FumbleguyのLHTRPG初めてのGMガイド

い つ も の 有用性や効果には個人差があります。
11
前へ 1 2 ・・ 5 次へ
Fumbleguy @Fumbleguy

四つ目、「演算」。GMにとって考えることは数多い。PCの行動はどのような結果をもたらすのか、判定の達成値をどの程度求めるのが妥当か、NPCの反応はどんなものか、PLは何を考えてPCを動かしたのか。その辺のことを考えるのもGMの役割のひとつだ。ダメージ計算? 電卓にやらせろ。

2015-02-24 19:57:29
Fumbleguy @Fumbleguy

演算に失敗しても即座に影響が出ることはない……が、演算はGMにとって負荷がかかる要素なので、演算での負荷を減らせるならば減らしておいた方がいい。この辺の技術は今後説明する時もあるだろう。とにかく、GMは色々と考えることが多いのだが、それに備えることは可能だ。それだけ覚えておこう。

2015-02-24 19:59:21
Fumbleguy @Fumbleguy

五つ目。実のところ盤外戦術は色々あるんだが、その辺は後回しにする。それらを説明するには準備が必要なのでね。ちなみにこの盤外戦術はLHTRPGの場合ルールブックにも書かれている行為なので、積極的に使いたいところ。根回しという言葉に悪い印象だけ持っているなら今の内に払拭しておく様に。

2015-02-24 20:02:09
Fumbleguy @Fumbleguy

ではここからは具体的に、四つの役割をどのように果たしていくのか。どうやれば初心者でもいい感じにGMが出来るのか。これらをメインする前に、GMに必要な準備にして説明していく。ルールブックはまだ開かなくていい。ここからはルールブックより前の話なので。

2015-02-24 20:05:00

GMのリソース


Fumbleguy @Fumbleguy

GMにとって重要なリソースは4つ。「思考」「余裕」「協力」。この3つだ。さっぱり分からんな。これもまた具体的に説明する。なお文字数に余裕があるのでここで付け加えてしておくが、一連の話はアドリブで振ってるから時間がかかるぞ、後でまとめるから風呂入る人は入って来なさい。

2015-02-24 20:09:54
Fumbleguy @Fumbleguy

「思考」。GMが最も頻繁に利用するリソースだ。ルール知識、ルール外の知識、現実世界での現状の把握、セルデシアでの状況の把握、とかくあらゆる部分でGMは考え続ける。だからGMをやろうと思うなら、思考できる態勢を作る必要がある。寝不足だの体調不良だのでGMやろうとしてんじゃねえ寝ろ。

2015-02-24 20:13:21
Fumbleguy @Fumbleguy

「余裕」。GMが楽しむために最も重要なリソース。ルールやデータの処理、PCの状況把握やPLへの対応で精一杯では楽しむ余裕もないだろう。目の前の状況に十割の力を注ぎ込んで楽しむのも一つの手法だが、それで疲れ果ててはいけない。締切等に追い詰められて遊ぶのは全くおすすめしないぞ。

2015-02-24 20:16:30
Fumbleguy @Fumbleguy

「協力」。GMが一番信頼するべきリソース。GMはPLと協力してセッションを進行する必要がある。そのためには、互いに楽しいゲームを遊ぶのだという意識の共有、即ちGMとPLの協力が必要不可欠だ。当然、これはPL側にも当てはまる。敵対したいならボードゲームかTCGでもやっておいで。

2015-02-24 20:19:04

Fumbleguy @Fumbleguy

これまでの回りくどい話を総括するとこうなる。「GMはPLと協力して、PLとは異なる立場でゲームに参加する、0番目のプレイヤーである。GM特有の役割を果たせるようになれば、GMは問題なくできる。」次はその役割を果たすために、具体的に何をどうするかをここから説明しよう。前振り長いな。

2015-02-24 20:21:18

GMの準備


Fumbleguy @Fumbleguy

まず、リソースを用意します。思考をフル活用すべく体調を整え、余裕があったら原作やリプレイを読み。余裕を作るために事前の準備に十分な時間を取り、可能ならばセッションに割り込む不安要素を削ぎ。協力を得るため、PLと話をし、協力してもらえる体制を作り上げる。軽視されがちだが大事だぞ。

2015-02-24 20:25:13
Fumbleguy @Fumbleguy

君達のTLにいるかも知れない廃人PLや熟練GMは、この辺のリソースを既に確保している事が大半だ。だから驚異的な存在に見える。ルールに関してもセッションの進め方についても大体理解してるし、セッションに十分余裕を持って来ているし、経験から生まれた信頼関係が協力を自然に作る。

2015-02-24 20:27:35
Fumbleguy @Fumbleguy

リソースの用意は大事だが、どう用意するのか分からない、という人も多かろう。初めてGMをするなら、今まで見た中で一番信頼できるPLかGMを1人、セッションに連れて行こう。PLとして参加してもらってもいい。そいつは外付けのリソースタンクだ。足りないリソースは人から貰って来ればいい。

2015-02-24 20:30:53
Fumbleguy @Fumbleguy

ちなみにどどんとふでは見学機能があるので、それを利用してリソースタンクの人に見に来てもらうというのも手だ。だが、見学が10人とか20人とかになるとどどんとふの公開サーバなんてパンクするぞ。作業用BGM代わりに使うんじゃない。

2015-02-24 20:32:56
Fumbleguy @Fumbleguy

熟練した人が1人いるだけで、リソースは多分大きく余る。少なくとも、初めてGMをする君にとって余裕の糧にはなるだろう。安心感がかなり違う。委縮することはない、新しいGMの誕生は喜ばしいことだ。歓迎される。言うまでもないが、リソースタンクは調子に乗ってGM乗っ取らない様に弁える事。

2015-02-24 20:35:07
Fumbleguy @Fumbleguy

さあルールブックを用意しよう。ここからは具体的にセッションの準備の説明をしていく。LHTRPGのルールブックには色々な事情で索引がない事で有名だが、有志の作ったルールブック用索引とか便利なものもあるぞ。各種ツールは好みに応じて活用してみよう。これも余裕を稼ぐための立派な技術だ。

2015-02-24 20:37:09
Fumbleguy @Fumbleguy

よく勘違いされることがあるので明言しておくが、PLはもちろんGMも、ルールブックを暗記する必要は一切ない。ルールブックは何回でも読めるんだから、どこに何が書いているのか大体分かればそれでいい。熟練組は、毎回ルールブックをめくるのがめんどくさいから頻出部分を覚えているだけだ。

2015-02-24 20:39:14
Fumbleguy @Fumbleguy

ルールブックで覚えた方が良いのは頻出する部分。で、何が頻出するか分からないから覚えようがないだろう。ならばルールブックには付箋やタグを貼るのだ。おすすめは冒険窓口からの参照が面倒なアイテムの他、p270、289、302、311、413、504、523だ。あと5章は一通り読むこと。

2015-02-24 20:44:21
Fumbleguy @Fumbleguy

必要に応じてもっと貼ること。丸暗記するのではなく、後から参照したいところに付箋を貼るのがコツだ。ルールブックの内容を大体理解したら、次はシナリオを選ぶ。いきなり自作するのは余裕と思考のリソースを大きく削る上に協力の根底も削りかねない。エリッサさんの言う通り、サンプルとか使おう。

2015-02-24 20:46:45
Fumbleguy @Fumbleguy

ルール大体理解した、シナリオ選んだ。まだセッション当日までにやることは残っているぞ、何せ今がまさにプリプレイなんだ。PLを交えて自己紹介とか、今回使うPCの相談とか、PC同士の関係性の相談とかを促そう。時間短縮=余裕の確保にも繋がるぞ。リソースタンク、棒立ちしないで先導したまえ。

2015-02-24 20:50:12
Fumbleguy @Fumbleguy

ここまでの説明で、プリプレイはリソースを稼ぐ時間だと理解した君は素晴らしい。今後のガイドが必要ないかも知れない。次回のガイドからは、メインプレイに入ってからのGMの役割について説明するぞ。今回はここまで。適度に時間を見計らってプリプレイやセッションを進めるのは良いGMの証だ。

2015-02-24 20:53:09
Fumbleguy @Fumbleguy

台本書かずに話をするから迷走するんだということが良く分かっただろう、それを踏まえてのガイドだ。

2015-02-24 20:58:37

プリプレイの話


前へ 1 2 ・・ 5 次へ