病院で仕事をしていてもなお、介護って当事者目線で考えてなかった
- lucifer_af
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ほんの近所、せいぜい10m離れたお店や医院に出向くのだってすごい労力になる。ドアをくぐり、待ち時間を一緒に消費し、またドアをくぐらないといけない。その間、もちろん自宅のことは何もできない。犬に何かあっても手も足も出ない。こういう些細な事にかかるコストがとても厳しい
2014-12-23 11:09:29それがどんなに高価であっても、デリバリーはそのあたりの問題を解決してくれる。ドアをくぐらなくていい。待っている間にも自分の家の掃除とか、ちょっとしたことができる。この差は大きい。
2014-12-23 11:10:18人が衰えるのって、葉や幹ではなく、根っこの本当に細い毛一本一本がなくなってしまうような始まり方をするんだと思う。ちょっと手を伸ばせば手に入っていた何かが、とてつもなく遠くなる。逆に最初から覚悟を決めて出かけるときの距離感は、意外にそんなに変わらない
2014-12-23 11:11:51これからの高齢化、ひたすら高齢者が増え、足腰はそれなりに丈夫で歩けるにも関わらず、自分で何かを判断したり工程を遂行したりするのがおぼつかない人たちが増えていく状況だと、もはや街のお医者さんとして近所に開業しても、そこに行くコストが高すぎて身動きがとれなくなるんじゃないかと思う
2014-12-23 11:13:08救急車はそのあたり、デリバリーであるのだとも言える。高齢化が進むと、隣の医院に行くコストはとんでもなく高くなる。ところが救急車で大きな病院に行くコストは、高齢化する前と後とでそんなに変わらない。
2014-12-23 11:14:241クリックのコストが高くなっていくのが高齢化なんだとも言える。数クリックを1クリックに減らすのがサービスだけれど、これからたぶん、1でも高過ぎる人のほうが増えていく。1をゼロにできるサービスには未来がある。
2014-12-23 11:15:49マクドナルドやヨーカドー、最近だとガストも宅配を始めた。これから認知症になる人に、そうなる前に「お腹が空いたらここに電話」という動作を刷り込むことができれば、そのサービスはバスに間に合う。そうなってからどれだけ簡単な手順を準備しても、認知症の人はそれを習得できない
2014-12-23 11:17:21マクドナルドの宅配なんかはある意味、認知力の低下したお年寄りに、お腹が空いたらマクドナルドに電話、という生活習慣を今から5年以内に根付かせてみようという試みでもある。成功するとこれからきっと、安定した収益が得られるだろうし、一人暮らしの高齢者の命綱にもなるだろうし
2014-12-23 11:18:52たとえごく近所にクリニックがあったとしても、ほんの10mを迷わず歩けることが保証できないのなら、家族としては付き添わざるをえない。認知力の低下と個人の信頼感の低下ってよく似ていて。じゃあ一切の行動が信頼できない人と同居するのはどういう状況かといえば、もう大変なんてもんじゃなくて
2014-12-23 11:21:36「病院が来い」ってニコ動のタグにあるけれど、あれは最近リアルにそう思う。往診呼ぶのって当たり前のように高コストだけれど、それでも家の仕事を全部放り出してドアをくぐって付き添うコストを考えると、大抵の人が「引きあう」と考えるような気がする
2014-12-23 11:28:00@medtoolz 在宅にシフトし始めている、って言われてしばらく経ちますけど、在宅看護とセットで往診以外のケースってあんまり聞かないですよね。往診限定医とかいたらいたで大変そうですけど。
2014-12-23 11:45:45なんというか、高齢化というのは、ちょっと診てもらうというその「ちょっと」のコストがひたすら上昇する一方で、最初から一日潰す覚悟で大病院を受診するのに必要なコストはそんなに変わらない。そこでワンストップで問題が解決するのなら、むしろ安価ですらある。
2014-12-23 11:30:59そういう意味でたぶん、「病院が来る」サービスと、「そこで1日で全部できる」サービスは、これから伸びていく。いわゆる的な街のお医者さんという商業形態は、実はもっとずっと若い世代の人達に向けたやり方だった
2014-12-23 11:32:17医療モールにデイサービスくっつけるといいんじゃないかと思う。あれだと送り迎えに介護保険が使えるし。行って受診して、サービスにあずけて結果が出るまで外で買い物をする時間も作れるし。
2014-12-23 11:33:23それは本来救急病院には想定されていない機能だけれど、分からないからとりあえず救急車を呼んで、とにかく頭から爪先まで全部CT切って採血もして、いわば「重た目の健康診断」を期待している家族ってきっと今ものすごい割合で増えている
2014-12-23 11:35:00自宅の事例でしか判断できないけれど、認知力の低下したお年寄りがなにかやらかすのって、自分はまだまだなんでもできるという慢心ではなく、同居している若い人にできるだけ迷惑を掛けたくないという遠慮が動機になっている気がする。良かれという思いだから絶対やめない。良心てろくでもない
2014-12-23 11:38:10ディクシー・フラットラインとか、銀の三角のエロキュスとか、認知症ってこう、それまで習得してきたことはある程度再現できるけれど、新しい何かをこれから修得することが難しくなる。そうなる前に有益な生活動作をどれだけ積み込んでおけるのかでその後の生活がずいぶん変わる
2014-12-23 11:42:22あらゆる物事を召使に任せ、自分では何一つできない、やる必要のない暮らしをしていた誰かは、実は高齢化しても困らないんじゃないかと思う。「誰かに任せる」というスキルセットが身についているから、施設に入っても矛盾なく任せられるだろうし
2014-12-23 11:43:34Amazon を使ったことのない高齢者が今からAmazon を使いこなすのは難しい。でも大昔に近所の酒屋さんが御用聞きに来た経験を持っている人なら、そういうサービスを使っていろんな物が買えるかもしれない。
2014-12-23 11:45:55デリバリーのサービスって店舗コストをすごく安くできる。それこそクロネコヤマトあたりは誰がどこに住んでいてどのぐらいの年齢なのか、ほとんど把握しているんだろうし、売る側と運ぶ側との力関係がこれから逆転するのかもしれない
2014-12-23 11:47:29「デイサービスをテナントに入れた大規模ショッピングモール」の中に、テナントとして病院が入れば、高齢者相手の内科とかだったら行けるんじゃないかと思う。ご家族の動作線として、もうそこしか選択肢ないだろうし
2014-12-23 11:57:48