宇宙太陽光発電に関するあれこれ2015年2月
- kirikuzudo
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2015年2月15日:放送内容|TBSテレビ:夢の扉+
宇宙に発電所を作れ!~高度36,000kmから地球へ“無限のクリーンエネルギー”を送る“宇宙太陽光発電”
ドリームメーカー:京都大学 生存圏研究所 教授/篠原真毅さん
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20150215.html
宇宙太陽光発電には批判が多いけど、僕から見るとほとんどの批判が反論可能なので、根本的な問題点は見当たらない。
2015-02-15 18:42:46批判ではないですけど、保守、送電(と信頼性)、建設コスト、等々。素朴な疑問は色々です。RT @ohnuki_tsuyoshi 宇宙太陽光発電には批判が多いけど、僕から見るとほとんどの批判が反論可能なので、根本的な問題点は見当たらない。
2015-02-15 18:53:02@ohiratec_mega 問題点がたくさんあるから実現してないわけで、そこは当然のことですよね。重要なのは「原理的におかしい」「合理的でない」というところがあるかだと思います。
2015-02-15 18:55:44僕は大規模太陽光なら、アクセスの難しい宇宙より砂漠に設置するほうが現実的だと思っているので、宇宙太陽光にリソースを注ぎ込むのにいまいち賛成しかねるんです。RT @ohnuki_tsuyoshi 問題点がたくさんあるから実現してないわけで、そこは当然のことですよね。重要なのは「原理
2015-02-15 18:57:58@ohiratec_mega 比較の問題だと思います。宇宙でも砂漠でも「じゃあやればいいじゃん」という話で、どっちも現実になってませんから、どっちもダメとも言えます。
2015-02-15 18:59:46@ohiratec_mega 両方進めていって、どちらかでも目処が立てば良いと思いますし、両方実現したらコスト比較で考えれば良いと思います。あるいは、併用が良いかもしれませんし。
2015-02-15 19:03:27よく宇宙太陽光発電への批判で言われる「打ち上げコストが1/100に下がらないとペイしない」というのがあるが、それはNASAの1970年代の検討結果。スペースシャトルで1/10に、重量級の次世代スペースシャトルで1/100にすることを狙っていたが、実現しなかった。
2015-02-15 19:09:43で、その後も宇宙太陽光発電の研究者は「打ち上げコストが下がればペイします」と言い続けているわけだが、それではいつまで経っても宇宙太陽光発電は実現しない。悪く言えば、いつまでもできない口実を掲げながら、研究を続けられることになる。
2015-02-15 19:12:24どうやって打ち上げコスト下げるかだよね。これについては某ロケットの大家と議論したけど、なかなかこう、見通しが立たないんだよね。燃料だけでなく材料の限界で、比推力やコストダウンの制約から逃れられない。宇宙エレベータってのがあるけど、これまた実現は目途が立たない。
2015-02-15 19:15:21で、三菱重工の検討チームの説明を聞いてきた。彼らはロケットメーカー。価格を1/100にしろと言えば、社内から怒られる。ではいくらまでなら下げられるか?実際、H-IIIはH-IIの1/4の価格。大量生産でH-IIBクラスを10億円、が現実的な限界か。
2015-02-15 19:16:11故障した時にどうやって修理する?ロボット?宇宙飛行士が都度飛んでいく?陸上みたいに風雨雪こそないけど、温度変化はキビシイし、太陽フレアもあるよね。
2015-02-15 19:18:01では、現実に可能なロケットでペイする宇宙太陽光発電をするにはどうしたら良いか?答えは簡単。ロケットの価格が1/10までしか下がらないなら、衛星の重量を1/10に下げれば良い。エレクトロニクスの小型化も、1970年代からはずっと進んでいるのだから。
2015-02-15 19:19:15で、さっきの夢の扉の終盤に出てきた、発送電一体パネルの薄型化の話になる。NASAの検討では巨大な発電パネルと送電ユニットをケーブルで結んでいたが、一体化すれば軽くなる。それを薄くすれば、さらに軽くなる。
2015-02-15 19:22:20三菱重工の試算だと、軽量化した宇宙太陽光発電衛星の案は、30万kwで6000億円(多少記憶違いあるかも)。これは高速増殖炉もんじゅと同程度。プロトタイプとしては現実的な計画に納まった。
2015-02-15 19:25:32