『風立ちぬ』 - 二郎提督の脱線解説

昔、堀越二郎似と言われたジブリ好きの工科大学生による、2015年2月20日金曜ロードSHOW放映の『風立ちぬ』の(脇道に逸れっぱなしの)解説。
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かつて堀越二郎に顔が似ていると評された事から、
最初、放映前に『風立ちぬ』フィルムコミックから一場面を抜き出し、それをベースに自画像を描こうとしていたのだが、描き上がる前に放送が始まってしまい……

……とまあ、下手くそなダジャレで始めてしまった訳であるが、解説は普通に進めよう。

堀越二郎は1903年6月22日、群馬県藤岡市生まれである。

更に余談だが、『紅の豚』公開後に、宮崎駿の元にジャンニ・カプローニの曾孫から飛行機の部品が大量に贈られたとか。

これは間違い。知多に工場を置いたのは1941年からで、二郎がいたのは名古屋市港区の大江工場である。

顔写真はこちら

事前に各務原で自社試験を行っているが、陸軍の人間が来ている事を考えると、これは所沢で行われた審査ではないかと思われる。

テスト飛行士は中尾純利。後に世界一周飛行を行っている。

これ=隼の空中分解後にパイロットがパラシュートを開いて脱出するシーンの事。この一件で、三菱は試験落ちしている。

とはいえ中島の試験機NCも実は空中分解を起こして試験落ちしているのだが、三菱含めた他社の飛行機全てがトラブった為に、陸軍が中島にNCの改良を命じ、結果九一戦闘機として実用にこぎつけたらしい。

実は本庄の奥さんは幼馴染だったらしい。

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