- arishima_takeo
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「苦悩と無能――それがすべての背面世界を創り出したのだ。またもっとも苦悩する者だけが経験するあのつかのまの幸福の妄想が、それらの背面世界を創りだしたのだ」(『ツァラトゥストラ』)。背面世界っていい言葉だよな。あとで原語調べておくか。
2015-03-04 10:29:37肉体はひとつの大きい理性である。一つの意味をもった多様体、戦争であり、平和であり、畜群であり、牧人である。byニーチェ『ツァラトゥストラ』
2015-03-04 13:21:41「「生は悩みにすぎぬ」――またある者たちはそう言う。そしてそれは嘘ではない。それなら、せめてそれを言う君たちの生が終結するように、意を用いたらどうか。悩みにほかならぬ生が終結するように、意を用いたらどうか」(『ツァラトゥストラ』)。またセンシティブなことを…。
2015-03-04 20:03:22「はじめは、もろもろの民族が創造者であった。のちになってはじめて個人が創造者になった。個人そのものが、最近の所産なのだ」(『ツァラトゥストラ』)。うーん、危ういな…。
2015-03-05 16:04:20いっさいの『かつてそうであった』は、一つの断片であり、謎であり、残酷な偶然であるにすぎない、――だが、創造する意志は、ついにそれにたいして、『しかしわたしはそれがそうであったことを欲したのだ』と言うのだ。byニーチェ『ツァラトゥストラ』
2015-03-06 10:32:47「超人が生まれ出るためには、かれの敵としてふさわしい超龍も出現しなければならない」(ニーチェ『ツァラトゥストラ』)。ドラゴンボール的ななにか。
2015-03-06 10:34:28「泡を吹き立てる阿呆よ、世人はおまえをわたしの猿と呼んでいる。しかしわたしはおまえを不平豚と呼ぶ。――不平をうなり散らすことによって、おまえはわたしの物狂い礼讃の意志をも台なしにしてしまう」(ニーチェ『ツァラトゥストラ』)。ぶーぶー!!
2015-03-06 19:26:45「おお、このよろこび! 間近に寄れ! 手を!――あっ、放せ! あっ! 嘔気、嘔気、嘔気!――――――おお、この苦しみ!」(『ツァラトゥストラ』第三部)。ちょっとBL感がある。
2015-03-07 11:13:36「それぞれの魂は、それぞれ別の世界をもっている。それぞれの魂にとって、他の魂はみな一つの背面世界である」(『ツァラトゥストラ』350p)。「背面世界」って序盤ではプラトン的イデアやカント的英知界の事を想定してると思うけど、ここでの使われ方は面白いな。他者の魂も「背面世界」なのか。
2015-03-07 11:16:01ツァラトゥストラがよく洞窟洞窟いってるのはニーチェ流のプラトンへのアンサー(というか批判か)なのか?
2015-03-07 12:55:17ニーチェ『ツァラトゥストラ』読了。手塚富雄訳。大学二年だったか、初めて氷上訳を読んで、「ああ、この本はもう二度と読み返さないだろうな」と思っていたが、必要が生じて今回再読。一個一個の章の下に訳者による簡単要約がついてる親切設計。しかし、訳注が割とどうでもいいことばかり。
2015-03-07 15:23:38しかし、『ツァラトゥストラ』って語りの視点がツァラの主観だったり客観描写だったりとバラバラで、セリフもカッコ使う場合もあれば地の文で展開される場合もあり、かなり読みにくい本だよな。つくづく思う。
2015-03-07 15:27:09ちなみに、ツァラトゥストラとソクラテスだったら、ソクラテスの方がコミュ力高いと思う。ま、どっちも圧倒的に空気読めないけどな。
2015-03-07 15:28:02