よくわかる? UGSF史 第六回 A.D.2407~2600
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G.A.I.A.:さて、今回もUGSFの歴史を紐解いていきましょう。 進行は銀河絶対防衛線阻止迎撃兵器こと、私G.A.I.A.でお送りします。
2015-02-22 20:04:35G.A.I.A.:今回は平行宇宙の生命体、"バッツーラ"との遭遇、交戦、勝利、そしてその後の準災害級勢力大規模侵攻についてです。
2015-02-22 20:04:57G.A.I.A.:2400年までの安定期、オペレーションスターブレード以来大きな戦いを経験しなかった銀河連邦は、軍縮という道を辿りました。
2015-02-22 20:05:14G.A.I.A.:コストのかかる高性能航宙機や大型艦艇の退役、軍事施設の企業への売却、兵士育成カリキュラムの簡素化、そういった行動は少しずつではありますが確実にUGSFから防衛能力を削っていきました。
2015-02-22 20:06:34G.A.I.A.:「その時私は母艦のブリッジにいた。 状況は絶望的だ。 オープンチャンネルの回線からは敵の声が聞こえてくる......何を言っているかわからないが、ただ一つはっきりとわかることがある。 "バッツーラ"、あの悪魔は"バッツーラ"というのか!」
2015-02-22 20:09:40G.A.I.A.:各種兵装のアップデートがなされていなかったUGSFはファースト・コンタクトにおいて航行中の移民船団及び護衛艦隊の8割を損失するという大敗を喫し、数ヶ月で領星系の5%を失いました。
2015-02-22 20:10:02G.A.I.A.:それから数週間が経ち次第に状況が見え始めてきました。 調査艦隊のレポートによれば、銀河中心から73億光年の座標に巨大な次元断崖(D-Hole)が生成されていて、彼らはそこから銀河系中心部を目指し移動していることが明らかになりました。
2015-02-22 20:11:02G.A.I.A.:その目的が大質量ブラックホールの崩壊を誘発させることで疑似ビッグバンを発生させ、この宇宙そのものを彼らの居住に適したように改変することと判明したのです。
2015-02-22 20:11:18G.A.I.A.:侵攻から6ヶ月、何とか時間を稼ぎつつ対バッツーラ用最新鋭航宙機の開発を続けるUGSFでしたが、どうしてもクリアできない問題がありました。
2015-02-22 20:11:33G.A.I.A.:これにはアージュ・アビアシオン社とゼネラルリソース社が共同開発したUIMS由来の新型推進器"クエーサー・ドライブ"で対応しましたが、高度な調整を必要としていました。 そのため機体のメインフレームが完成していましたが、すぐさまの出撃は不可能でした。
2015-02-22 20:13:02G.A.I.A.:その間にもバッツーラは銀河中心部へと移動を続けています。 そこでUGSFは緑星座周辺宙域において大規模な足止め作戦を行い、最新鋭航宙機ロールアウトまでの時間稼ぎとしました。
2015-02-22 20:14:02G.A.I.A.:投入されたのは残存するFX-01やブルフィンチ級強襲母艦、ドラグーンMやダイダロス級特務艦、クロノス級戦艦など、持てる全戦力で対抗したのです。
2015-02-22 20:14:35G.A.I.A.:そして1ヶ月後、ついに銀河絶対防衛線阻止迎撃兵器こと"G.A.I.A."がロールアウトしました。
2015-02-22 20:14:47G.A.I.A.:星間コンピュータネットワークFEDCOM、そのバージョン3からは処理管理ユニットとして"ルートユニット"が採用されていました。
2015-02-22 20:15:44G.A.I.A.:ルートユニットはレッドからバイオレッドまでの虹の七色、それぞれに対応する機能が振り分けられ、"プロジェクト・イグドラジル"に基づき各領星に分散配置されていました。
2015-02-22 20:15:59G.A.I.A.:さて、何故ルートユニットの回収が必要かと言いますと、ルートユニットの損失は当時最新鋭だったディアスタシオンセンサの機能を制限するからです。
2015-02-22 20:16:33G.A.I.A.:ディアスタシオンセンサはUIMSから鹵獲した当時の新技術で、4次元以上の空間...つまり敵の中枢である暗黒惑星の存在もある程度把握することができます。
2015-02-22 20:17:55G.A.I.A.:しかし、手に入れることのできる情報量の多さから当時の航宙機搭載コンピュータでは処理しきれず、FEDCOM-3のバックアップが必須でした。
2015-02-22 20:18:08