「電子メディアが出版産業に与える影響」レポ
小峯さん:植村さんの話にあったベストエフォート、ギャランティー、出版業界、ネットの図はいい。今、田舎にいったら本屋はない。本がないときに電子ブックはいい。出版社だけでなくいろんな人が出来るのは面白い変革期 #chitekise
2010-03-05 16:48:10杉本重雄教授:私自身もコンビニの話と同じように考えている。本屋の減少に対しデジタルで、かつ自動製本まで出来れば立ち読み+自動製本の方が本のない街よりいい。それからこれは植村さんに。返本率が4割を少し超えている。ビジネスモデルとして健康? #chitekise
2010-03-05 16:49:27杉本先生:紙の消費量の問題もあり、無駄をなくそうというときにオンデマンド印刷の方がましではないか。高尚な話ではないが、今までの出版モデルでは途中の印刷・物流が多くのコストを占めていないか #chitekise
2010-03-05 16:50:13杉本先生:安ければ買う利用者はいる。ネット上のものはただじゃないと使わない。すべてがただは難しいかも知れないが、コストがずっと安くなって途中の段階はアンハッピーかもしれないが作り手・読み手がハッピーになる可能性はないか #chitekise
2010-03-05 16:50:54植村さん:まず、返本4割はそれが全て廃棄されるのではなく、ぐるぐる回っている。新刊が1万冊世に出たら、4000冊返ってきて、カバーをかえてまた回る。4割辺本は4割廃棄ではない。東京電機大出版局では最後の1冊まで売る #chitekise
2010-03-05 16:51:58植村さん:コストは作り手と読み手が決めていくもの、作り手だけで決めるものではない。価格決定はマーケットでやり取りする。中間に立つ人に決められるのは嫌で、買う人と売る人で決めたいと思う。 #chitekise
2010-03-05 16:52:35植村さん:返品率を下げれば安くなる、という単純なものではない。返品の最大の問題はトラックのコスト。売れない本は1円も取らず出版社に戻す、流通コストが大きい。書店に行って売れないと戻る本の配送コストが無駄。それをデジタル技術でカバーするサービスはあるべき #chitekise
2010-03-05 16:53:44植村さん:それからこれがいやらしい話だが、ベストセラーのための最終ロットって1万とか刷らないと入れない。あるところから上で狙っていくので、東京電機大出版はベストセラーありえない。280と思えば280、300と思えば300売れる。 #chitekise
2010-03-05 16:55:08杉本先生:本の賞味期限は? 最近、コンビニでも期限の近いお弁当は安く売る。同じようなことは本にはない? ものとしての読みやすさも含めて、最初は高かった本が途中から紙をやめてデジタル、とか #chitekise
2010-03-05 16:56:09小峯さん:現場の話。現状、一番偉いのは本屋の従業員。植村さんがアメリカでセールスよりマーケティングが偉いと言ったが、日本は本屋の従業員が偉い。書店員が「つまらない」といったら3日で戻ってきて廃棄処分。 #chitekise
2010-03-05 16:56:57小峯さん:本を安くするのは値段を印刷し直すコストがしたくなるので絶対したくない。今は紙、デザイン、印刷あたりは決してコストを下げようとしない。今は書き手が下げられる。電子ブックで安く選べるなら・・・ #chitekise
2010-03-05 16:58:02小峯さん:デザイン事務所はいいところにあって頭来る。電子ブックで安くなるならいい。本の値段を順番に下げるのは差し込み等で不可能、技術的に。 #chitekise
2010-03-05 16:58:31小峯さん:読み手と作り手がハッピーになれるかは読み手の選択次第。面白ければよかった、つまらなかったらつまらなかった。『1Q84』はみんな「どう思った?」と聞くが、あれは「あんな面白くないものが・・・」ということ #chitekise
2010-03-05 16:59:24影浦先生:図書館の観点から言うと、本は賞味期限がない。賞味期限があるものは逆にいえば本ではない。植村さんのモデルで上に残るものがどれくらいあるか。 #chitekise
2010-03-05 16:59:56