電波女と青春男7巻のP71最後の行~P72最初の行 突発妄想

夜中に突発的に妄想しました。いやはや。めーおーせーおーの時も一行の記述だけで妄想→二次創作したし、わたし的にはおかしくない。 下書きもしなかったからあれなので、サイトにまとめなおしました。 『無垢なサカナと寂しい神サマ』 http://janedoe.yomibitoshirazu.com/rainbow/mukukari_bun.html
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片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

ブルーベリーが甘いのがとても不思議だった。だって、赤以外の果実は甘くないと、ずっと思っていたから。自分の足で支えている強化ガラスの扉の向こうをぼうっと眺める。そこにはカリカリと不愉快な音で扉をひっかくだけのよわった人間が居た。まだ鍵をかけなければ抵抗に押し切られそうだった頃、

2010-12-13 02:58:54
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

嫌味で置いた林檎やおにぎりや苺や納豆や生米や焼き立てだったはずのお餅やスープやわざわざ鉄皿に置いたステーキは、もうとっくに変色し、嫌なにおいしかさせていない。異臭の中、彼女は耳元で囁く。「もったいないことするのね」「うん」「嫌味なら目の前で食べればよかったのに」「だって、面白い

2010-12-13 03:03:13
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

と思ったんだよ。どんなに腐ってもこいつはこれを求めるんだろうなって。でも……」「でもって、案の定じゃない。だから嫌味を重ねて、鍵を外したんでしょう?」「…………うん、だけどさ、嫌味ももう作業っていうか、自分にはこれが意思を持っているなんて、もう信じられないんだよね」「ひっどーい」

2010-12-13 03:05:21
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

彼女がくすくす笑うので、ぼくは言う。「きみだって、そうだったんじゃないの?」「んー。わたしはねー、べっつにー。だってすぐやったもの。こんなんしなかったもん」「じゃあちゃんと『人』だと思ってやったんだ……えげつねー」「あなたに言われたくなーい」今度は二人でくすくす笑う。

2010-12-13 03:07:21
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

「…………」「…………」喋って笑った後の無言は、少し、苦手だった。壁によりかかるぼくにのしかかるような形で抱きつく彼女の髪を梳いて、自分をなだめる。ふいに彼女の青白い皮膚が目に入った。舌を這わせると、一瞬汗の塩気がして、すぐに、皮膚自体の甘い味がする。彼女はひとつも反応しない。

2010-12-13 03:09:42
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

青いのに甘い。ブルーベリーを食べるときと同じ、秩序を乱される感覚がして、赤い色を見るために歯をつきたてる。「痛い」棒読みのように彼女は言った。ぼくの舌の上には、お世辞にも美味しいと言えない血の味が広がっている。しょっぱい、だけじゃない。鈍い鉛のような、嫌な感じがする。赤いのに。

2010-12-13 03:13:13
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

「お前の血って赤いよね?」「む、またお前って言う……。赤いじゃん」彼女が体を離して、自分の肩口を指でなぞり、その指を眺める。ぼくからも彼女の赤い血がよく見えるようになった。「皮膚は青いのに、皮膚の方が甘いなんて……」ぼくがむくれると、彼女はなだめすかすようにぼくの額にキスをして、

2010-12-13 03:15:52
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

また、ぼくに抱きつく。いや、今度は抱きしめるって感じがする。僕は血を避けて青白い部分の皮膚だけを舐める。傷口の下の方を舐めてしまったせいで、段々下がることになって、「…………?」もっと下まで行っても無反応だったら傷つくな、と思って、やめた。「青いものが甘いって許せない」「じゃあ

2010-12-13 03:18:22
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

世界中のブルーベリー爆破しましょう」「無理だよ」「じゃあ、どうするの?」「きみを真っ赤にします」「えー……やめてよ。来月の新刊読むまで死ねない」「キモオタ」「そんなキモオタのこと好きなのは誰よ」「っていうか殺す意味違うし」「じゃあ何?」「え…………言わなきゃだめ?」「だめ」

2010-12-13 03:20:09
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

どすん、と強化硝子の扉が大きく揺れて、音がする。なんだ、こいつまだ居たの。もう完全に頭から倒れたそれは、ぴくぴくと痙攣するのみになっている。そんなものを見ているうちに、彼女は可愛いやきもちで視線を鋭くしていく。「あーっと……だね……」「うん」「……照れたり、恥ずかしがったり、

2010-12-13 03:22:37
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

そういう状態にしようと、そういう、いや……自信ない」訂正したあと、死ぬほどお風呂につからせて茹でダコにする、という行為を思いついた。ぼくの目の前にある彼女の首筋は青白いままで、何も起きない。「具体的に」彼女は無慈悲だった。昔から異常に羞恥プレイが好きなのだ。

2010-12-13 03:25:53
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

「えー……」「なあにぃ?」声から、彼女のにやついた頬がとても自然に想像出来る。恥ずかしがっているとどんどんドツボにはまりそうだ。ぼくは出来るだけ冷静になろうと、意識して、息を吸って吐く。「……キスの先」つっけんどんにぼくは言った。「キスしたことないじゃない」冷静な彼女が言った。

2010-12-13 03:29:48
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

「じゃあキスしていい?」子供のようなぼくの問いに、彼女は体を離す。最早意識しなくなっていた体温がはぎとられ、ぼくは心細くなる。彼女も眉根を寄せて、そして目を細めた。またカリカリと音が聞こえ出した。彼女は目を伏せる。ぼくはその頬に手を添える。冷たい。ぼくばかり、照れているような、

2010-12-13 03:34:10
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

なんとも言えない気持ちになる。だけど、もうここまで来たら……。赤い唇の甘さに自分なりの秩序を求めるという名目がちらつく。名目が本心になる。でも、普通にキスしたい気持ちも消えない。思い切って両手で彼女の頬を包み、顔を上げさせる。抵抗感はなかった。彼女はぼくの唇を見つめる。

2010-12-13 03:37:37
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

ぼくは顔を近づけ、そっと彼女の唇を舐めた。リップクリームの味しかしない。二度、三度と舐める。人体の表面らしい優しい甘さがわかって、安堵。「甘い」それから、一センチの距離を置いたまま散々逡巡して、それから、唇と唇と重ねた。強化ガラスの扉の向こうから、枯れた声の呪詛が聞こえた。

2010-12-13 03:40:07
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

あれが喋れることが不思議だという感想と、まだあの人間喋れるんだという感想が生まれ、そしてすぐに消えた。彼女の腕がぼくの背中に回る。ぼくの腕が彼女の腰に回る。でも、お互い唇と唇をくっつける以上のことはしなかった。彼女も照れてくれているといい、そんな風にぼくは思った。

2010-12-13 03:43:00
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

以上、電波女と青春男7巻のP71最後の行~P72最初の行の原作想像でした。いや、映像想像しようと思ったんだけど一人称にしたらどんどん小説向きに……。

2010-12-13 03:44:53
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

そしてなんかやたら長いし表記ゆれ(ガラスと硝子。他にもありそう)あるし夜中に突然なんの前触れもなくやりだすし……。

2010-12-13 03:44:57
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

あと行きあたりばったりだからかなりあれだな、整合性……あとで、整合性とれるように直してブログかピクシブかサイトかそれらの複合系かでまとめようかな。

2010-12-13 03:45:45
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

あ、腐敗臭の描写挟むのすっかり忘れてた。

2010-12-13 03:46:22
片手羽いえな@Jane Na Doe @Jane_Na_Doe

あと糞尿をさっぱり忘れていた。ううー……まとめよう。

2010-12-13 03:46:45

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