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風立ちぬは史実的にどんな映画?
今夜「風立ちぬ」が放映されるが、本作は零戦の設計者として知られる堀越二郎技師の半生と堀辰雄の小説「風立ちぬ」を融合させた創作物語であって、必ずしも実際の堀越技師の半生を忠実に描いた物ではないと言う事を、ご覧になる方々は頭の片隅に置いて頂きたい(・_・)
2015-02-20 18:37:12"堀越 二郎(ほりこし じろう、1903年6月22日 - 1982年1月11日)は、日本の航空技術者。位階は従四位。勲等は勲三等。学位は工学博士(東京大学・1965年)。零戦の設計者として有名。"
"戦後は木村秀政らとともにYS-11の設計に参加した。"
確かに風立ちぬはいい映画なんだけど、アレを観て「そうか、堀越氏は悲恋の果てにゼロ戦を作り上げたのか」なんてことを言うと航空ファンにハナで笑われるので皆様御注意を。後半部分はあくまで堀辰雄という小説家のセミフィクションです。 #風立ちぬ
2015-02-21 00:00:11史実だと堀辰雄も肺結核で48歳ぐらいで若くして亡くなっている。そして今、堀辰雄はなんと堀越二郎と同じ霊園で静かに眠っている。顔も似てるが墓も同じ所。日本だと結核は不治の病では無いけど、今も年間何人かは死亡者がいるし、世界的に見ればまだまだ危険な病の一つとされている。 #風立ちぬ
2015-02-21 00:16:11じゃあ結婚して子供がいた史実の堀越夫人こと堀越須磨子はあの時代どこにいたのかというと、群馬県へと子供たちと共に疎開しておられました。一方二郎氏は映画と同じように長野に居ましたが、軽井沢じゃなくて松本の方だったとか。そして須磨子夫人、意外と美人でした。 #風立ちぬ
2015-02-21 00:45:40まあ何にせよ改変については遺族の了解も得ているし、何より遺族自身も満足な表情で『風立ちぬ』を見届けておられたので、堀越二郎氏も堀辰雄氏も満足しているんじゃないでしょうかね? ただ、「二郎は悲恋の果てにゼロ戦を作った」てのは全然違うのでソコだけは史実を頭に入れとこう。 #風立ちぬ
2015-02-21 00:52:02ここまで観ているヒマなお方ならもうお気付きかもしれないが、「何だよ、某大百科に全部同じの書いてあるじゃねえか!!」とお思いでしょう。しかし、あの史実に触れた部分は映画観に行ったすぐ後に史実の方に興味が出て自力であちこち色々調べた末自ら書き足したやつなので念のタメ。#風立ちぬ
2015-02-21 00:58:54堀越二郎氏にトリビアとか
今のうちに史実の堀越二郎さんは決して空気が読めず人の話を聞かない人ではなく、顧客(テストパイロット達)にお勺してまわり、大卒エリートでありながら無学な人達からの得体の知れない要望やら意見を聞き入れて改善箇所を探し、無茶な仕様変更や要求に耐え続けた技術者の鏡あることだけは言っておく
2015-02-20 21:44:15堀越技師と言えば、この映画の後の十二試艦戦(零戦)を開発する時に、あまりに軍部の要求が全部盛りすぎるので、優先順位を整理してくれと問うて軍人達がかえって混乱したというエピソードが好き。 #風立ちぬ
2015-02-20 22:25:01堀越さんめっさいい人に描かれてるけど、軍事史家の間では一時期、超メンドクサイ人っていう評価があったり。零戦に関する評論をすべてチェックして、少しでも否定的な内容を見つけると設計資料抱えて編集部に怒鳴り込んでくることで有名なオジサンだったのです
2015-02-20 23:58:20ちょっと小ネタ 堀越次郎が作った艦載機たち。 艦これがニガテな方はごめんなさい。 ちなみに最後のは烈風です。 他にも雷電やYS-11を設計。 #風立ちぬ #艦これ pic.twitter.com/cCCaeTslh6
2015-02-20 23:05:16堀越二郎が戦後20年くらい経った正月のある日に坂井三郎に唐突に電話をかけて零戦の挙動とかを聞いて「やはり思った通りだ」とかなんとか言って切ったとかいうエピソード、真偽は知らんが良いよな
2015-02-20 22:30:02堀越二郎が設計して風立ちぬに登場した三機のヒコーキの設計エピソードに興味を持った人は、柳田邦男の「零式艦上戦闘機」がオススメ。
2015-02-21 00:01:56戦後の堀越氏
堀越技師は戦後、YS-11の設計に新三菱から参加。数は少なくなりましたが、今も空を飛び続けています。 #風立ちぬ pic.twitter.com/okK3ad6HOP
2015-02-20 23:44:13なお堀越二郎氏は零戦の後も航空機の設計を続け、雷電、烈風、YS-11を生み出し78歳まで生きた #風立ちぬ pic.twitter.com/gKG8xpVYYk
2015-02-20 23:46:10「黄色い零戦」より堀越二郎氏のエピソード pic.twitter.com/ae2UKCBqIk
2015-02-21 03:56:43全く話が違いますが好きなエピソードなので
TLは堀越二郎の話題で一杯ですが、私は全翼機という変態飛行機開発の為に3度会社を興して、紆余曲折経て量産に失敗。悲運の晩年を過ごすも死ぬ間際に当時、最重要機密のB2爆撃機計画を知らされて泣いて喜んだジャック・ノースロップの生涯の方が好きですねえ。
2015-02-20 20:50:01