小野昌弘氏の「放射能恐怖という民主政治の毒」を読んで 高嶌さんの見解(2015.1.19)

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TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724

「また、被曝恐怖は、市井の人々と、 原発の技術者・労働者とのあいだに溝を作る。普通に人々が暮らしている場所での被曝(公衆被曝)に過剰なまでの恐怖を持っている人は、福島原発施設内で働 く原発技術者・労働者の被曝問題に目を遣ることはできない。(続)

2015-01-19 21:27:13
TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724

(承前)原発で(法定限度内でも公衆と比べて)相当な被曝をしながら働いている人の目には、微々たる公衆被曝に大騒ぎしている人々は自分たちの存在を無視しているように映ろう。」

2015-01-19 21:27:26
TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724

→まず,上記のように,そもそも市民の抱く被曝恐怖が過剰かどうか自体が明確ではありませんので,この点を最初から措定する論理には問題があります。

2015-01-19 21:27:43
TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724

次に,被曝の危険性の強調が市民と原発技術者・労働者の間に溝を作るとの指摘については,一部でそのような感情を持つ労働者もおられるかもしれませんが,原発労働者の置かれた過酷な労働環境に照らせば,大事なのは,被曝に対する懸念が労働者の労働環境を改善する方向に働くかどうかだと思われます。

2015-01-19 21:28:48
TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724

この観点から見ますと, 被曝に対する市民の懸念は,被曝量の多い原発労働者には一層当てはまりますから,むしろ市民が懸念の声を上げることが,労働環境を改善する方向に働くはずです。

2015-01-19 21:29:32
TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724

懸念が過剰かどうかは別として,市民が被曝の危険性を懸念するからこそ,より一層被曝する労働者への懸念・心配の意識が生じると考えるのが自然ではないでしょうか。

2015-01-19 21:29:39
TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724

氏は,堀江邦夫著『原発ジプシー』等に表れた労働者の実態をご存じでしょうか。もちろん,私も情報でしか知らないのですが,何重にもわたる下請け,その結果としての中間搾取やずさんな線量管理など,通常の企業の労務管理では考えられない実態があります。

2015-01-19 21:30:11
TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724

福島の事故以前には,このような実態は多数の市民には隠されてきました。被曝への懸念が広まった現在では,ネット上にも,かなり実態があがってきています。

2015-01-19 21:30:30
TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724

実際に,労働者の多くは解雇等の不利益を避けるため自ら声が上げにくい立場にあることからすれば,むしろ被曝問題を,市民と原発労働者の間で連続するものとしてとらえることこそが重要であると考えますし,そのような方向でなければ労働環境の改善は図れないと思われます。

2015-01-19 21:30:51
TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724

「低線量放射線による障害について、科学的証拠に基づかずに、科学的検証不能な方向で危険を叫ぶことは、理性的な合意を妨げる(注:これがおばけの見分け方である)。」

2015-01-19 21:31:15
TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724

→氏の見解では,「低線量放射線」とは具体的にどの程度の線量を指すのでしょうか。また,上記分析からすれば,私見では,小野さん自身も,科学的証拠に基づかずに「放射能おばけ」を措定されているように思われますが,いかがでしょうか。

2015-01-19 21:31:47
TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724

論説(1)→bylines.news.yahoo.co.jp/onomasahiro/20… を素材とした検討は以上です。連ツイ失礼いたしました。

2015-01-19 21:33:14

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