渡邊芳之先生ynabe39による「納税と権利はセットでない」とのツイート

税金によって維持されている公共サービスについて,払っている税金の額の方が受けているサービスの費用よりも高額である人はむしろ少数派なのが現代の社会システムです。そこでは「納税が権利の基盤」であるわけではない。権利は誰にでもあるが,稼ぐと納税の義務が生じる。
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渡邊芳之 @ynabe39

「女性が社会に出すぎ」だとか「女性の社会進出が家庭を崩壊させる」とか言ってる人の多くは「自分は男性だが社会進出できていないと感じている人」だ。女性を家庭に追い返してもその社会的役割があなたに回ってくることはないと思うけどなあ。

2010-12-15 08:49:32
渡邊芳之 @ynabe39

そもそも「女性が社会に出る」ことが「本人の希望」「本来求められていないのに本人の自由意思で選ばれること」であると決めつけるのはおかしい。女性の多くは社会経済的な必然性があって社会に出るわけで,家庭にいれば幸せなのであればみんな家庭にいるだろう。

2010-12-15 09:07:50
渡邊芳之 @ynabe39

もっと簡単に言えば「女も働かなければ食っていけない状況なのに女が働くべきかを問うのはナンセンス」である。

2010-12-15 09:09:55
渡邊芳之 @ynabe39

「働きたくないけど働く理由ができちゃった女性」のために「女性も働きやすい社会」を作らねばならない。「働く理由はないけど働きたい女性」には多少の我慢をしてもらってもよかったかもしれないが。

2010-12-15 09:18:23
渡邊芳之 @ynabe39

ははは,また社会階層の違うタイプの人に怒られるかもしれない。

2010-12-15 09:21:50
渡邊芳之 @ynabe39

なるほどそういうことですか。 RT @Mihoko_Nojiri: 働くのに理由なんか必要ない

2010-12-15 09:33:06
渡邊芳之 @ynabe39

私が言いたいのは働く女性,働こうとする女性がみんな「働きたいから働く」のではないということです。それなのに「女性の社会進出」の問題を「勝手に働きたがっている人たちがいる」というふうにみるのには反対ということ。 @Mihoko_Nojiri

2010-12-15 09:36:57
渡邊芳之 @ynabe39

働く理由が「働きたい」からではない場合も多い,というのは女性に限らず男性でも同じ。

2010-12-15 09:37:30
渡邊芳之 @ynabe39

言い換えれば,働くことを「権利」ととらえる人もいれば,そうでない人もいる,ということ。私はむしろ後者の立場に寄り添いたいと思う。

2010-12-15 09:39:08
渡邊芳之 @ynabe39

働く理由がない時には働かない自由を男女平等に認めるべきだと思います。 RT @Basil1127: 働きたくない男性は責められるのに、働きたくない女性はあまり責められないですね。

2010-12-15 09:41:40
渡邊芳之 @ynabe39

「働く理由はないけど働きたい女性」には多少の我慢をしてもらってもよかったかもしれないが,がいけなかったのね。RT @Mihoko_Nojiri: そういう流れだとおもってたら、変なほうに飛んだので。

2010-12-15 09:42:40
渡邊芳之 @ynabe39

国民全体の労働による利益が国民全体の生活に必要な額を大きく超えていても,それでも国民全員に労働の義務は課せられるのか。

2010-12-15 09:44:51
渡邊芳之 @ynabe39

そういうときにどうして「国民全体の労働時間が短縮される」にならないのか。その分の余分なお金はどこへ行くのか。マルクスに聞いてみよう。

2010-12-15 09:45:48
渡邊芳之 @ynabe39

俺も必死に回避してなんとかたどり着いたのが現状。 RT @rtm007: 私の周りには働かざるを得ない状況を必死で回避しようとしている人が目につくんよなぁ。いや、でもそんなの当たり前か。俺だって必死に回避するわw

2010-12-15 09:48:30
渡邊芳之 @ynabe39

ほんとですか?たとえば「生きる権利」の裏にはどんな義務が? RT @kent_axa: 権利の裏には義務があるはずです。

2010-12-15 09:49:49
渡邊芳之 @ynabe39

「権利の裏には義務がある」というのは「イデオロギー」であって事実ではないと思う。

2010-12-15 09:50:22
渡邊芳之 @ynabe39

たとえば法律家や法学部生は「法律もひとつのイデオロギーである」ことを忘れていることがある。法律に定められていることや法の持っている精神が事実の正確な反映であるとは限らない。

2010-12-15 09:51:53
渡邊芳之 @ynabe39

それでも働いてる人の上げる収益が全員分の生活を支えるのに充分であれば(この議論はそれが前提)失業者が飢えるのは変ですよねw。 RT @yoto_3: 労働時間が減る→人員が減らせる→個人の労働時間は変化せず失業者が増える という流れに何故かなりますね…

2010-12-15 09:54:23
渡邊芳之 @ynabe39

「人を満足させるための説明」はイデオロギー。 RT @storch_wn: 権利だけ、の人がいるとその人に他の人が嫉妬するから生まれた社会の必然かも? >義務権利表裏

2010-12-15 09:55:10
渡邊芳之 @ynabe39

「権利には義務が伴う」なんてうまいこといわれてすぐ納得しちゃうから自分が働いた稼ぎをどんどん他人にとられても気がつかないんだ。

2010-12-15 09:56:18
渡邊芳之 @ynabe39

それは明治時代の考え方です。そう考えると納税額と権利の大きさが比例するようになる。 RT @kent_axa: でも、原則として働いて納税するから権利が認められているんじゃないでしょうか?

2010-12-15 10:10:50
渡邊芳之 @ynabe39

その余剰が資本家に吸い上げられるから資本家を倒して人民に分配する,というのが共産主義のイデオロギー。RT @ktmsmrg: ....その本来あるはずの余剰を吸い上げてしまうから共産主義は一党独裁になるのでは?と思ったのですが…そう簡単な話でもないのでしょうか。

2010-12-15 10:12:02
渡邊芳之 @ynabe39

税金によって維持されている公共サービスについて,払っている税金の額の方が受けているサービスの費用よりも高額である人はむしろ少数派なのが現代の社会システムです。そこでは「納税が権利の基盤」であるわけではない。権利は誰にでもあるが,稼ぐと納税の義務が生じる。

2010-12-15 10:20:54
渡邊芳之 @ynabe39

それもずるい。法学部生だねえ。 RT @kent_axa: 明治時代は参政権以外の権利もそうだったのでしょうか。

2010-12-15 10:21:35
渡邊芳之 @ynabe39

まあ歴史的にみればそうですね。共産主義は一度も実現されていない。されたほうがいいかはわからない。RT @ktmsmrg: うーん、となるとやはり独裁に陥った共産主義は既に共産主義ではないってことなのでしょうかね?

2010-12-15 10:25:27