なこついのべ2015 #twnovel
うろろんは楽しかったみたいだけど、別に今日は良い日でもなく、ただ有給とお金と時間を浪費しただけ。ああ、胡乱。ああ、怠惰。明日は会社に行けるかな。行けるといいな。行かなくても死なないけど、長期的には死ぬかもしれない。おやすみなさい。よろしく、明日の俺。 #twnovel
2015-08-27 19:29:34うろろんはいつも長靴を履いています。かぽかぽして歩きにくいのに。いつ雨が降ってもいいように、足がずぶずぶで悲しくならないように、長靴を履いているのです。それで、雨が降り始めると、ああ、長靴を履いていて良かった、と思うのです。水たまりにわざと入ったりするのです。 #twnovel
2015-09-02 08:39:51だいたいの妖精は自分の持ち分は決まっていて、ただ毎日その力を適切に適度に使っているのです。私は、家系ラーメンの店の水を美味しくする妖精です。弟は二郎系ラーメンの店頭にある黒烏龍茶の自販機の妖精をしています。母は、汁粉に加える塩の妖精でした。ええ。肥満家系です。 #twnovel
2015-09-09 23:19:19#なことゆら は、不思議な生き物を見つめています。にゃんしーさんが捕まえたのだそうです。ピンク色でハイヒールを履いている、台湾の野生のうろろんだということです。「…ちょっと、違う気がする」と、ゆら。「違うよね…」と、なこ。「ウロローン?」と、うろろん(?)。 #twnovel
2015-09-14 07:59:21うろろん本人に見てもらおう、ということで、 #なことゆら はウロロン(?)をうろろんのところに連れてきました。「ウロロロローン」「うろ…ろん…」ウロロン(?)は、うろろんが気に入ったみたいです。うろろんは、少し怯えています。「仲間じゃないのかなー」と、ゆら。 #twnovel
2015-09-14 08:01:42「そうごうてきにはんだんするとね」と、なこ。なこは、総合的に判断するのが得意です。「不確定名がウロロンなのであって、未確定なんだ」「ふんふん」「誰かが[知識:台湾のモンスター]で成功しないと…」こいつは、いつまでも「ウロロン(?)」のままです。 #twnovel #なことゆら
2015-09-14 08:08:07「うろろん、ろん」うろろんは、この前連れていってもらったおいしい焼肉屋さんに、ゆらさんを連れていこうよ、と言っています。うろろんは初めて焼肉を食べたので、とても気に入ったのです。「そうだねえ」焼肉には少し詳しいなこも、あの焼肉屋さんは美味しかったと思うのです。 #twnovel
2015-09-14 19:42:40「タヌキを石けんで洗うとごわついてしまうたぬ。そんな時に使うのが、これ」「たぬきリンス…!」「これを使えば、つやつやな毛並みのふわふわタヌキになるたぬよ」「ほほー」
2015-09-24 18:29:52「今は色んな種類のたぬきリンスがあるたぬ」「…フローラルの香り」「こっちはスカルプケア。こっちは、縞模様がくっきりするタイプ。どれが良いたぬ?」「じゃあこれ」「かわいくなるタイプたぬね、それ使うと、かわいくなるたぬ」「ほんとにー!」「うそたぬ」
2015-09-24 18:51:27うろろん「うろ…ろん…」 なこ「お、捨てうろろんだ。可哀想に…」 うろろん「うろろん…」スリスリ なこ「よしよしウチで飼ってあげようね」 うろろん「うろろーん!うろろろろろーん!ろんろん!」 なこ「こらこら、はしゃぐなはしゃぐなww」 #twnovel
2015-10-05 12:15:22うろろん「うろ…ろん…」 なこ「お、捨てうろろんだ。可哀想に…」 うろろん「うろろん…」スリスリ なこ「よしよしウチで飼ってあげようね」 うろろん「うろろーん!うろろろろろーん!ろんろん!」 なこ「こらこら、はしゃぐなはしゃぐなww」 #twnovel
2015-10-05 12:15:22さばさば系女子か、と。一瞬の出来事でした。ご飯の前にお手洗いを済ませたのです。戻ってきたら、食い荒らされた、さば、さば。「にゃあ?」「みいー」かわいい顔をしている。さばをかじってみたけど好みじゃなかったから残りはそのまま置いておいたわー、ってことか。こもさば? #twnovel
2015-10-17 11:33:14今日はうろろんが会社についてきました。「うろろん…」朝から満員電車でぎゅうぎゅうです。満員電車があんなにぎゅうぎゅうなのは、ニンゲンの間にいっぴきずつうろろんが挟まっているからです。電車に乗って、乗り換えて、歩いて、歩いて、会社です。「うろろん!」大きなビル! #twnovel
2015-10-29 18:01:43会社の中は、ぴってして入ります。大きな机!パソコンがたくさん!人もたくさん!「うろろん、ここにいてね」おとなしく、ひとつ空いている席に座ります。朝礼って、なんだか大事そうな話をしていたので、うろろんは黙って聞いていました。「うろろんろん」皆と社訓も唱和します。 #twnovel
2015-10-29 18:06:409時になると途端に、電話が鳴りはじめます。皆、電話取るのすごく早いね。選手権かな?左手で受話器を取って、右手でメモして、たたたたたん!ってキーボードを叩きます。うーん、早い。「うろろん…」普通に話してる人もいるし、怒って話してる人もいます。何だろう?喧嘩? #twnovel
2015-10-29 18:09:31「ヤクルトでーす」カートを押したおばちゃんがやってきました。なになに?何人かおばちゃんの周りに集まってきます。「うろろん、いっこ買ってあげるよ」カートの中には、みっしりと、ヤクルト、ジョワ、ミルミル。うろろんは悩んで、ミルミルにしました。なんだかかわいい名前。 #twnovel
2015-10-29 18:12:32ちゅうちゅう。ミルミル、甘くて美味しい。うろろんは気に入りました。飲み終わった後は、ストローで容器をへこませてべこべこ言わせて遊びます。そのあとは暇なので、機械から紙が出てくるのを見守ることにしました。しゅーっと紙が出てくるのですが、突然止まってしまいます。 #twnovel
2015-10-29 18:16:20どうしたの?死んじゃったの?うろろんは機械の横をとんとん、って叩いてみます。まだあたたかい。瀕死?「あ、紙がないねー」機械の横の引き出しみたいなところに紙を入れると、またしゅーっと出てきました。良かった。死んでなかった。どんどん紙が出てきます。えらいな、きみ。 #twnovel
2015-10-29 18:18:58あるとき突然、皆が席から立ち上がりました。どうしたのかな?なにごとかな?「お昼だよ」ご飯の時間!うろろんはぴょこんと椅子から降りました。お昼ご飯を買いに行くのです。「コンビニで良い?」「うろろん!」うろろんはコンビニが大好きです。明るくて何でも売ってるお店。 #twnovel
2015-10-29 18:21:36コンビニの中は、人々がぐるっと並んでいます。ほかのコンビニとはルールが違うみたい。「並びながら、欲しいのがあったら取るんだよ。後に戻れないから、ちゃんと考えてね」「うろろん…」このコンビニ、難しい。うろろんは考えて、考えて、ツナマヨおにぎりとコロッケにします。 #twnovel
2015-10-29 18:25:14ほかにもいろいろあったんだけど、悩んでいたらもうすぐレジの順番で、もうおにぎりコーナーしかなかったのです。おにぎりだけだと足りないかと思って、お会計の時にコロッケも追加してもらいました。「うろろんろん!」うろろんはコロッケが大好きなので、嬉しくなりました。 #twnovel
2015-10-29 18:26:54会社に戻って、おにぎりとコロッケを食べて、ヤフーニュースとか見て、お腹がいっぱいでうとうとしていたら、気がついたら皆、また仕事を始めています。みんな、えらいな。はたらきものばっかりだ。うろろんも、いよいよ働くことにしました。 #twnovel
2015-10-29 18:28:26