【第二回】星座物語祭【まとめ】

sodaame【#140字小説】 @sodaame140

星の海をゆっくりと進む 闇は船を押し出すように流れていく 光はいつか消えたもので幻想のありかを唄う 遠くに見えた彗星は過去の栄光を示すもので 時間は止まらず相対的に私は遅れてみえる 街灯は白いまま 点滅する

上出 @_kamiide

きみの物語をはじめようか。そう言ったあなたは、ふわりと私に手を伸ばしました。包み込むようなあたたかさに、あぁ、これが星の温度なのだと目をつむると、私は落ちてゆくように夜へと生まれた。 #星座物語

🌺愛日花 aska🌸Angela🌹 @megami_hohoemi

愛は宇宙の薔薇の十字架 星雲の中、旋回する星の光と音 燃える健気な命 その煌めく小さなまばゆい命の光 愛とロマン、それは永遠 #４時 #星座物語 pic.twitter.com/RdKOJJ7uHV

拡大

糸雨 @kirisame_s

つぶやきが静かに流されて先に言ってもあとの祭り。 見えない星ふる。はずだったもの。 もう誰かの星になる。 #星座物語

ゆきむら @ginkenbunko

私は少女の姿をした星座 あなたがそう決めたから 私は地上のあなたを見守る星座 あなたが見上げるから 気持ちを伝えたい 彗星を捕まえて託す 数万光年先のあなたへ 恋文は届くだろうか あなたが土に還るまでに #星座物語

ゆきむら @ginkenbunko

僕の想いは必ず届くだろう エッジワース・カイパーベルトを潜り抜け 君が生きる星へ 君が生きる時代へ 君が穏やかな眠りについたとしても 魂は輪廻する オールトの雲より生まれる彗星のように 巡り巡って出逢うのだ そして伝わるだろう 君が好きだ #星座物語

ゆきむら @ginkenbunko

満つる月の明るさに劣らぬ星の輝き 金剛石のように凛としてうつくしく 冬の天蓋を彩る 幾億光年の彼方から届く光の 途方もない悠久 その孤高の瞬きにうちふるえる あの一粒にでもなれたらと願い おこがましい祈りだと嗤う 重力に縛られて地をゆく己がなれるはずもない #星座物語

ゆきむら @ginkenbunko

金平糖みたいな星屑を一握りする どんな味かと口中に放り込み はき出す 舌で転がす星は魂の味がした #星座物語

ゆきむら @ginkenbunko

オールトの雲 流星の生まれいずるところ 旅人の舟は 星の海に尾をひく うつくしい軌跡を追って 次なる旅人が櫂をおろす #星座物語

糸雨 @kirisame_s

星の見えない夜にも 変わらずそこに いてくれる人。 見守りあっている。 と、信じている。 #星座物語 #心が届く実験

廃泥 @drmizu_she

・眠れないまま午前2時、なんとなく虚しくなって涙を落とすと、冷えた布団の上でコロンと転った・生まれたばかりの光は弱々しく暗い部屋に浮かんで、今にも溶けてしまいそう・ベランダに咲いていた花の蕾の中に隠した ・私なりの #星の飼い方