自分自身を子供にぶつけてみること

千葉県浦安市の小学校教諭・塩崎義明さんのツイートをまとめました。
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しおちゃんマン @y_shiozaki

1) 4月4日(土)に東葛教組(千葉県)から、教師になったばかりの先生方対象の講座を依頼されました。 "学級開き" を中心に、ということでしたが、夢を壊すようなことを話してしまいそうで頭を悩ませています。

2015-02-11 11:12:22
しおちゃんマン @y_shiozaki

2) 教育の話、指導の話が、リアルであればあるほど話すのが難しいのはなぜか…。それは、『教育・指導は、想定外・失敗が前提の行為』だからです。んっ?誤解を与えそうだなぁ……。もう少し詳しく……。

2015-02-11 11:12:33
しおちゃんマン @y_shiozaki

3) 教育は、人と人との間でなされる行為ですから想定通りに進むはずがありません。いや、想定通りに進むのは(進んでいるように見えるのは) "調教" であって "指導" ではない……。「失敗」の繰り返しそのものが指導であり、教育であるべきだと考えています。

2015-02-11 11:12:46
しおちゃんマン @y_shiozaki

4) ゆえに、自称名人の「うまくいった話」など信用しないことにしています。それは「教師にとって都合良くいった話」であって、感動的な話なども教師が感動しているにすぎないことが多いからです。(全てではないとは思いますが……)

2015-02-11 11:13:00
しおちゃんマン @y_shiozaki

5) 想定外の出来事に対応経験の少ない若手は当然失敗(うっかりミスや見逃し、思い通りに動かせない 等々)が多くなります。しかし、悩みながらも、それでも真摯に子どもと向き合うと、子どもとの間に化学反応的な『教育力』が発生します。

2015-02-11 11:13:10
しおちゃんマン @y_shiozaki

6) 見た目はグチャグチャだったりいつも頭を抱えている教師の姿があるわけですが、立派に『教育・指導』として成立していることが多いのです。うまくいかなかった学級の子どもとのつきあいが長かったり、忘れられない子は、うまくいかなかった子どもだったりするのはそのためです。

2015-02-11 11:13:33
しおちゃんマン @y_shiozaki

7) 問題は、今の現場が "見た目重視" だったり、教師の「失敗」の "許され度" が、かなり低かったりすること。小さな失敗でも大きな責任が問われ、「こういう失敗をする人」という烙印を押されるのではないかという恐怖度も高い……。

2015-02-11 11:13:49
しおちゃんマン @y_shiozaki

8) 大切なのは、「失敗」や見た目にこだわらず、自分自身を子どもにぶつけてみること…、子どもの事情こそ大切にすること。そのために、子どもから聴き取ることを第一に優先すること。そして、「失敗しないこと」「見た目を要求する」ことに対して断固として闘うこと。

2015-02-11 11:13:59
しおちゃんマン @y_shiozaki

9) 以上のような考え方をベースにして、実践的・具体的に、わかりやすく話をしないと……。よし、資料づくりを始めます。

2015-02-11 11:14:11
しおちゃんマン @y_shiozaki

「学び」はどんな "つながり" を生み出すのかという視点が良い。課題は、「学び」とは何か。 "つながり" とはなにか。また、生み出す "「学び」時" に、 "学び集団" を組織することは必要か。

2015-02-11 13:10:15
しおちゃんマン @y_shiozaki

ご老人やこどもたちに対して、私たちはもっとゆっくり話すべきだと思ってます。それぞれの理由で、私たちの話は速すぎると感じています。

2015-02-11 17:30:00
しおちゃんマン @y_shiozaki

子どもは早口のようで、実はそうではないのです。言葉がこぼれているだけで、文章としてのメッセージではないことが多いです。

2015-02-11 17:32:48

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