西洋と東洋の視点

鍼灸師が鍼灸以外を考えてみるシリーズ。視点の違いについて。どっちが良いかではなく、違うアプローチが存在するってことで。いずれちゃんとした文章にする予定。。
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松本コウイチ(鍼灸師) @koichi2jp

便宜的に西洋と東洋で対比しますが、これも一癖も二癖もある概念であるのはいずれ言うとして、感覚的な話で言うと、西洋は平均値とし性能が表れるのに対し、東洋では低い方に引っ張られる。

2015-01-24 07:39:02
松本コウイチ(鍼灸師) @koichi2jp

長所も短所も同じ数字だとすれば他に比較して、得点をあげる方法は二つある。これが西洋ね。長所をあげたところで短所が評価基準になるとすると、まず短所をどうにかしなきゃって思う。これが東洋。

2015-01-24 07:42:11
松本コウイチ(鍼灸師) @koichi2jp

長所は自分ではよくわからない。自分では普通(当たり前)と認識されるから。未熟な人は「俺(だけは)すごい」と思う。そして世間知らずだと実は誰でもできること、できてもやらないことをできる、やっている、俺ってすごい。世の中わかってねぇなぁ〜となる。わかってないのは自分。

2015-01-24 07:46:06
松本コウイチ(鍼灸師) @koichi2jp

長所(自分の特性、徳性)を知るには他を知ることに徹すること。他の視点の助けを借りる(=客観性を養う)こと。個人なら本を読む、人に会う、旅に出る。組織や商品なら試行錯誤を高速で回すっていう方法。自分だけの視点から抜け出すことがいかに大事(または難しい)か。

2015-01-24 07:50:50
松本コウイチ(鍼灸師) @koichi2jp

社会性=客観視=反省であり、おもてなし、ビヘイビア(振る舞い)へと繋げられれば、成長っていうことになるでしょう。つまり標準より一歩抜け出す可能性が高まる。世間にいうおもてなしはサービスやマニュアルではないってことを確認しておくことは大切。明確に違いがわからないと成長できない(かも

2015-01-24 07:55:25
松本コウイチ(鍼灸師) @koichi2jp

東洋的な話で言うと、弱いところに引っ張られるというのが、ある意味では「和」を優先するから。二千円寄付したくとも周りが千円ならそっちに合わせる東洋と寄付できる人が決めれば?という西洋。答えからいうと情か理かってことなんですけどね。それを展開して思索してるわけですが。

2015-01-24 07:59:53
松本コウイチ(鍼灸師) @koichi2jp

内臓のことを五臓六腑って表現しますが、東洋医学はパーツで考えずに関係性(つまり和?)で考えます。調和、調整、バランスですね。弱いのを助けることが治療ルールでは優先になりますが、実はその前にどれが弱いかって客観視する作業を必要とします。痛いからツボに鍼じゃないのです。

2015-01-24 08:05:28
松本コウイチ(鍼灸師) @koichi2jp

治療の原則をもっと敷衍して考えれば、もっと系統だって判断や成長の秘訣になるかなって思っています。西洋的な分析じゃなくてね。それはきっと新しく感じてもらえる視点かもしれません。真理は同じで西洋も東洋もないのは承知してます。山頂が目的でも人により登りやすい道(東洋思想)が示せれば。

2015-01-24 08:08:59