夏のはなし。

pe-ko @Peko8_m

花火が終わって、お互いの気持ちがわかって、ドキドキしたまま、部屋で2人きりになって…どうしたらいいか、わからない。部屋に置いてある並んだ椅子にも無駄に1人分空けて座ったり「いつものお前らしくないんやけど、緊張してるん？」「緊張してない」って言うけど、そんなことは建前でしかなくて。

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「じゃあ、なんで離れて座ってんの？」って距離を縮められて、思わず立ち上がる。亮ちゃんと両思いで、嬉しいはずなのに、どうしたらイイかわからない。いつもだったら気軽に触れられた亮ちゃんの頭、頬っぺた、肩、腕、手…。なのに、今は何故かドキドキして、触れたらどうにかなってしまう気がして。

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気軽に触れられない気がしてしまう。今までは普通に出来たことさえ出来ないくらいに。ねぇ？亮ちゃんは2人きりで、ドキドキしてないの？って聞けるわけもなく「なぁ、そういえばさ。俺ちゃんとお前に好きだって言われてないんやけどなぁ。俺の勘違いやったかな？」とか私の気持ち知ってて言ってくる。

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「好きだよ。だから、亮ちゃんに好きだってドキドキし過ぎて、おかしくなりそう」って言ったら「どんだけドキドキしとるか確かめてえぇ？」って椅子に座ったままの亮ちゃんが私の腰に手を回して引き寄せて、胸に耳を当ててくる「ドキドキし過ぎ。これから、もっとドキドキさせなあかんのに平気かぁ？」

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って彼女には言ったけど、ドキドキしてあかんのは俺も同じで、引き寄せて抱きしめて、彼女の柔らかな左胸に耳を当てる。あっ…やっぱり。俺の想像してた通り、こいつ胸あるやんとか。いろんな今までボンヤリとしてたこいつへの想像が合致し始めて。なんか、そろそろ、俺の我慢も限界やなぁ…とか思う。

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「ごめん、俺…我慢の限界」花火の時とは違う長めのキスをしたりしながら、シャツを下着を…上から脱がせてく「いや…ちょっと待って。亮ちゃん。本当恥ずかしい」「待たんよ。だって、お前、俺とこういうことしたかったんやろ？」「違う。そんなんじゃ…」「でも、お互い様やろ」「もう…」そのあとは

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いやらしい姿の彼女にますます理性が崩れる音が部屋に響くいやらしい音と一緒に俺の中で響く「なぁ、ここがええの？」「や…ん。亮ちゃ…んー」少し照れて赤らんだ顔に目を潤ませて、そんな顔でみんなよ。ますます止まらん。って俺の思うように抱いて、それに答えようとするあいつが可愛くてたまらん。

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「なぁ、亮ちゃんやなくて、亮って呼んでや」俺に抱きついた状態の彼女の耳元で言うと「亮…。亮、好きだよ。私を好きになってくれてありがとう」ってあいつが耳元で俺に言う「俺もやから…」お互い満足行くまで。いつの間にか気がつくと朝で。隣で背を向けて寝てるあいつを引き寄せる「こっち向けよ」

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ん？なんかちゃう。ゴツいような…？「んー。なんやねんなぁ…」「え？あ？しょ、しょ…うちゃん？」確かに明け方、あいつが携帯が鳴って、起きたんは気づいたんやけど「お前、裸やん。どうかしたん？」ってニヤニヤ笑いながら、わかってて聞いてくる。 pic.twitter.com/aM8rrZBrhX

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「どうもしとらんよ」ってこんなかっこうで言っても意味ないんやろうけど「あいつなら、部屋戻ったで？」って章ちゃんに言われる。ったく、ホンマにさぁ一言くらい、言うて行けから戻れよ。寂しいやろ。夢の中から、一気に現実に引き戻された変な感覚… pic.twitter.com/BDGtSSiRVv

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携帯を見たらLINEが入っとって“章ちゃんが部屋にこっちの戻るようなので、部屋に戻ります”章ちゃんが原因か…と思って、疎ましく見てしまう「ん？どうした」「どうもせんよ」そのあと、皆で朝ごはんの時、昨日と違ってちゃんと俺の隣でいつも通りに、世話を焼くあいつ。ただ、唯一違うとしたら、

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あいつの俺の呼び方が「亮」だったことくらいで。あん時言うたん覚えてたんかって思うと嬉しい。早速、章ちゃんに「あれぇ？呼び方ちゃうな。やっぱり、なんかあったんや2人」って冷やかされる「まんまとはめられたわ」でも、今は章ちゃんに感謝やな。 pic.twitter.com/b3DwFrLTJy

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