- dungeon03hen
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「僕はランスの人っていうんだ。ここで閻魔になるための試験を受けているんだよ。その...ニホンというのは、よくわからないけど、君たちの世界なのかな?」ランスの人と名乗った男が答えた。
2015-02-05 22:16:52「ランスの人!?それが名前!?」「もちろん本名じゃない。ダンジョンネームだよ 。君はホントに何も知らないんだね。」
2015-02-05 22:17:13ランスの人は話を続ける「そうだ、君にダンジョンネームを付けてあげるよ!えーっと...そうだな、いきなり外から突っ込んできたから、突っ込み男!君は突っ込み男だ!」
2015-02-05 22:17:55「突っ込み男...」男は繰り返す。(突っ込み男...)ランスの人が言った「それじゃあ、僕がいろいろ教えてあげるよ!突っ込み男!」
2015-02-05 22:18:21彼の人生の中で一度も見たことのない奇妙な姿...緑と黄緑の縞に、脱力感のある不思議な微笑みをたたえた顔...リーゼントの男は逃げながら今起きたことを頭のなかで整理する... pic.twitter.com/YPQUe21K3e
2015-02-05 22:20:11謎の屋台を見つけた男は、その中へと入っていった。屋台の入り口は何者かによって破壊され、外れた扉は壁に立て掛けられている。
2015-02-05 22:20:44カウンターといくつかの椅子があるだけの殺風景な店内...カウンターの奥には店長と思われる男がいた。リーゼントの男は店長に聞く。「ここに、妙な格好をした男が来なかったか?黒いジャージに鎧をつけた男だ。」
2015-02-05 22:21:16店長は落ち着きをはらって答える。「それだったら、ちょうどさっきまでそこにいたんだけどね。彼を追っているのかい?」「ああ、そうだ!ヤツに会って直接話さなきゃならねぇ!」リーゼントの男は荒っぽく答える。
2015-02-05 22:21:45「そうですか...なら連れていってあげますよ」リーゼントの男の意識が揺らぐ。店長の赤く光る瞳...そして気が付くと奇妙な土地にいた。
2015-02-05 22:22:05ギュンッ!風を切る音!そして、ドガン!壁が崩れる!なんという怪力の持ち主だろうか!その一撃でタワーオブスンの壁には彼が通れる大きさの穴が開いた。彼は中へと入る。
2015-02-05 22:23:22なぜ彼はダンジョンへ向かったのか?それは、彼の頭のなかで何者かの声が響いていたからだ。((やつらから逃げろ!!その奥に進むのじゃ!!もっと奥じゃ!))リーゼントの男は頭の中の声に従う。
2015-02-05 22:24:03まず、第一に、ここは、日本ではない。全くの異世界であるということだ。この建物はダンジョンと呼ばれ死んだ人が地獄へと行くときに通る道だ。
2015-02-05 22:25:43そして、ランスの人は、地獄とそこに繋がるダンジョン、タワーオブスンの閻魔の一族で、彼は今、閻魔の仕事を受け継ぐための試験の最中だというのだ。
2015-02-05 22:26:11「閻魔試験の内容は、ダンジョンを通って地獄へ行くことなんだ。地獄へと無事にたどり着ければ閻魔になれるんだ!」突っ込み男はランスの人の話を必死に聞き、理解しようと心がけた。
2015-02-05 22:26:33