【平井有太「福島―未来を切り拓く」④】

島薗進 @Shimazono

０【平井有太「福島―未来を切り拓く」④】　webneo.org/archives/29841　第3章「福島、市民の声」の紹介３。1,2は②③→　togetter.com/li/799587　togetter.com/li/799999　①→　togetter.com/li/799243

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１【平井有太「福島―未来を切り拓く」④】若松丈太郎（南相馬市原町区在住・詩人）「南相馬に住み始めたのは、日本にまだ原発がなかった頃。原発がつくられるという計画はあったが、それほど意識していなかった。」webneo.org/archives/29841

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２修正【平井有太「福島―未来を切り拓く」④】「被ばく国だったから、多くの国民は、政府の言う「平和利用」という言葉に欺かれた…」「原発の建設は、住民がほとんど知らないなかで進められた。当時の木川田東電社長は福島県梁川町の出身で、県知事と繋がり、県が率先してすすめた。」

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３【平井有太「福島―未来を切り拓く」④】「用地の大部分はもともと戦時中陸軍の飛行場で、戦後西武が買収し放置していた土地で、建設は簡単に決まった。反対する余地もない。声があがってもほとんど届かない状況だった」「1971年、福島第1が稼働した際、内部見学した。「なぜ？」と思った」

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４【平井有太「福島―未来を切り拓く」④】「東京電力が福島県の人口が希薄な場所を選び、海岸大地の海側を削り、外から見えないところに建設している。つまり、「危険」を承知して始めたのだ。以来、関心を持って見ていると、しょちゅう小事故を起こしていることが小さな記事で報道されている」

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５【平井有太「福島―未来を切り拓く」④】詩集『北緯37度25分の風とカナリア』について「福島第1の井戸が北緯37度25分。ある時、柏崎刈羽が同緯度だと気づく。の戸はんとの珠洲も原発予定地だった。この「同じ緯度上で、人々はどんな暮らしをしてきたのか、しているのか」を」

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６【平井有太「福島―未来を切り拓く」④】「書いている最中に、新潟沖地震で柏崎刈羽に被害が起き、そのことも書かざるを得なくなって、書いた」「最初に原発について書いた詩は「海辺からのたより」。古里古里村の村長コリコリ源八つぁんが、「水をお湯にして海に流す会社を誘致しよう」と提案し

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７【平井有太「福島―未来を…」④】「「温泉付き老人ホーム」をつくる。ホームの老人たちは、毎日気楽な生活。ただ、いざという時にはチリトリとバケツを持ち、アラーム（警報器）を付けて行かなければならない場所が１か所あるという、怖い話。方言で書いた」「今回の災害を「核災」と称している」

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８【平井有太「福島―未来を切り拓く」④】「「核災」発生後の今は「外に向けて」書こうという気持ちがでてきた」「自由民権運動。明治政府に対する反体制運動だった。今「核災」を受け、「なんで、みんなもっと怒らないのか」と思う。最近「なかったことにできるのか」という詩を書いた。」

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９【平井有太「福島―未来を切り拓く」④】「「核災」の原因者は責任を取らなければならない。誰も責任をとらないまま、うやむやにするのは、日本人の悪いところだ」。以下、詩「なかったことにできるのか」より。「夏に湿気のおおいこの国の風土では／人が住まない家屋のなかは／いたるところ」

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１０【平井有太「福島―未来を切り拓く」④】「じっとりと黴が生える／ありとあらゆるものを腐らせる／人びとのこころまでも患わせる」「小児甲状腺がん発症者および疑いある者三百倍／核災関連死者千七百三十人超／避難者はいまも十万人超／このあと二年後も帰還できない人五万人超」

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１１【平井有太「福島―未来を切り拓く」④】「燃料デブリ取り出しの願望的開始目標二〇二〇年」「無残としか言いようがない現実がある／あったことを終ったことにするつもりか／あったことをなかったことにするつもりか／同じことをくりかえすために／いまあることをなかったことにできるのか」（続）