Kazuya Takagi(@kazuya999)氏によるアイドルグループ『PIP』オリジナル曲制作秘話

Kazuya Takagi @kazuya999

【ひとりごと・1】いまさらですが、PIPのオリジナル曲のうち2曲を担当させていただきました。今まで黙っていましたが、ファンの方数名からもフォローもされ、どうしようかと思い、ひとりごととして簡単に制作秘話みたいなのを書いてみようと思います。少しの間、お付き合い下さい。

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【ひとりごと・2】そもそものきっかけは、ある日のニコ生でした。大人の都合で、挨拶以外の音声はありませんでした。数十分間、歌い踊っていても、音がないから何も面白くない。こんなことが続くのはどうなのかな・・・と。ならば自分が何か役に立てないか、と思ったのが始まりでした。

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【ひとりごと・3】自分は依頼されたわけではないので、ある意味ハードルは高い。結果が必要だし。作曲は出来るけど、アイドルには書いたこともないし、そもそもアイドルには無縁の中で生きてきたので、関する知識は何もない。とりあえず、仮デモを濱野さんにメールしたのでありました。

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【ひとりごと・4】ありがたいことに完成形を作ってみて欲しいとのことでしたので制作を進めることにしましたが、方向性等については悩みました。濱野さんに相談しましたが、気にしなくていいとのことでしたのでcheebowさんやsweetbuckさんと被らない方向で曲を作ることにしました。

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【ひとりごと・5】「選ばれたから」は、もともとPOPな曲でした。でも、あまりにもインパクトが低かったので、どうしようかと思っていたら、当時、濱野舞衣香さん(まいち)がギターをやりたいとか、PIPでバンドをやりたい、と言っていたので →

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【ひとりごと・6】→ 将来的にやるやらないはともかく、その方向(バンド)で作ってみようと。ある程度の初心者でも出来るようにフレーズもシンプルに、そしてジャパニーズ・ロックにして、キャッチなイントロを追加してみました。

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【ひとりごと・7】余談ですが、オリ曲のお披露目の日(会議室の最終日)、自分もあの場所にいたのですが、初めて聞いたにもかかわらず、ファンの方々からイントロであの掛け声が (おーおーおーおーーー)始まって、とてもびっくりしました。

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【ひとりごと・8】先日発表された「桜のまた咲く日まで」は、もともと、「タンポポの決心」の代わりになる曲を作ってあげたい、と思ったことが最初です。初期のPIPにとって「タンポポの決心」はグループをイメージ付ける重要な曲だったと思います。その代わりになる曲。こっちもハードルが高い。

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【ひとりごと・9】けっこう早い段階で濱野さんにデモを聞いてもらっていました。しばらく進捗はなかったのですが、正月明けに突然、歌詞が出来たから完成させて欲しい、とメールが届き、とてもびっくりしました。歌詞を見れば明らかに卒業の曲。これは「大事」になったな・・・と。

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【ひとりごと・10】タンポポの代わりで考えていたので、同じようにテンポも若干早め、アレンジも軽めのPOPで仕上げにかかっていました。ところが、卒業の曲となれば考え直す必要があります。さらっと歌わせるのか、泣かせにいくのか。悩みに悩み、今のようにすることにしました。

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【ひとりごと・11】これは大きな決断でした。ニコ生のコメントでも誰かが書いてましたが、今のPIPには歌うのが難しい歌だと思います。テンポも遅いし。しかし、これからも歌い続けていくことによって、歌詞や曲が自分達のものになり、育っていくだろうと思いました。もちろん育っていってほしい。

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【ひとりごと・12】cheebowさんが、アイドルど真ん中の素敵な曲を。sweetbuckさんは、R&B/Soul系でいい曲を書くじゃないですか。PIPは楽曲に恵まれていますよね。それは、とても強力な武器だと思うんです。

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【ひとりごと・13】だからこそ、なおさら、オリジナル曲を身体の一部になるまで自分たちのものにして欲しいです。

Kazuya Takagi @kazuya999

【ひとりごと・14】 親ごころで勝手にしたところが大きいので、濱野さんに迷惑をかけたこともあると思いますが、自分に出来ることがあれば、引き続き協力していこうと思っています。長い独り言でしたが、ありがとうございました。