テコンV感想

韓国産ロボットアニメテコンV劇場版台一作の視聴感想です
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

さて、今日の視聴感想としてテコンVについてちょっと書いていきます

2015-03-08 09:38:25
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

テコンV……?と半ば冗談みたいなチョイスかもしれないが。渋谷のTSUTAYAで100円レンタルが適用される本数への数合わせでベクシル共々借りた。ベクシルの方は見た所これはロボットものではなくパワードスーツものかつ正直何とも言えない出来だったので対象から外す。

2015-03-08 09:40:07
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

それとは別に、以前お会いした方が韓国アニメに詳しい方であり、その縁でテコンVを勧められた。少し冗談のつもりで借りた物のそれなりに面白い所はある。

2015-03-08 09:41:41
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

テコンVの第1作は1976年に製作されたらしい。日本ではちょうどロボットアニメ戦国時代の真っただ中だが、韓国での製作時期を考えると前年までのマジンガーシリーズ辺りまでの色の影響を受けたといった方が良いかもしれない。

2015-03-08 09:43:19
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そのテコンVはマジンガーZにそっくりであり、ホバーパイルダー的なメカとドッキングしたり、ロケットパンチの他にロケットキックという技も放ったり、胸からはブレストファイヤーではなく……光子力ビームを放ったり。 pic.twitter.com/89RhIzhAT0

2015-03-08 09:45:05
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ちなみにジャパニウム鉱石から光子力が発見されたという科学者の台詞や、光子力ビーム、エンジンという単語が出てくる辺りには不覚にも噴き出した。

2015-03-08 09:45:59
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

……が、マジンガーZに外見が似ている点についてはこれくらいにしよう。それ以外の点をみると意外と独自の味が加えられておりその点で発見はある。

2015-03-08 09:46:53
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

テコンVの特徴としてまず二人乗り。それも主人公とヒロインが共に操縦するシステムなのだが、日本のロボットアニメでは当時見られなかったパターンではある。

2015-03-08 09:49:17
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

いや、実際は同年のゴーダム、コン・バトラーV、グロイザー、ガ・キーン等が男女が操縦する主役ロボットの概念を完成させているが、韓国での放送時期について考えるとこれらの作品の影響を受けたとは見ない方がいいかもしれない。

2015-03-08 09:50:35
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また、テコンVはマジンガーZを彷彿させるデザインながらバトルスタイルは肉弾戦が基本だったりする。そんでもって操縦者のキム・フン少年はテコンドーの選手という設定付けがなされている。

2015-03-08 09:51:46
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また、父のキム博士からはフンのテコンドーの技がテコンVの操縦に繋がるものとしてテコンV開発計画が見通されている。

2015-03-08 09:52:50
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また、肉弾戦の演出にはテコンVとキム少年の動きがシンクロするようなシーンが挿入されていたりする。この点は日本でもガイキングのハイドロブレイザーのシーンに似たカットが挿入されている。 pic.twitter.com/jS22WyYGzN

2015-03-08 09:53:56
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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また武道を駆使するロボットアニメとすればお前の空手を見せてやれ!な闘将ダイモスが70年代で最も印象深いかもしれないが……。

2015-03-08 09:54:50
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

最もダイモスの空手描写はロボットアクションの要素程度のものであり、作品のドラマには深く関与しない。2年前のガ・キーンでは主人公が武道家で父との確執を持っている点や、時折武道家としての成長を扱ったエピソードもありそっちの方がテコンVに似ているかもしれない。

2015-03-08 09:56:09
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

テコンVはテコンドーの技を使うからテコンVなんだろうなぁというものだと思うが、全体的に武道の要素を作品に取り入れようとしている姿勢が感じられる。いいかえると日本のロボットアニメよりスポ根テイストが強い作品かもしれない

2015-03-08 09:57:10
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

父親が科学者かつテコンドーの師匠筋という点もスポ根ものの父と子を思わせる解釈ではある。科学者と武道の師範格という設定を併せ持つ人物は当時日本のロボットアニメには存在しておらず、意外にも韓国側が先にやった設定かもしれない。(日本ではダイモスの和泉博士が最初かと思う)

2015-03-08 09:58:56
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

@kso_miso はい、その件につきましては私も同じ認識ですね。こちらはロボットを開発した点や終盤の一騎討ちなどとのりスペックの高い司令官キャラクターですね。

2015-03-08 10:01:20
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また、ストーリーの背景にも敵組織赤い帝国(ネーミング自重!)が世界各国のスポーツ選手を次々と拉致していく事が扱われている。それだけでなく赤い帝国のロボットケンドーA、マッスルW、テコンドーZの3機のロボットに洗脳したスポーツ選手を搭乗させるというネタもある

2015-03-08 10:02:20
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

なので後半では武道ロボット3機とテコンVの対決が見られる。余談だが武道ロボットの操縦者として拉致された選手の共通点は”1位になれなかった”という点(テコンドーZのパイロットはフン少年に決勝戦で敗れた過去がある)

2015-03-08 10:04:29
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

この点は本編で語られていないが、敵側のパイロットとして単にスポーツの腕だけでなく、1位になれなかったという鬱憤に近い感情で敵ロボットを動かしているのでは?という見方もできなくない。妙に説得力のある背景だ。

2015-03-08 10:05:25
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

また、テコンVの戦いに関しては前半の操縦訓練シーンでは技名を叫んでいるのだが、戦闘シーンになると殆ど技名を叫ばず黙々と戦っていた。このあたりは当時技や武器を叫ぶことがお約束だった日本のロボットアニメとは異なる傾向だ

2015-03-08 10:06:29
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

マジンガーZの技を叫ぶ方式がプロレスの実況をヒントにして生まれたという逸話があるそうだが、テコンVはテコンドーの試合がベースとなったのだろうか。ここら辺は正直微妙で全体的にテコンVのアクションシーンは淡々とした感じが否めない。

2015-03-08 10:07:36
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ただ、テコンVのメカデザインでやや稚拙な感じが否めないものの、作画そのものは悪くはない。少なくともグロイザーXなどの当時のナックアニメよりはクオリティが高い。

2015-03-08 10:08:28
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ただ、作画の方向性は日本と異なり劇的な動きを見せるというよりも、ヌルヌルと自然な動きを見せる方向で作画がなされている。最も動画サイトでちらっとみた80年代以降は日本のロボットアニメっぽい劇的な動きも見受けられる

2015-03-08 10:10:31
七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そして、テコンVのストーリーとして宿敵カープ博士の娘として作られたアンドロイド・マリがスパイとしてフンに接近した身でありながら、人間になりたいという葛藤を持った人物として描かれている。 pic.twitter.com/Tq2kBsaJW6

2015-03-08 10:11:58
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