伊奈帆座敷牢監禁交換日記

自分用に
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西行時雨 @shiguresaigyo

@az_kureha 伊奈伊奈の総本家ですからねえ…… やだ……ときめく……!おトイレどうします?甕とかにした方が自尊心ぼっきぼきだと思うんですが!

2015-03-06 23:04:45
くれは @az_kureha

@shiguresaigyo お家元……やだ、お嬢様だわ アッそれいい~~~~~~~~~(巨人のようにぬるぬると近づく) 土掘っただけの簡易的なもので、四隅を順々に埋めていくって考えてましたが、甕……いい……

2015-03-06 23:08:17
西行時雨 @shiguresaigyo

@az_kureha おくらお嬢様!! あっそれもいい……ああ……選べないんですけど……!本音をいえば排泄管理とかされてもいいんですけどそうなると人との関わりできちゃうからなんだかんだで自分保てそうなんですよねえ……

2015-03-06 23:10:57
くれは @az_kureha

@shiguresaigyo 人と喋らない、人の気配を感じないが一番やばい気がするので……ということは我々は彼に絶対に気付かれない場所から彼の狂っていく様を観察しなければならないのですね……!天井裏かな?上から丸見えだぁ///

2015-03-06 23:12:16
西行時雨 @shiguresaigyo

@az_kureha 我々はジャパニーズSHINOBIにならねばならないのです……伊奈帆さんに何奴!ってされないように息を潜める修行しなきゃ(使命感)

2015-03-06 23:14:06
くれは @az_kureha

@shiguresaigyo ニンジャwwwwww竹の槍で突かれないようにしなきゃ……ちょっとほんともう悶々としますよ座敷牢なほさん……やだ……そうして一ヶ月放置された後に見えた人影にすがりついちゃう……

2015-03-06 23:17:24
西行時雨 @shiguresaigyo

@az_kureha 竹の槍無いから刺すような目線で代替ですね! その人影がスレインでこの座敷牢に伊奈帆をつっこんだ張本人なのにすがりついちゃうんですね!スレイン嬉しい!伊奈帆もなんやかんや複雑だけど嬉しい!!しあわせ!(?)

2015-03-06 23:23:31
料理用 @20180217xxx

座敷牢ってわかる?大丈夫?? pic.twitter.com/9DktdPxseC

2015-03-07 22:55:21
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西行時雨 @shiguresaigyo

1日目 ほとんど何の説明もなさないまま、目隠ししたままの彼をこの座敷牢に連れてきた。目隠しの布を外す時は、わずかな隙間から手を伸ばして。人の気配が一切感じられない部屋を眺めた彼は、すぐに僕の意図に気づいたようで、静かに振り返った。状況のまずさに気付いた時にはもう遅い。

2015-03-09 18:23:31
くれは @az_kureha

@shiguresaigyo 2日目 格子に編まれた木の檻の中、毛羽だったいぐさの上に座り込んでいる彼の着物は裾がはだけてしまっていた。のぞく白いふくらはぎが、とても扇情的だった。彼は僕が運んできた食事を一瞥し、顔をしかめて「もう来るな」と言った。分かった、その通りにしてやろう。

2015-03-09 18:45:36
西行時雨 @shiguresaigyo

3日目 自分の姿が見える形では訪れないようにした。彼が徐々に壊れて行く姿を見なければ意味はないので、ばれないようにこっそりと覗く。部下が持ってきた水を少しずつしか飲まないのは、警戒しているからか、それとも排泄をできるかぎり避けたい?敵に自分の汚物を処理されるのはどんな気分だろう。

2015-03-09 19:36:11
料理用 @20180217xxx

@shiguresaigyo @az_kureha 1日目のさぁwww挿絵的なやつかいてしまったんですよねwwwwwwトロ卿崩れちゃったけどかきなおすのはまた今度(‘、3_ヽ)_ pic.twitter.com/uA1tMQl1Aj

2015-03-09 19:43:37
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くれは @az_kureha

4日目 著変なし。彼の瞳に宿る静かな闘志はいまだに燃え尽きず、牢からの脱出を諦めていない。それでこそ、僕の愛しい宿敵だ。今日もまたどうにか外部と連絡を取ろうと地上に繋がる高い高い天窓を仰いでいる。まるで籠の鳥。彼の強い心をじわじわと嬲って絞め殺していくのが、今からとても楽しみだ

2015-03-09 19:52:45
西行時雨 @shiguresaigyo

5日目 本日も何事か考え込んでいる模様。長期戦になることを見越してか、食事を少しずつだが取るようになった。できるだけ人の気配がないように、レトルトの食事を。何も混ぜてはいない。機械的な世話に食事、何もない部屋。聡明な彼は退屈で仕方ないだろう。その退屈に心が殺されるのが待ち遠しい。

2015-03-09 20:05:47
くれは @az_kureha

6日目 日に二度の食事を運ぶ部下に向かって遂に彼が口を開いた。入浴がしたいと言ったようだ。いい加減自分の体から立ち上る臭気に耐えられなくなったのだろう。体が痒くて、眠れないのかもしれない。桶一杯の水とタオル、着替えの襦袢を手配してやると、彼はじとりと見えないはずの僕を睨んだ。

2015-03-09 21:45:13
西行時雨 @shiguresaigyo

7日目 入浴に代わるものが手配されたことで自分の希望を伝えることの有効性を感じたのか、今度は眠る時に敷く布と羽織るものを求めてきた。この願いについては今のところ黙殺する。寒がりなのか、着物の中に身体の末端までを突っ込んで丸まって眠っている姿はひどく幼げで、かわいらしい。

2015-03-10 02:29:04
くれは @az_kureha

8日目 彼が先の尖った小石でがりがりと、土壁に線を刻んでいる。閉じ込められてから何日経ったかを数えているようだが、もう日付も曜日も彼には関係のない話なのになと、つい薄ら笑いを浮かべてしまった。このまま朝も昼も夜も雨も風も時も、流れゆく季節さえも、全て忘れて気が狂ってしまえばいい。

2015-03-10 20:22:18
西行時雨 @shiguresaigyo

9日目 食事を運ぶ部下に対して恐らく無為な会話を投げかけてきた、らしい。部下は命令に従って何も返さなかったらしいが、今回の出来事はどう思うべきか。彼が孤独と退屈に耐えかねて誰が相手でも話そうとしたのなら、良い兆候だ。その無為な会話とやらを聞きたいので、明日は僕が食事を持っていく。

2015-03-11 00:44:47
くれは @az_kureha

10日目 「食事だ」夕方の半端な時間にスープと米だけの簡素な食事を持っていくと、彼は振り向いて目を瞠った。「……何の用?」掠れた声が、怒気の中に確実に僅かな喜色を滲ませて問う。うっそりと笑んで「用がなければ来てはいけないのか」と言った。これからは指折り数えて僕の訪いを待てばいい。

2015-03-11 13:05:23
西行時雨 @shiguresaigyo

11日目 多分彼は自分の精神が早くも崩れそうなことをうっすらと自覚している。昨日の僕の来訪でそれは確信に変わったことだろう。座敷の隅に蹲って畳を眺める姿はどうにか自分を守ろうとしているように見える。長期戦をこちらも覚悟していたのだが、仲間や友人家族の存在がない彼の陥落は早そうだ。

2015-03-11 15:52:59
くれは @az_kureha

12日目 今日も彼は横になって懇々と眠っている。もはや体力の温存という次元の話ではないように思う。日に日に憔悴して、目の下を赤く腫れぼったくさせていく彼。ああ、足袋の裏が黒く汚れている、替えを寄越してやらなければ。彼にはいつでもうつくしく、壊れた人形でいてもらいたい。

2015-03-11 23:01:55
西行時雨 @shiguresaigyo

13日目 足袋のついでに鞠を寄越した。真紅の美しいものを。部下が隙間から無言で差し出したそれを見た時のわずかな喜びの色を見逃さない。そんなものにさえ喜ぶなんて。鞠についての知識はあったのか、正しい方法で遊んでいる。幽閉生活により白くなったように見える肌にやはり真紅はよく映える。

2015-03-11 23:29:07
くれは @az_kureha

14日目 絹の地に無数の鶸色と白色の組紐が巻かれた手鞠は早くも彼の気に入りとなったようだった。ライナスの毛布のように抱いて寝る。それが僕からの贈り物だと自覚しているのか、いないのか。そろそろまた彼を訪ねて皮肉の一言でも言ってやろう。きっと与えられた会話の機会に嬉々として飛びつく。

2015-03-12 22:05:36
西行時雨 @shiguresaigyo

15日目 食事を部下が持っていくのに付き添った。ひとまず何も話しかけはしなかったが。それでも僕の存在には気付いたようで、びくりと身体が反応したのをしかと確認する。「いつまでこんなことを続けるつもりだ」なんて、壊れてしまうまでに決まっているだろう。あえて答えを返さずその場を去った。

2015-03-13 22:38:08
くれは @az_kureha

16日目 彼がそわそわと檻の外を日に何度も見るようになった。ずいぶん衰弱した色のないほっそりとした手足。ろくな運動をせず太陽にも当たっていないので、立ち上がり方が生まれたての子鹿みたいだ。彼が排泄用の甕を小さな戸口まで運ぶ。三日に一度、中身を処理してやっている僕は優しい監禁者だ。

2015-03-14 00:08:30