ハザール談義(三宅洋平さんを囲んで)
@unspiritualized (余談)この本の原著にそのあたり一章を割いているという話で訳として買って読んだんですが amazon.co.jp/%E9%81%BA%E4%B… 読んでみるとなんとユダヤ人の調査については日本では馴染みが無いため と断って丸々割愛していました。(えー)
2014-05-29 21:46:12@unspiritualized しかしこれ、昨今のアンチレイシズムにちょっと関わっていたから自分もすぐトンデモと気がつきましたが、案外抵抗力の無い人多そうです。(ハザール説も初めて聞いたときは見事に誘導されました。自分。) @yokatopia2014
2014-05-29 21:48:23これはですね、ある司祭の家柄を調べると中央アジアのグループとの近親が示唆されたんです。まあハザールの貴族ルーツの可能性はゼロではない。@KanabunGilles その小ブームの時は、遺伝学的研究 ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F… …@yokatopia2014
2014-05-29 21:49:58いっぽう僕がさっき触れた司祭職の家柄には中央アジアの遺伝子グループとの重なりがあった訳です。ハザール帝国の滅亡・西漸と、東欧人口の増大は時代的にあまりリンクしないこともあり、ごくわずかな移入があった可能性はあったかもね、でとどめるが吉かと。@KanabunGilles
2014-05-29 22:05:44@unspiritualized もともとのハザール仮説は歴史考証からも遺伝子調査からも否定されていると見て良いわけですね。レイシズムと結託してしつこく持ち出される続けている現状でははっきり距離をとったほうが良い。と。
2014-05-29 22:11:49「あまり」というか「全然」ですね。だいたい6、7世紀はブランクあります。@unspiritualized:ハザール帝国の滅亡・西漸と、東欧人口の増大は時代的にあまりリンクしないこともあり、ごくわずかな移入があった可能性はあったかもね、でとどめるが吉かと。
2014-05-29 22:16:14キエフ・ルーシにハザール出身のユダヤ教徒もいたらしいですが、非ハザール系との見方が有力のようです。@unspiritualized:ハザール帝国の滅亡・西漸と、東欧人口の増大は時代的にあまりリンクしないこともあり、ごくわずかな移入があった可能性はあったかもね、でとどめるが吉かと。
2014-05-29 22:18:54東欧でのユダヤ人の人口増加でいうと3世紀くらいのブランクではなかったでしたか。まあ、全然と言っていいくらいリンクはしていませんよね。@royterek 「あまり」というか「全然」ですね。だいたい6、7世紀はブランクあります。
2014-05-29 22:20:11たしかに、ポーランド王がユダヤ人の移住を許可したのが13世紀ですが、「急増」という意味ではもっと後の話になります。@unspiritualized:東欧でのユダヤ人の人口増加でいうと3世紀くらいのブランクではなかったでしたか。まあ、全然と言っていいくらいリンクはしていませんよね。
2014-05-29 22:24:21カナーンへ帰るのはスファラディであって独で迫害されたトルコ系アシュケナージは無関係だがイスラエルに居るのは殆ど彼等というのも矛盾。RT @yokoblueplanet1: @MIYAKE_YOHEI @afpbbcom 最も滑稽だと思うのは、「ユダヤ人」という「人種」は無い事
2014-07-09 14:44:23そのことと、ハザールは特段関係ないんですよ。ご参考までに以下のツイートに連なる対話を読んでいただければ幸い。 twitter.com/unspiritualize… @MIYAKE_YOHEI スファラディとアシュケナージの話は興味深い、と思っていますよ。まだ本を数冊読んだ程度ですが。
2015-03-09 23:55:51アシュケナジーム=ハザール説が全く支持され得ないのは、イディッシュ語の語彙にチュルク語起源の単語が皆無だというのが決定的かと。それよりスラヴ語説の方がはるかに説得力があります。@unspiritualized:そのことと、ハザールは特段関係ないんですよ。@MIYAKE_YOHEI
2015-03-10 00:01:30とはいえ、イディッシュ語=スラヴ語と言われても困るんだけど…。まあ、イディッシュ語・スラヴ語起源説を唱えているテルアビブ大(たぶんもう引退してるだろうけど)のポール・ウェクスラー氏は、少なくともユダヤ言語学界に居場所があるのはたしかだが。我が師も彼の説は「おもしろい」と言ってた。
2015-03-10 00:05:05@royterek その場合イディッシュ、ドイツ語、スラブ語の関係はどうなるのですか?ちゃんと調べれば良いのでしょうけれどちょっと楽して専門家にうかがいます。
2015-03-10 00:07:21ま、ハザールの中のさらに一部が東欧に移入したということはありうることですね。言語のごく一部は入っている可能性もある(シュロモー・サンドががんばっていました)。ただしとてもアシュケナージに成り代わったなどとは言えっこない。@royterek @MIYAKE_YOHEI
2015-03-10 00:07:22イディッシュ語は接触した諸民族の言語の宝庫のような言語ですが、チュルク語系だけはほぼ皆無に近いですね。@unspiritualized:ま、ハザールの中のさらに一部が東欧に移入したということはありうることですね。言語のごく一部は入っている可能性もある。 @MIYAKE_YOHEI
2015-03-10 00:09:34パーセンテージからしたら、流入の度合いもそれほどごくわずかということですね。@royterek イディッシュ語は接触した諸民族の言語の宝庫のような言語ですが、チュルク語系だけはほぼ皆無に近いですね。@MIYAKE_YOHEI
2015-03-10 00:11:52一言でいえば、スラヴ系の集団がユダヤ教に集団改宗して西へ移住してドイツ語話者に「同化」したというわけです。要は、定説とは正反対の発想というわけです。参考:forward.com/articles/20236…:その場合イディッシュ、ドイツ語、スラブ語の関係はどうなるのですか?
2015-03-10 00:16:22ハザールには外来のユダヤ教徒も暮らしていたことがわかっていますが、それでも他地域の言語の例と異なり、言語的影響が後世に全く伝わらなかったのです。@unspiritualized:パーセンテージからしたら、流入の度合いもそれほどごくわずかということですね。@MIYAKE_YOHEI
2015-03-10 00:21:01失礼、こちらです。Yiddishのwikiにもあるかな。The Origins of Yiddish, Part Dray:A Little-Known Slavic Language Called Sorbian (Forward) forward.com/articles/20236…
2015-03-10 00:24:03NYTの記事にもなってますね。1996年ですが。Scholars Debate Roots of Yiddish, Migration of Jews (The New York Times) nyti.ms/1IKAkAq
2015-03-10 00:25:47ちなみに、アーサー・ケストラーが『十三番目の氏族』を書いた目的は、同時代の反ユダヤ主義を反駁するためだったということはご存知でしょうか、三宅さん。皮肉にも、今やユダヤ陰謀論者や反ユダヤ主義者に重宝されてしまってますが。@unspiritualized @MIYAKE_YOHEI
2015-03-10 00:39:29困ったことに、ケストラー経由のハザール=ユダヤ説って、パレスチナ支持の左派にも微妙に蔓延しているんですよね。@royterek @MIYAKE_YOHEI
2015-03-10 00:41:26もはや陰謀論者と見分けがつかなくなってるんじゃないですかね。@unspiritualized:困ったことに、ケストラー経由のハザール=ユダヤ説って、パレスチナ支持の左派にも微妙に蔓延しているんですよね。 @MIYAKE_YOHEI
2015-03-10 00:42:26「トルコ系アシュケナージ」って何ですか? アシュケナージ=ハザール説はトンデモです。ごく一部ならあり得たかもしれませんが。@MIYAKE_YOHEI:カナーンへ帰るのはスファラディであって独で迫害されたトルコ系アシュケナージは無関係だがイスラエルに居るのは殆ど彼等というのも矛盾。
2015-03-21 00:41:52