虎Iの8.8cm戦車砲って案外大人しい気がするお話

虎戦車の8.8cm砲というとすごく強い大砲というイメージを持つ人もあるかも知れませんが、でも落ち着いて眺めてみると長砲身な割にちょっと大人しくない? なんで? というお話
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えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

そして8.8cm FlaK41高射砲とKwK43戦車砲で何よりも違うのは装薬量。前者が5.42kg(あるいは5.5kg?)であるのに対し、後者は6.6kgもの装薬を使うのです。これは赤軍の100mm戦車砲より多く、122mm戦車砲にほぼ匹敵します。まったく無茶苦茶な大砲です

2015-03-03 20:20:18
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

つまり8.8cm FlaK41高射砲に対して、KwK43戦車砲はほんの若干ながら短い砲身を持ち、それなのに主用する弾は1割ほど重く、そして装薬量は2割も多い。KwK43のほうがより大変な条件の大砲になっておるわけですね

2015-03-03 20:24:42
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

もっとも、戦車だって仕事のうち半分は榴弾を撃っておるわけで、その場合KwK43のほうが遥かに緩やかな条件(9.4kg弾を700m/sなので235tf·m)ではあるわけですが

2015-03-03 20:26:38
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

ところで、私は実際KwK43の開発経緯もサッパリ知りません。もしかしたらえらい雑なお話になっておるやも……

2015-03-03 20:33:19
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

独軍火砲はどメジャーな割にどうも開発経緯がよくわからんのが多すぎるのです……(ちゃんと調べてない)

2015-03-03 20:36:17
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

そういや、以前のまとめで王虎の8.8cm KwK43戦車砲用の88x822Rな徹甲弾弾薬筒は全体で22kgくらいの重さになるんじゃないの、なんて推測をしてましたけども、これに対してFlaK41の88x855Rの徹甲弾弾薬筒は実際21kgなのだそうで

2015-03-03 23:05:41
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

KwK43のはFlaK43のと薬莢は概ね同サイズで、そして装薬量がだいたい1kgちょっと増えてるので、つまり22kgくらいという想像はだいたい正しいっぽいようです。まあ実際の数字が出てきたら話は早いのですが

2015-03-03 23:08:38
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

と思ったら、KwK43の徹甲弾の装薬量は硬芯徹甲弾で6.68kg、通常徹甲弾で6.9kgだなんて数字も出てきた。6.6kgどころじゃないのかもで、そうすっと通常徹甲弾弾薬筒の重量は23kgくらいになってくるかも?

2015-03-03 23:11:18
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

やっぱりお化けですよ8.8cm L/71は。赤軍122mm戦車砲でさえ装薬量6.82kgだと言うに。薬莢だけ見ると、ちと暴論ですが、まるで122mm砲を8.8cm口径にボトルネックしたかの如し砲である訳ですよ。なんだコレ

2015-03-03 23:16:19