四國遍禮霊場記　巻二　讃州下

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「… 即(すなはち)海士の為(ため)に立る所なり。●園の子尼の堂は、町の中にあり。天野の里と云あり。其近き程に堂林と云所、海士の住(すみ)し所とかや。真珠嶋は、玉を得て海士引上ヶたる所となり。真珠嶋と云事、むかし是より大きなる真珠出ける故に…」 RT @kandemo

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「… 此名ありなといふ説あり。世のあやしむ事あり。今は論(ろん)する所にあらす。●行基ほさつの歌とて伝るあり。○塩(しほ)満(みち)てしまの数今ふふささきの入江入江の松の村立。」 「長尾寺圖」 RT @kandemo

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「四國徧禮霊場記　巻ニ」 75頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「補陀洛山長尾寺観音院 　此寺は、もと聖徳太子開建(けん)ありしを。大師(し)霊(れい)をつつしみ紹隆(じやうりう)し玉ふといへり。本尊観音立像長三尺二寸。…」 RT @kandemo

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「… 大師(し)の作なり。又、阿弥陀の像を作り、傍(かたはら)に安じ玉ふ。鎮守天照太神なり。さし入に二王門あり。寺の前、遍礼(へんろ)人の寄宿(きしやく)所有。むかしは、堂舎雲水彩翠(さいすい)かかやき。…」 RT @kandemo

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「… 石柱(ちう)龍蛇(りやうじや)拱(けう)せしかども。時遠く事さりて。荒蕪寥(りやう)々とし。香燭しばしば乏(とぼ)し。□長の初比とかや。國の守生駒氏。名區(めいく)の廃(すた)れ給事を惜み。再興(さいこう)あり。」 「大窪寺圖」 RT@kandemo

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「四國徧禮霊場記　巻ニ」 76頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「醫(い)王山大窪寺遍昭光院 　此寺は、行基菩薩ひらき玉ふと也。其後大師興起(こうき)して密教(みつけう)弘通(ぐつう)の道場(じやう)となし給へり。…」 RT @kandemo

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「… 本尊は、薬師如来座像長(たけ)三尺に大師(し)作り玉ふ。阿弥陀堂は、もと如法堂也。是は寒(さん)川の郡幹(ぐんかん)藤原ノ元正の立る所也。鎮守権現并弁才天祠あり。●大師堂。國のかみ吉家公建立(こんりう)し。民戸をわけて付られしとなり。…」 RT @kandemo

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「●鐘楼。鐘長四尺五寸。是も吉家の寄進(きしん)なり。 　●多寳塔。去寛久の初まてありしかと仆(たを)れたり。 　●むかしは、寺中四十二宇門牆(しやう)を接(まじ)へたりと皆旧墟(きうきよ)有。 　●奥(おくの)院あり。岩窟なり。本堂より十八町のほる。…」 RT @kandemo

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「… 本尊阿弥陀。観音也。大師此所にして。求聞持修行あそはされし時。阿伽(あか)とぼしけれは、独鈷(とこ)をもて、岩根を加持し給へは。清華ほとばしり出となり。炎旱(ゑんかん)といへとも涸渇(こかつ)する事なし。…」 RT @kandemo

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「… 又、大師いき木を率都婆(そとは)にあそばされ文字もあざやかにありしを。五十年以前。野(や)火ここに入て。いまは木(き)かれぬるとなり。本堂より五町東に弁才天有。…」 RT @kandemo

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「… 此寺むかし隆(さかん)なりし時、四方の門遠く相隔(へたた)れり。東西南北数十町とかや、今に其しるしありと也。」 RT @kandemo

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「四國徧禮霊場記　巻ニ」 77頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… 「此一巻□[=かねへんに侵のつくり]賃壇主●大坂西國町崕□[=工に公]壽●立賣堀小倉屋清兵衛●道頓堀阿波屋伝吉●同所阿波屋茂兵衛[為浄雲効宥永保可善]●同所天満屋三郎兵衛…」RT @kandemo

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「… ●阿波屋浄光●阿波屋九兵衛為浄三妙三妙雲●淡路屋太兵衛●淡路屋作兵衛為貞壽妙玄●小松屋吉左衛門為妙性●大和屋清三郎為存清寂□[=ノに玄]●紀州東家中嶋利右衛門●讃州牟礼村岡市郎右衛門●道頓堀荒屋久兵衛」 RT @kandemo

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「四國徧禮霊場記　巻ニ」 78頁 base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.js… RT @kandemo