さて、これから1時間後、日本漢文学プロジェクトのワークショップです。今日は、実況ツイートをやる元気があまりないけれど、一応、準備はしていきます。途切れても、どうかご容赦ください。
2015-04-10 16:09:56開始3分前です。ちいさめの教室(定員50名弱)ですので、はやくも満員っぽい雰囲気です。授業の一環としてやっているようで学生さんがたくさんいます。
2015-04-10 16:58:48合山先生による趣旨説明がはじまりました。前回は古代から近代まで広く扱ったが、今回から時代を絞ってやる。19世紀中盤から後半について。幕末維新期の漢詩漢文をどうとらえるか。
2015-04-10 17:05:58最初はマシュー・フレーリ先生(ブランダイス大学)のご講演です。先生は成嶋柳北の研究者として世界的に有名。「幕末維新期の漢詩文における隠逸の「かたち」」。
2015-04-10 17:09:29陶淵明の肖像画、あるいはその流れをくむ肖像画の中にある「菊」のイメージ。陶淵明と自己を結びつける中国・日本の詩人。しかしそのイメージ、アプローチはそれぞれ。
2015-04-10 17:16:03陶淵明の受容史に関する研究書の紹介。海外における陶淵明受容史の研究には瞠目すべきものがある。それにしても、マシューさんの日本語力がすごい。
2015-04-10 17:17:53陶淵明の「隠逸」イメージの受容。時間と空間を越えて。幕末における月例詩文会の課題には、陶淵明がよくでる。そのイメージは飲酒と隠逸が中心。
2015-04-10 17:19:35矢口謙斎と成嶋柳北。隠者のペルソナの基準として陶淵明のイメージ。矢口が蝦夷へ派遣されたときの柳北の送詩。その中にふまえられる前漢のテキスト。古典共有の世界。(ツイートが断片的ですみません)
2015-04-10 17:26:38謙斎の事績を解説されています。明治からの撤退ということで記憶される人物。日本漢詩のアンソロジーに引用される謙斎の漢詩はただ一首。明治のカレンダーを使用しない。静岡学問所にいて、中央からの招聘にも応じなかった。
2015-04-10 17:32:06ご講演終わり。2分休憩をはさんで、青山英正さん。尊王攘夷表現における和歌と漢詩。あーハッシュタグをつけるのを忘れていました。すんまへん。
2015-04-10 17:48:09和歌と漢詩。領域を超えて研究しましょうという提言。同じ状況において詠まれた和歌と漢詩を検討する。まず吉田松陰の死に臨む和歌と漢詩。
2015-04-10 17:50:46和歌には「大和魂」の語。和歌では主君と臣が疑似恋愛的に詠まれるのが伝統的。これに連なる。漢詩「正気歌」には、和歌的発想と漢詩的発想が混在。
2015-04-10 17:55:12ついで『近世殉国一人一首伝』から、いろんな人の絶命の漢詩と和歌。漢詩の方に、和歌的発想がある。『興風集』『興風後集』の長歌の検討。長歌に「忠義の魂」。
2015-04-10 18:00:48そんな問題提起に次いで日野俊彦氏。森春涛(字が略体ですみません)の詩について。44歳で「国島清(せい)」(30歳)という女性を娶る。清の、杜若の和歌に賦す七言絶句詩について。
2015-04-10 18:11:11日野俊彦氏の発表。まず資料について、春涛の位置付け「春涛をこの時期の漢詩の軸に据えていい」、国島清のこと、春涛の和歌。
2015-04-10 18:11:35春涛は和歌や発句をものしていたことが、「春涛先生逸事談」に見える(徳田武先生が『江戸風雅』で紹介)。また芭蕉句をふまえた絶句もある。
2015-04-10 18:14:00