アルドノアゼロ第14話感想　1月18日 20:50更新

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インクエッジ @02Curry

「姫は死んだ。なのに何故探している」 「君は姫が生きているのを知っていた。何故だ」 「答えろ」 きっかけというか急にというか伊奈帆側からはスレインは「最初」からずっと「憎い」相手。7話ではこの問答よりも前に伊奈帆は「コウモリ」と口にしていて、これはカームが新葦原戦でつけた呼称。

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我々は初戦で犠牲になった起助のことはエピソードが過ぎ去ってからたいして気に掛けないが、劇中世界に生きる彼らはそれと異なる。起助はいつまでも伊奈帆の友達であり、いつまでも救えなかったことを悔やむ相手。脇役カームは出番は少なくても同じように大切な「友達」。 「友達の分だ」。

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姫を謀殺せんとニロケラスを連れてきた「コウモリ」は仕留めそこない逃げられた相手であり、じっさいカームを殺そうとした「憎い敵」なので、いま自分と共闘しているスカイキャリアのパイロットがソイツ本人ならそりゃ容赦はない。誰よりもクールに見せかけて誰よりも激しい憎しみをブツけてるのが彼。

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ノヴォスタリスクで犯した伊奈帆の致命的な失敗は、姫殺しの首謀者ザーツバルムが「憎い」あまりに止めを打たず「ブチのめして」殺そうとしたことで、ここにもカームによる「発破」が前段にある。それがためにスレインの一撃を貰ってしまいのちの惨事を呼ぶ。ともあれ種子島では怪しいと思いつつ利用し

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「ボロ」 を出したので問い詰めたらコウモリはそれに口ごもり、なんと伊奈帆に「銃口を向けた」。細かく細かくディスコミュニケーションを撒いてそれがいっきに爆発したのが7話ラストで、同時にノヴォスタリスクでスレインが刷り込まれ爆発した「味方には銃口を向けない」の伏線でもある。

インクエッジ @02Curry

７話ラストはそっくり12話ラストのやりとりの反復の一環だけど、先に銃口を向けたのがスレインならじっさいに先に撃ったのもスレイン(スレイプニールの砲撃はスカイキャリアの砲撃よりあと)で、彼の内心がどうあろうが外形的言動は伊奈帆からみたらスーパー真っ黒の連続…今もなお。

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あそこでのスレイン、言葉の駆け引きに詰まるのは仕方ないが、「あなたは…！」と言うと同時に先に伊奈帆を撃ってるんだよな。酷い！　…しかし「何故か」当たらない。新葦原戦でのカームの被弾状況も、コクピット内のスレインの苦悩の様子を知らなければ「何故か」が付くような不自然なもの。

インクエッジ @02Curry

スレインに一発必中の腕前(なのか照準システムなのかは知らないが)があるのはその種子島戦で証明されたが、なればこそカームに放った連弾の無様さが「おかしく」みえる。わざわざ手前からドン、ドン、と地面に撃ち込み、それに反応したカームが「防禦姿勢をとったあと」に一発命中する。

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しかもカームに当てた弾は「なぜか」爆発せずにガインと弾かれるだけ。信管を止め、警告に余計に撃ってから当てるというスレインの精一杯の「手心」というワケで、伊奈帆からのスレインはハナから「憎い敵」だが、一方スレインからしたら地球のカタフラクトは「敵か味方か決めかねる存在」だった。

インクエッジ @02Curry

「あなたは…！」 伊奈帆に撃ち落とされた「あと」に「あなたは僕の敵ですか！？」と叫んだのがスレイン。砲口を向け発砲すれどもその時点では新葦原戦時のメンタリティのまま「当てる気はなかった」のなら、あの至近距離で伊奈帆機に「当たらなかった」という事実が彼の道理を証明することになる。