あれ、星のちびっ子だよ。朝っぱらから物干し台に張りついてるなんて、昨夜の雨でおっちょこちょいが流れて落ちたかね。まあ、か細い声で泣いて泣いて。ようしよし、可哀想だけど晩までお待ちな。今夜倅に送らせようね。丁度天の幔幕を洗って届ける事になってるのさ。銀河広場でいいやね。 #星座物語
2014-06-26 13:59:36ひろばにはひとがあつまっていた
天上は六月ばかりは大忙し。あちこちで井戸浚いが始まるのだ。泥水を掻い出すのが嬉しくて、天の子たちは大はしゃぎ。おべべが汚れても銀河へ飛び込めば平気。ばしゃんばしゃん!星が飛び散る。浚えた水は時々ざあっとこぼすので、人の世界は六月ばかりは雨続き。ほら、又降って来た! #星座物語
2014-06-26 22:03:45おとこのこがひとり
せっせと雨を紡ぎましょう。沢山ほしい銀の糸、雲の広場に集まって湧き出る雨の源を指に掬って紡ぎましょう。銀河で生れた星々を糸に束ねておくのです。何も分らぬ赤ん坊がはぐれて下界へ落ちぬ為。雨の季節が明けたなら銀の鋏で糸を切り若鮎の様な星の子を銀河に帰してやりましょう。 #星座物語
2014-06-26 23:03:48あめをよんでいた
少しずつ少しずつ星が増えて 嬉しさの流れ星 光に気づかれなければ なにもないのと同じこと つかまえたら離したくないと 握る指が痛くなる 肩のチカラ抜いて空をあおごう #星座物語 #twpoem
2014-06-26 21:30:40降りそうで降らない雨が いけない。 空も、花も、わたしの心も、 変わりやすい季節に 降りそうで降らない雨が 恋しい。 変わりに星が降ればいい。 紫陽花型の星がいい。 #窓枠水槽 #星座物語 #夏色少女 #4時 pic.twitter.com/zcuEID4TqW
2014-06-27 16:35:06曇っている夜。誰もいない静かな頃合いがいい。用意するバケツは深めだと効果的だ。なみなみと水を張る。揺らしながらじっと見つめる。時々雲と雲の切れ間から差した光が、波立つ水面で鋭くきらめくだろう。そうしたらさっと目を閉じれば良い。暗がりの中に白い影となって明滅するだろう。#星の飼い方
2014-06-28 17:15:22きらめきをみちしるべに
闇夜に星が輝く限り 続いていく物語があって、 結末は見えないけれど 確かに遠くに終わりが存在する。 無限に続くような気がして 命の儚さを思い知り、 そんな途方もないことを考えつつ、 僕たちはこの物語の続きを 星のささやきを聴きながら ゆっくり読み進めていくんだ。 #星座物語
2014-06-29 00:51:27第三章 星座物語祭
あめがふっている
【お祭り企画】第二回星座物語祭。概要:星にまつわる文章(詩、短歌、俳句、都々逸含む)の投稿企画。媒体:文字、絵、写真。条件:作品内に星の要素を入れること。お題:「雨」タグ: #星座物語 日時:6/30 21:00
2014-06-29 07:15:04とんでいるあかり
見上げても真暗な空しか見えない僕に 君は素敵なグラスをくれた #星物語 #短歌 pic.twitter.com/6ZwyWqNhYY
2014-06-29 21:19:05