《福島県の「地域シンポジウム」で語られる「福島」のイメージは、現代の一般的な「福島県」の生活から遊離している》

自己ツイートをまとめました。 2015年2月3日開催された 「地域シンポジウム 福島県伊達市霊山町から 第二回」の内容の導入部を見て、 感じたことをツイートしました。
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第二回シンポジウム主催団体
一般社団法人 日本サイエンスコミュニケーション協会
https://www.sciencecommunication.jp/

2015年2月3日開催
地域シンポジウム 福島県伊達市霊山町から
第二回地域シンポジウム「出荷制限値100Bq/kgは厳守しつつ地元民の目安としての摂取制限値の提案」
概要・登壇者プロフィール
http://dr-urashima.jp/fukushima/index2.html#1

実施レポート
『女性自身』3月3日号の掲載記事について
地域メディエーター  半谷輝己
http://dr-urashima.jp/fukushima/report2.html

(第2回シンポジウムに関する記事)
JB PRESS
世界で最も食文化が進化し始めた福島
美味しさと安全の追求で新しい価値観が被災地から生まれつつある
2015.02.18(水) 越智 小枝
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42929

宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

『女性自身』3月3日号の掲載記事について 半谷輝己 dr-urashima.jp/fukushima/repo… 主催団体 日本サイエンスコミュニケーション協会 のイベントなのに、主催団体ではなく、半谷氏個人の反論文章が掲載されている。不自然極まりない形。

2015-02-18 21:23:26
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

何か引っかかるなあ、と思っていたのだが。福島県の県北地区で「毎年イノシシ鍋を食べる」という食習慣は、そんなに広がってなかったよ。イノハナご飯だって、食べない家が多かった。もらったら食べる、程度だった。 第二回地域シンポジウム youtube.com/watch?v=rrpY2b…

2015-02-18 23:00:13
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

ところが、県中地区である田村市で生活する半谷氏が、 あたかも「福島」全域で頻繁に食されていたかのように、出席者に語る。 いろんな地区と県外・国外から参加してきた人たちには、 半谷氏が語る「大事な食習慣」が事実かどうかを確かめる術もない。 @karitoshi2011

2015-02-18 23:03:35
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

福島県の県北地区の一戸建て、畑つきで生活してきた人たちにとって重要な「食習慣」は、半谷氏が主張しているものとはかなり違うものだ。 自家製の野菜や食物を、近所や親戚におすそ分けする。すると、相手からも何かがおすそ分けされる。その際のやり取りだよ。 @karitoshi2011

2015-02-18 23:06:50
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

私が生活した記憶では、双葉町やその周辺も、一戸建てで畑もあるような世帯では、似たような食習慣だった。もちろん、狩猟免許を持つ人がイノシシを獲ってくることもあるが、「どうしても年に数回イノシシ鍋を食べないと気がすまない」人というのは、ごく少数だ。 @karitoshi2011

2015-02-18 23:11:51
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

イノシシ肉を好んで食べる人は少なく、できるなら牛肉、というのが基本的な食習慣だった。 双葉町の「焼肉ソウル」でも大熊町の「ハリマドライブイン」でも、イノシシ肉のメニューは記憶にない。県北地区のメニューにも、記憶にない。 @karitoshi2011

2015-02-18 23:16:28
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

つまり、 第二回地域シンポジウム「出荷制限値100Bq/kgは厳守しつつ地元民の目安としての摂取制限値の提案」 youtube.com/watch?v=rrpY2b… で、半谷氏が語っているのは、あまり一般的とは言えない「福島」のイメージなのだ。 @karitoshi2011

2015-02-18 23:18:31
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

イノシシ肉に関しては、昔からの食習慣と言うよりもむしろ、害獣駆除や地域の名産品作りの観点から、意識的な食用の宣伝がなされることが多かった。 イノハナなど野生のキノコの炊き込みご飯に関しては、地域のイベントなどで売っていたら買う人もいた、程度だ。 @karitoshi2011

2015-02-18 23:27:16
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

ちょっと、場所を変えてこのイベントを開催することを空想してみよう。 福島駅にも、郡山駅にも、この程度の人数を集めた上に、多くの通行人が見ながら通過または参加できるスペースは存在する。そこでこのイベントを開催したら、どうなっただろう? @karitoshi2011

2015-02-18 23:29:41
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

それも、311が起きなかった前提で、イノシシ鍋やイノハナご飯を提供したら、と考えてみよう。おそらく通行人の多くはこう反応しながら通り過ぎただろう。 「珍しいものを売ってるけど、特別食べたいとは思わないなあ」と。 少数の高齢者が「懐かしい」と反応する @karitoshi2011

2015-02-18 23:32:30
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

「ノスタルジーとは、ありえなかった過去の全体性への回帰だ」という表現を読んだ記憶があるのだが、このイベントで語られる「福島の食卓」は、『美味しんぼ』と比べても、あまりにも希少なものだ。「イノシシ鍋とイノハナご飯が同時に並ぶ食卓」は、私の記憶にはない。@karitoshi2011

2015-02-18 23:36:19
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

この項をまとめる。 第二回地域シンポジウム「出荷制限値100Bq/kgは厳守しつつ地元民の目安としての摂取制限値の提案」は、 あまり一般的でない、そして現代的でもない「福島」を想定した内容になっている。 もっと一般的な題材で語るのが適切だろう。 @karitoshi2011

2015-02-18 23:39:23

地域シンポジウム
福島県伊達市霊山町から
第1回
チェルノブイリ組織バンク所長の
ジェリー・トーマス先生と対話してみよう!
甲状腺検査って何ですか

概要・登壇者プロフィール
http://dr-urashima.jp/fukushima/index.html

シンポジウム
第一回主催者
家族のリスクマネジメント勉強会
http://k-rm.net/

家族のリスクマネジメント勉強会とは
http://k-rm.net/about.html

地域シンポジウム
第一回実施レポート

地域シンポジウムをコーディネートして
地域メディアエーター 半谷輝己
http://dr-urashima.jp/fukushima/report.html