第2回 気象サイエンスカフェ in かごしま(2015/1/31)~ 鹿児島大学から宇宙へ挑戦 ~こまんか気象衛星のわっぜか夢
お客さん「寒い!」 西尾「ほかに・・・小牧さん、だれか自由にあててください」 お客さん「無重力で、みんなの夢がある!」 西尾「あっ、すばらしいですね」 お客さん子供「広い」 西尾「あっ!いいですね」 お客さん「暗い」 西尾「そうですね!!」
2015-01-31 16:28:22西尾「いろいろと答えが出ましたが・・・ 宇宙のイメージ、こんなものありませんか? 『真空』真空といいますが、わずかに空気はあるので、完全に真空ではないんですね。 『真っ暗』ある程度、高いところに行くと、空の青さがなくなるので、暗くなっていきます」
2015-01-31 16:29:48西尾「『無重力』実は、地球の重力は月までも及ぶんですね。完全に無重力ではありません。 あと、放射線がいっぱいあります。太陽の影響です。 それから、人工衛星やチリ、ホコリ、星のカケラなど、たくさんのごみがあります」
2015-01-31 16:31:11西尾「地球の近くの宇宙は太陽の影響を大きく受けています。太陽は活動によって明るくなったり、暗くなったりしています。11年ぐらいの周期です。そして、光だけでなく、X線、紫外線、電波などいろんなものを出しています。」
2015-01-31 16:32:27西尾「太陽の紫外線が強いと地球の空気が膨らんで、弱いと地球の空気は縮みます。 それから、太陽は桜島のようにドカンと爆発することがあるんです。この爆発が起きると、強い放射線を伴った風を起こします。」
2015-01-31 16:33:32西尾「こちらは、太陽に近づいたラブジョイ彗星の動画です。太陽に近づくと、大きなホウキ(尾)を引いていますが、このホウキが太陽の外側に、桜島の噴煙と同じように流されていますね。これが太陽の外側に出ている風がある証拠です」
2015-01-31 16:35:23西尾「これは、アメリカで開発されているスペースシップです。これで3分間だけ宇宙に行くことができます。カップラーメンの時間ですね(笑) 2000万円もかかりますが、たくさんの応募者がいます」
2015-01-31 16:37:10西尾「現在、開発中ですが、宇宙飛行士の方が亡くなる事故を起こしたので、現在、原因をしらべるために一時的にプロジェクトがストップしています。」
2015-01-31 16:38:02西尾「昔は海外旅行に行くのも大変でしたが、今は楽になりましたね。宇宙にもそんな時代が来るかもしれません。 それから、宇宙にも宅配便があるんですよ。日本のこうのとり、アメリカのドラゴンなど、国際宇宙ステーションに荷物を運ぶ人工衛星があります」
2015-01-31 16:39:09西尾「30年後の宇宙観光はこうなっているかもしれません。地球をまわる人工衛星のホテルに泊まって、そこから月や地球から離れた場所におでかけする。30年後かどうかわかりませんが、そういう時代がくるかもしれません」
2015-01-31 16:40:13西尾「そのために、実はいろいろと課題があるんです。太陽が出す放射線です。電子装置がまちがった動きをしたり、ヒトの細胞を破壊したりするおそれがあります。国際宇宙ステーションには、1日で地球の半年分の放射線がやってきます」
2015-01-31 16:41:27西尾「それから、太陽の大爆発(スーパーフレア)が起こる可能性があります。実は屋久杉にも774年ごろにそういう痕跡が残っているんだそうですよ。こうした太陽の風・放射線は、発生してから半日から数日くらいで地球に届きます。この予兆をつかめたらいいですね。」
2015-01-31 16:43:22西尾「実は、天気予報と同じように、宇宙にもこうした予報が必要になってきているんです。予報があれば、宇宙ステーションの宇宙飛行士はシェルターなどに逃げることができますよね。なので、現在日本には、宇宙天気予報というものがあるんです。」
2015-01-31 16:44:29西尾「気象予報士のお二人も、さらに勉強して宇宙天気予報ができるとおもしろいかもしれませんね。近い将来、宇宙気象キャスターなんていうものがうまれるかもしれません」
2015-01-31 16:45:21