「ユダヤ金融工学」とは何か?(三宅洋平さんとすべてのユダヤ陰謀論者たちへ)

【関連まとめ】 ・「ハザール談義(三宅洋平さんを囲んで)」(http://togetter.com/li/797580) ・「陰謀論とステレオタイプ(三宅洋平さんに言いたいこと)」(http://togetter.com/li/796946
国際 ロスチャイルド オリガルヒ シオニズム 反ユダヤ主義 ユダヤ 陰謀論 レイシズム ロシア イスラエル ハンナ・アーレント
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三宅洋平 @MIYAKE_YOHEI
ユダヤ金融工学を口にするだけで陰謀論者のレッテルを貼れるのであれば、世界経済の構造について語る時点で陰謀論者という事になる。 ある特定の言説を、ラベリングによって頭から封じ込めようとする人の事は、何論者と呼ぼうか。
三宅洋平 @MIYAKE_YOHEI
購入RT @intellipunk ”ユダヤ”金融資本とか軍産複合体とかはネットワークなので、一元的な見取り図は単純化した嘘になります。グローバルエリートのタグ付けよりも、システムやスキームを作る指針となる敵方の思想を見るといいです amazon.co.jp/dp/4582856667
三宅洋平 @MIYAKE_YOHEI
直接的にレイシズムの本ではありませんが「ユダヤ人問題」を理解するには、アーサー・ケストラー『ユダヤ人とは誰か』、落合莞爾『金融ワンワールド』がオススメです。レイシズムの根幹が、何処から生み出されて、何に利用されているか、参考にする価値はあるかと。RT @torapocodan
三宅洋平 @MIYAKE_YOHEI
俺も「あっやしー」って鼻で笑いながら読み始めたわけよ。RT @sangituyama: @yokatopia2014 三宅洋平がこれでユダヤを学べと言ってる「金融ワンワールド」の目次ですが... 第1部 金融ワンワールドの淵源 (近代国家を支配する者世界秘密結社を論ず
直立演人 @royterek
当たり前です。他方、「釈明とお詫び」の「金融業の成り立ちにユダヤ人が深く関係していること」はぎりぎりセーフと思います。歴史的に。@MIYAKE_YOHEI:ユダヤ金融工学を口にするだけで陰謀論者のレッテルを貼れるのであれば、世界経済の構造について語る時点で陰謀論者という事になる。
直立演人 @royterek
なお、これはこの言明それ自体について言えばというだけの話です。陰謀論史観に引きずられた人が言えば、意味合いも異なります。せめてまともな本を読んで下さい。@royterek:「金融業の成り立ちにユダヤ人が深く関係していること」はぎりぎりセーフと思います。 @MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
欧州の前近代から近代への移行期に「宮廷ユダヤ人」と言われる人たちが存在して、領邦国家に貸付をしたことはよく知られています。@royterek:「釈明とお詫び」の「金融業の成り立ちにユダヤ人が深く関係していること」はぎりぎりセーフと思います。歴史的に。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
しかし、それは歴史的には、当時のごく一部のユダヤ人がたまたま政治経済的に特殊な地位に置かれていたがために現れた過渡的な現象であったと言えます。その後、ロスチャイルド家の台頭も見られましたが、第一次大戦後のファシズムの台頭とともに急速に衰退に向かいました。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
そしてグローバル化し、政治経済が多様化した今日にあっては、「宮廷ユダヤ人」が一時的にもち得た経済上の一極集中的な力に匹敵するような現象はまず見られないでしょう。ただし、過去数十年のあいだに、幾分類似した現象が一時的に見られたのがソ連崩壊後のロシアです。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
エリツィン時代に台頭したユダヤ系オリガルヒの権勢がプーチン体制の確立とともに駆逐された状況については、『現代思想』(2014年7月号)に掲載された拙論「水面下の代理戦争――ユダヤ・ファクターから見たウクライナとロシアの動向」を参照いただければ幸いです。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
というか、もしご興味がありましたら、pdfファイルをお送りできます。が、商業出版向けの論考なので、買って読んでいただけたらそれに越したことはないのですが…。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
「金融業の成り立ちにユダヤ人が深く関係していること」があくまで特定の時代や地域に突出した特殊な政治経済的現象であったことと、それと反ユダヤ主義との関係については、アーレントの『全体主義の起源』と特に『ユダヤ論集Ⅰ』所収の論考「反ユダヤ主義」がお勧めです。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
なお、「エリツィン時代に台頭したユダヤ系オリガルヒの権勢」はたしかにありましたが、「シオニスト・マフィア」などと罵られた彼らの活動は、シオニズムやイスラエルとは直接的にはあまり関係ないです。ユダヤ人共同体の活動にコミットした人もいればそうでない人もいた。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
ソ連崩壊からプーチン政権の台頭までの過渡期に、個々のユダヤ系オリガルヒにロシア国内の富が一極集中(言うまでもなく、すべてではないですが)したことは否定できませんが、一方で、政治権力の暴走に歯止めをかけるリベラルなロシアの世論形成に一役買ったのも事実です。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
因みに、今はどうなってるかわかりませんが、少なくとも対ロシア経済制裁が執行されるまでは、ロシアで最もリッチな人間は、ユダヤ人ではなく、ウズベキスタン出身のムスリム豪商のウスマノフでした。同様に、ウクライナで最もリッチだったのはアフメトフというタタール人。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
この辺のランキングはころころ変わるので注意が必要ですが、少なくとも去年の夏頃まではウスマノフもアフメトフもダントツ一位で、他のユダヤ系大富豪は足元にも及びませんでした。いずれにしても、エスニック・マイノリティがタイクンとなるのは古今東西珍しくありません。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
ロシアに限らず、世界中の富がどういう人たちに集中しているかについてお知りになりたかったら、「フォーブス」の世界長者番付を参照した上で、特定の人物についてググったら、だいたいの構成がわかります。ユダヤ系はたしかに目立っていますが、当然、地域差はあります。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
で、なんで私がロシアの例を挙げたかといえば、特定の時代や地域でユダヤ系大富豪が突出した役割を果たしたとしても、それはあくまで政治経済的な事情や個々人の経営能力によるところが大きく、何か神秘的な集団的力学が働いているわけでないことを示したかったからです。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
で、なんで見ず知らずの三宅さんに私ごときが語りかけているかといえば、陰謀論やレイシズムが決まって「何か神秘的な集団的力学が働いている」ことを前提に生まれてくることを自覚していただきたいからです。三宅さんにそのつもりがなくとも、受け手はそうとは限りません。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
たとえば、エリツィン時代にユダヤ系オリガルヒがあれほど急激に富を蓄積していったかといえば、旧ソ連の「共産貴族」(そこにはユダヤ人の入る余地はなかった)のほとんどに経営の才覚がなかったことや、個々のユダヤ人新興商人が常識や因習に縛られなかったからなのです。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
ですから、「ユダヤ金融工学」なるものが仮にあり得るなら、①特殊な政治経済事情、②個々人の経営的才覚、③マジョリティが大なり小なり共有する常識や因習に囚われていないこと、④差別経験によるタフさ、⑤いくらかの国境を越えたコネクション、その程度の話なのです。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
そして言うまでもなく、ロスチャイルド家が19世紀を通じて台頭できたのは、そうした社会・経済・政治・文化的な諸要因が複雑に絡み合った結果であるに過ぎません。とりわけ近代国民国家の形成過程で、国境を越えたコネクションを最大限活用できことが大きかったでしょう。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
しかし、不幸なことに、そうしたごく一握りのユダヤ系商人への富の集中が、近代国民国家の形成過程で起きたために、ナショナリズムの高まりとともに国家の「他者」としてスケープゴートにされたのがユダヤ人だったというわけです。その意味で近代の反ユダヤ主義は特殊です。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
こうした問題については、アーレントの反ユダヤ主義の分析が非常に参考になります。アーレントは、反ユダヤ主義のこの近代的特殊性に着目した上で、そうした近代に特有の歴史的事情を軽視ないし度外視して、「反ユダヤ主義の永遠性」を信じたシオニストをも批判したのです。@MIYAKE_YOHEI
直立演人 @royterek
シオニストは、反ユダヤ主義者の言説を過度に内面化したあまりに、反ユダヤ主義を絶対化した点で、認識上の誤りを犯したのだと。ただし、ヒトラーの台頭とともにアーレントもまたシオニストになりました。@MIYAKE_YOHEI
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コメント

子どもを放射能からまもる会in千葉 @prochil_chiba 2015年4月18日
ウエーバーのお話に便乗させていただいて...。 「フッガー家、メディチ家を擁し貨幣的富の集積ではイギリスに先行したドイツ、イタリアが「近代化」→資本主義化で二歩も三歩も後れを取ったのはなぜか?」というのが大塚久雄「歴史における富豪と民衆」の主題の一つ
子どもを放射能からまもる会in千葉 @prochil_chiba 2015年4月18日
商人資本、高利貸資本が産業資本に転化するには封建制(農村)、ギルド(都市)という「非経済的」障壁を打破する社会革命、政治革命が必要条件、ゆえに大塚久雄は(敗れたといえ)ワット・タイラーの乱を重視する。
子どもを放射能からまもる会in千葉 @prochil_chiba 2015年4月18日
当時の社会運動はまず宗教運動としてあらわれた。ワット・タイラーの乱のジョン・ボール然り、ドイツ農民戦争におけるトマス・ミュンツァーの千年王国運動しかり。彼らは(宗教)改革派というより無所有、斉同の「地上における神の国」の実現を説き教団からも破門された夢想家であった。
子どもを放射能からまもる会in千葉 @prochil_chiba 2015年4月18日
ウェーバが評価したのはプロテスタンティズムの『精神』、エートスであり現実の教団、結社が何事かをなしたわけではない。むしろドイツ農民戦争におけるルターの手酷い裏切りに絶望いた人々の多くがカソリックに再帰依したように実際のプロテスタント教団の役割は反動的ですらあった。
子どもを放射能からまもる会in千葉 @prochil_chiba 2015年4月18日
ユダヤ人が非属人的な無記名債券=貨幣経済を熱望したのは容易に想像できるが、そのみちゆきは決して平坦ではなかった...という事で。
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