ゲルリヒ砲、口径漸減砲身「そのもの」に初速向上効果はあるのか?
@Jagdchiha うーん……例えば,PaK41の場合,75mm→55mmに内径が漸減して,断面積は約半分になるわけですが,それに見合うほど腔圧が(砲腔内径を絞っただけで)上がるものなのか,ちゃんと示してる文献を見たことがないんですよねぇ……
2015-02-01 01:42:19.@tsaoki 更には使用する砲弾の違いもありそうです 比重の重いタングステンで7.5cmそのまま作ってしまうととてつもなく重くて実用的な初速すら出ないので、大きな装弾筒をつけ弾芯を小径にし途中で絞ることで空気抵抗を減らす、結果質量は軽いが比重が重い射弾が得られる、という性質が
2015-02-01 01:47:33@Jagdchiha 別の角度からの話になりますけど,PaK40とPak41の砲口エネルギーを以前に比較したことがあって,投射体(? 砲口から出て飛んでいく部分)が軽い分,砲口エネルギーはPaK41の方が小さいようでした.(続く)
2015-02-01 01:48:02PaK41の腔圧曲線…独軍のことだから絶対残してると思うんですけど、見たような見なかったような…
2015-02-01 01:58:51@Jagdchiha (続き)砲身はPaK41の方が長いですから,平均腔圧はPaK41の方が小さい,という結果になって,あれれ……と思ったことがあるのです.(続く)
2015-02-01 01:51:51@Jagdchiha (続き)PaK41の話を一般化するのは危険なんですけど,ゲルリッヒ砲の貫徹力が高いのは,単にAPCRとしての効果だけであって,口径漸減は全然効いてないんじゃないかな……というのが根本的な疑問なのです.定量的なデータが出てこなくてすみません(この項おわり)
2015-02-01 01:53:45いやはや、分かってたようなつもりだったゲルリヒ砲がまた霞の奥へ引っ込んじゃった感じですねえ 利点とはなんだったんでしょう、少なくとも通常の円筒砲身からAPCRで同じ初速を出したとしても、大径で巨大な装弾筒が空気抵抗になるのは間違いなく、この点英軍がAPDSへ進んだことからも明らか
2015-02-01 02:02:29@Jagdchiha そうですそうです.ゲルリッヒ砲の口径漸減というのは,APDSのようにサボを分離する代わりに,サボに相当する部分を細くつぶすだけのものであって,腔圧が高まって云々というのは迷信なんじゃないか……と私は内心思っているのです.
2015-02-01 02:06:43かつ、「砲口先端まで効率的に加速できる」は言い換えれば「必要な初速までより短い砲身で加速できるので軽い」としていいのかしら 更には「通常の円筒砲身より絞った分軽量に出来る」というのは、腔圧が保たれる分肉厚になって変わらない…?
2015-02-01 02:05:53まて、まて、そこで同じ発想をやってる英軍のリトルジョンアダプタを見るべきだ あれは40mm 2pdr砲の砲口に円錐形のアタッチメントをつけることで急激に絞ってるわけですけど、あれでは腔圧は上がりようがない 初速を増すアタッチメントではありえないんだ
2015-02-01 02:12:34となればあのアタッチメントの仕事といえば、テーパーボア用APCR弾頭の直径を絞る、ただそれだけなのでは…?
2015-02-01 02:13:25なんだかとてもラジカルな結論にたどり着いてしまいましたけど、でもこれでリトルジョンアダプタの不可解さは説明できてしまったような、出来てないような…
2015-02-01 02:16:25【要検証】この議論は資料を基に検証しなおさねばなりません【マユツバ】