心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU 漫画家　浦沢直樹先生登場回

心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU @senpai_rockyou

加藤「こんな事が実際にニューヨークで起きてるんだったら…」浦沢さん「僕のやってるのはエンターテイメントだから。それでどうしよう？って途方に暮れた状態で犬の散歩に出たんですよ。そしたら夜の街にカレーの匂いがしてて、なんか詞とメロディが一緒になって、ワ～となって…」

心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU @senpai_rockyou

浦沢さん「こんな歌が思いついたっていうのが出来て、『あっ！来週この歌をケンヂに歌わせて、追悼の会にしようって思ったんですよ。やったのが、『20世紀少年』のケンヂの歌なんですよ」（『Bob Lennon』ケンヂの歌が流れる）

心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU @senpai_rockyou

加藤「そうなんだ～。じゃあホントの人に、言ったら9.11がもしかして、なければ、新宿が倒壊するシーンで、時系列進んでたって事ですよね？」浦沢さん「で、あの歌もないんですよ」加藤「へぇ～」

心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU @senpai_rockyou

浦沢さん「なんというかね、そういう今を生きながら物を作るっていうのはこう、そういうものとの何か交信というかね、時代の空気みたいなものをね～そういう事なのかな～と思うんですけどね」

心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU @senpai_rockyou

当時の連載号――（ビックコミックスピリッツ2001年43号）木南「これ終わりのシーンて事？終わりだ」大東「で、次回のやつが描いてあるんですよ！」

心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU @senpai_rockyou

浦沢さん「時限爆弾、爆破の時間にポーンとなった段階で、ポンとしちゃったんですよ。で、どうなったの？って言って、ここにカセットテープがあるって言って、ずーっと歌を、ひたすら歌を歌うシーンにしたんですよ」

心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU @senpai_rockyou

加藤「で、歌を歌ってこうなるじゃないですか？『サンキュー』って。どういう気持ちですか？当然、予言してやろうとか、そんな気持ちも一切なくて、作品をもっとドラマチックにとかっていう風に考えてるだけですもんね？浦沢さんは？」

心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU @senpai_rockyou

浦沢さん「ただ週刊連載とか、連載ってそういうものなのかもしれないな～って思いますよね？」加藤「どういう意味でですか？」浦沢さん「いわゆるさっき言ったように、時代の空気と一緒に読者と往復書簡をしてるような感じで、こういう風に思ったんだ～こういう風に思ったんだ～っていう風に…」

心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU @senpai_rockyou

浦沢さん「もしかするとそういう事が、影響して、こういう事になってるかもしれないな～ってとこですよね？」加藤「いや、その話をされると、やっぱり週刊連載、必要ですよ」浦沢さん「そうなんですよ！それなんですよ！」

心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU @senpai_rockyou

加藤「そうですよね？さっき、しんどい、しんどいって言ってましたけど」浦沢さん「そうなんです。で、単行本になって、みんな大人買いで、完結したらダ～って読むんだってやってるけど…」

心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU @senpai_rockyou

浦沢さん「僕らの時代は『明日のジョー』でも『巨人の星』でも、一緒になって読んでグワ～っとみんなで、持ち上げてったんですけど、その雰囲気が、実は大事なんだと思うんですよ。週刊連載ってものはね。みんなで熱気を作るみたいなね」加藤「う～ん」

心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU @senpai_rockyou

とりあえず、で、反省会――一同「かんぱ～い！」加藤「さあ今日は、浦沢直樹さんが来て頂きましたけど」木南「貴重なお話をね」加藤「本気でやってる感じがするね、やっぱりね」大東「本気っすよね～」加藤「もうスゴイ！」大東「そりゃ大変なんですよ、当たり前ですよ」木南「連載ね～」

心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU @senpai_rockyou

加藤「当たり前」大東「1週間であの濃度を作ってるって事ですもんね？」加藤「俺、子供の頃、下のちっちゃいやつのも全部読んでる子供だったの」大東「マジすか！」加藤「ヤンマガとかだったら、下の『ビーバップ甲子園』とか1ネタのがあった。それも全部」一同「（笑）」木南「嬉しい読者」

心ゆさぶれ！先輩 ROCK YOU @senpai_rockyou

加藤「でも最近はやっぱり単行本になっちゃうわけ」木南「分かります」加藤「今日の話聞いて、やっぱり週刊誌読んだ方がいいんだなって」木南「その熱っていうのがね…」加藤「次の作品、楽しみだね」