核、素粒子物理学はもっとも根源的な粒子が何なのかを探し出すのが主目的です。 歴史の話をすると19世紀では原子が知られており、これが最も根本にあると考えられていました。全ては原子からなる。 Atomという言葉(ギリシャ語ではατoμoσ)ですが… #subatomic_TL
2015-04-06 13:11:06この言葉は「分けられない」という意味です。 また、元素があることも知られていました。元素のあいだには周期性があり、例えばヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノンは似たような化学的性質を持つことが知られていました。その結果できたのが周期表です。 #subatomic_TL
2015-04-06 13:12:29しかしラザフォードが実験により原子は原子核の周囲に電子があるという構造があることを示しました。 このようにボーア模型として描ける原子の大きさは10^-10m=1Å程度となります。そしてエネルギー準位のオーダーは1eVとなります。 #subatomic_TL
2015-04-06 13:14:28しかし今度は1932年に核に内部構造があることがわかりました。核には陽子と中性子があります。ここの絵の核を拡大するとたくさんのプロトン、ニュートロンが見えるというわけです。それらを集めた原子核の大きさのスケールは10^-14m、… #subatomic_TL
2015-04-06 13:16:01エネルギースケールはMeV程度です。電子より6桁ほど高いわけです。 ここで陽子、電子、中性子がわかったわけですが、1930にニュートリノの存在が予言されました。今までの粒子は発見されてからその性質が説明できるようになったわけですが、… #subatomic_TL
2015-04-06 13:17:34ニュートリノは存在が予言されて、探し求めた末に見つけられた粒子なのです。ニュートリノはβ崩壊でE、ρ、L保存のために必要と考えられたのです。 #subatomic_TL
2015-04-06 13:20:031950年に加速器技術が発達したことにより大量の新しい粒子が発見されました。100個のオーダーです。あまりにもたくさん出てくるものだから研究者たちは元素の同様にこれらを似た性質を持ったもの同士で分別し始めました。 #subatomic_TL
2015-04-06 13:21:31