肉の策といった感じか
2015-01-16 16:13:30いずれにせよ、日本人の読者にも、記事描いている側にも、絵の意図的な曖昧性やその曖昧性がいまするところがよくわからないなら、間違った解説つけて載せるくらいなら載せない方が良いかも。
2015-01-16 16:18:56そうでないとテロに屈したことになってしまうのでシャルリーのイスラムネタの絵を転載し続けなければいけないフランスのメディアも、ほとんど再掲しないイメージがあります。全裸のマホメットがこちらに黄色い星で隠された尻の穴を向けて四つん這いになってる絵。
2015-01-16 16:22:07四つ這い全裸でこちらに向けた尻の穴が黄色い星で隠されたムハンマドの絵、これはテロ以降英語メディアが「表現の自由ったってやりすぎなのでは?」というコンテクストで引用してるだけで、フランスメディアは殆ど触れてない。シャルリーエブドを英雄視しなければならない空気の中では出しにくいのかも
2015-01-16 16:27:18フランスでの差別は刑法で禁止なので、従来権力や為政者への「ガス抜き」の役割を果たして来た諷刺画が、ここ15年ぐらい、左派の(彼らが口に出して言えないし認めたくない)嫌イスラムやナショナリズムやネオリベ的な欲動の、「ガス抜き」に使われてる傾向があると思います。
2015-01-16 16:30:50一方フランス製のイスラム原理主義者(イスラム国に過激派教育を受けるため研修に行くことはあってもフランス生まれフランス育ちの国籍フランス人!)がばこばこ増えて、フランスは今回ツーロンから空母を湾岸に向けてひっそり出したらしいけど中東と戦争になったらもうフランス内部からテロだらけだな
2015-01-16 16:34:36私もフランスでアジア人女性として差別的もしくは偏見に満ちた嫌なこと言われたこと何回もあるけど、異議申し立てると必ず相手は「ただのジョークだったのに君はユーモアがない」と決めつけ異議を申し立てた私を悪者にして来ます。必ず、です。
2015-01-16 16:37:08フランスで、差別的なあてこすりや、偏見に満ちたことを言われるときは、必ずジョークやユーモアの名のもとにおいて行われます。そうするとあら不思議、それは差別でも偏見でも無くなってしまうのです。だからフランスには差別も偏見もありませんw
2015-01-16 16:40:10酔ってふざけたふりしておっぱい掴んでおいて「冗談だったのにそれぐらいでなに怒ってんの?自意識過剰じゃないの?」みたいなのと要するに同じなわけですが。
2015-01-16 16:44:05刑法で差別が制裁されるフランスでは差別主義者と言われることは犯罪者といわれるのと等しい。黒判決でれば犯罪者です。だから、自分の言動が差別的であることを相手に指摘されると大抵必死になり、自分が正しいことを証明するために執拗にユーモアだと認めさせようとしますし、証拠残る形ではしません
2015-01-16 17:10:14だけどシャルリーエブドで私が驚くのは、紙面に発行された新聞という証拠がのこる形でそれが行われていて、それが、テロ事件があるまでこんなにも長く続いたということでした。裁判もたくさん起こされてるわけですが (テロ後の涙のムハンマドは少なくとも描いた側からは挑発ではないと思います。)
2015-01-16 17:12:58まあ、というわけで、フランスで、差別や偏見を指摘すると、相手は最初はユーモアだと言い張り、それでもこちらが納得した様子を見せないと、ものすごく必死になってしまい、屁理屈をこね出したり言ったことを言ってないと嘘を突き出したり挙げ句の果てには抗議した人間を中傷者扱いし始め
2015-01-16 17:16:02…周りの人に、偏見や差別に物申した人が「偏屈」「難しい人」と言って回るので、、そういう言動を受けた側も、それを指摘するにはものすごく慎重にならざるを得ません。
2015-01-16 17:18:21「ラシズム(差別主義)」と言葉を出してしまうと相手の頭に血のぼるので、それは出さずに不快であるむねだけを伝えても、向こうから「私がラシストだとでも?」と詰め寄って来ます。だから自分が対象となった差別や偏見を自分で異議申し立てするのは大変難しいことです。例として、子供の学校で
2015-01-16 17:19:48ある男の子に、アラブ人であることで嫌がらせをされていたアラブ人の女の子たちが、学校の意見箱に、たぬきさん(私の子)が、その男の子にアジア人であることで嫌がらせを受けている、と意見を入れました。
2015-01-16 17:21:44確かに何回かしつこく中国人といわれたことはあったそうですが、それはそれよりもっと後のことで、その時点では、たぬきさんはその男の子のターゲットではなかったのです。
2015-01-16 17:24:03アラブ人の女の子たちはなんとかその男の子の執拗な差別的嫌がらせをこくはつしたかったけど、自分たちが差別的な嫌がらせの対象だとは言いにくく感じたのでしょう。フランスでは自分が遭ってる差別より他人が遭ってる差別の方が指摘しやすい。
2015-01-16 17:24:39だから門外漢な日本の日本人や英米メディアが、「テロはいかんけど自分たちが大事にしてるマホメットコケにされ放題のイスラム教徒がかわいそうっ」っていうは十分ありだと思うのであります @echinodermes フランスでは自分が遭ってる差別より他人が遭ってる差別の方が指摘しやすい
2015-01-16 17:31:20フランス共和国の理念は立派なのですが、解釈や法の適用の仕方で、理念や法が同じでも、そのときに力やお金を握っている人たち(為政者や一部の大資本家だけとは限らずそはういうところから直接的間接的に利を得ている多くの人たち)の都合の良いように運用されるのは言うまでもない。
2015-01-16 17:40:55Je suis Charlieには否定的な私ですが、浪花節であれイスラム教徒とユダヤ教徒が手に手をとってデモに参加した写真や、ユダヤ人15人を「僕がはユダヤ人だとかそういうことではなく同じ人間として匿った」というイスラム教徒青年の感動報道がされることはいいことと思ふ。イメージ大事
2015-01-16 18:44:28とっさの状況で自分の危険を顧みず人を助けられるマリ人青年のような人がいても、私たちの殆どはやっぱり馬鹿だし、馬鹿はイメージで踊らされるので、憎しみの衝撃劇のあとで、浪花節であれ何であれ平和と愛のイメージが広がるのは戦争とテロだらけの世の中にならないためには大事なことなのである。
2015-01-16 18:47:17マリ人青年が「べつにユダヤ人を助けたとかそういうことじゃなくて、人間として」と言ってたけど、べつにイスラムイコール反ユダヤなわけじゃないんで「イスラム教徒なのにユダヤ人助けて偉いわね」みたいな見方をされたら多分モヤモヤくるってのもちょっとあるんじゃないかと想像してみる。
2015-01-16 18:50:36この,マリ人青年の発言も、上記では私のバイアスを強めに出す形で訳してますが、原文直訳だと、たしか、「僕はユダヤ人を助けたんじゃない。人間を助けたんだ」だったかな。こう訳すと、「"イスラム教徒にもかかわらず"ユダヤ人助けて偉いわねー」感が出しやすいですね。
2015-01-16 18:54:09