若狭氏:特捜問題のキーワードは二つあって、一つは「一人二役」。通常、捜査は警察・起訴は検察がやるが、特捜案件は捜査も起訴も検察がやる、そのことが「一人二役」で、それによって客観的な判断ができなくなっているおそれがある
2010-12-13 23:51:15若狭氏:もう一つのキーワードは「同じ船に乗っている」という意識。一つの案件に対して、皆が同じ船で同じ方向に進んでいる感覚。これに人事判断が加わる
2010-12-13 23:54:58若狭氏:つまり、同じ船の中で、部長や副部長と同じ方向を向いている人が評価が上がる。これが人事評価。(あの、これってもしかして「ストーリー」の話ですか?)
2010-12-14 00:01:01若狭氏:そういう問題は昔からあったが、(ええっ?!) 最近問題になっているのはそういうことを問題視する人が増えたから。つまり、「特捜ブランド」が崩れたために、いままで問題になっていなかったことが批判されているのがいまの状況(ええっ?! ひょっとしてこれが本音???)
2010-12-14 00:04:16若狭氏:ただし、前田検事のように証拠を改竄するというケースはかなり特殊で、あり得ないこと。特殊なケースである(と強調)
2010-12-14 00:09:15村岡氏 日本に倫理規定がない理由は、弁護士から判事や検事が出る欧米と違い、日本では検事や判事ははじめからエリートで「お上」という感覚があるからではないか。
2010-12-14 00:10:47村岡氏:むろん、今回の不祥事で倫理規定は必要だという声があり、作られることになるだろうがが、いかに検察館にフェアネスの概念を理解してもらえるか、それが重要
2010-12-14 00:11:14この指摘は重要。政治倫理を説くものばかりだが、「検察倫理」は説かれない。国家権力の真の中枢に「倫理規定」がない。RT @nobuyoyagi村岡氏 検察の中で倫理による歯止めがなくなっている。また、日本には倫理規定すらない
2010-12-14 00:14:51弘中弁護士 そんな簡単に(検察が)倫理を理解するとは思えない。今回だって、村木さんが無罪になったのも、彼らはたまたま運が悪かったぐらいにしか思っていない。運が悪くなければ、有罪に持ち込めたのだと。万一、地裁で無罪でも高裁で有罪に持ち込めると。
2010-12-14 00:14:58若狭氏:この前田検事の件に関しては、最高検が捏造を見抜けなかったのが問題。だからいま、きっちり検証しているのだと思う。その報告書でどれぐらい危機意識を持てるか雅重要。@crusing21さん、若狭さんに期待されてますよ〜
2010-12-14 00:17:09今野:しかし、官僚はいざとなると組織を守ろうとする。しかし、特捜が闘う巨悪とは、そもそも本当に存在するのか (いまや、特捜が巨悪みたいだと思います)
2010-12-14 00:18:06ここで休憩。会場からの質問はこの休憩時間に、用紙に記入して出す形式。若狭氏に質問を書いたが、読まれるかどうかは主催者の判断となる模様
2010-12-14 00:19:00その質問「若狭さんは、東京地検特捜部で長年にわたって副部長や主任検事を務められたということですが、今問題になっている裏付け不十分なままストーリーを作り上げて、ストーリー通りの調書に署名をさせようとする、というような捜査は、若狭さんが主任や副部長の時には行われなかったのでしょうか
2010-12-14 00:21:09(続き)東京地検特捜部でもそういう捜査が行われていたということを多くの人がおっしゃっているんですが、若狭さんは御存じでしょうか」
2010-12-14 00:21:40司会者、しばし迷った上で、「前田検事を特別公務員職権乱用」で告発された市民団体の方からです」といって読み上げる。会場にかなり大きなざわめき。一部に笑い
2010-12-14 00:23:06この弘中さんの批判に、最高検はただ無視を決め込むのみか。どなたか、この一連の八木さんのツィート、まとめていただけませんか? RT @nobuyoyagi弘中弁護士:前田事件も最高検がなにも知らなかったとは思えない。 4 minutes ago Echofonから
2010-12-14 00:23:51あとでブログに書きます。たぶん RT @iwakamiyasumi: この弘中さんの批判に、最高検はただ無視を決め込むのみか。どなたか、この一連の八木さんのツィート、まとめていただけませんか? RT @nobuyoyagi弘中弁護士:前田事件も最高検がなにも知らなかったとは思えな
2010-12-14 00:25:55若狭氏 そういうストーリーはあったと思います(認める!)。自分では無理に認めさせたつもりはないが、向こうからはそう認めさせたかのように思われるようなこともあったかもしれない。
2010-12-14 00:28:46若狭氏:しかし自分は冤罪を作らないために検事になった人間です。司法修習生の時に無罪の人のために上に抗議したこともある。そういう人間ですから、検事の職も、いつでも辞められるという気持ちでやってきたし、教鞭をとっていたときもそう教えてきた
2010-12-14 00:30:34若狭氏:ですから、「検察のストーリー」というのも、それが100パーセントなかったかといわれれば、そういうものはあったかもしれないという程度のことである。無理強いも同様で、絶対無かったかと言われたら、相手によってはそう受け取られるようなことがなかったとは言いきれないということ
2010-12-14 00:32:35