ホラーと対峙する——恐怖・差別・排除について
- t_mutsumin
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@tricken まーそうですよね。ことホラーという文芸の範疇においてはその「予断」が「有害」であることはまずない訳ですが(むしろ予断を持ってないと殺されちゃったりする)、現実はそうじゃないですからねぇ。
2010-12-21 00:11:36@yas_kawamura わかりません。ただ、殺人を犯したのち罪を償って出所した元受刑者に対して、世間の目が冷たいのは事実です。建前上は一般市民として受け入れるべき存在なのに。
2010-12-21 00:13:37@liliput そのボーダーラインを追った時、危険な領域が発生する。虐げられた側の爆発・逆襲・テロリズム。僕はそれで思い出したのが黒武洋『そして粛清の扉を』。差別する子供が人質に取られ、女教師に次々殺されて行くホラーサスペンスですが、その背景は安心して排除できる狂気ではない。
2010-12-21 00:15:47@kunimiya あれは自分に対する恐怖というよりかは、異形に対する恐怖(と偏見)をちょっとトリッキーな方法で示したものだと思います。似たような類型の話では「自分は実は精神異常者(外国人)の血をひいていた」とかいうのもありますね。
2010-12-21 00:16:03@liliput そうですか。自分はあれらを読んだときに感じた恐怖は「自分自身が制御/把握できていない」というものだったのですが、あまり一般的な恐怖の解釈ではないのですね。
2010-12-21 00:20:46@tricken 『そして粛清の扉を』読んだことないなーそういう話なのですか。ちょっと読んでみたいですね。
2010-12-21 00:21:07@liliput 話がとっちらかっているけど、今まさに殺人を行っている殺人鬼を前にした話(映画で描かれ観る者が嫌悪するのはそこでしょ)と、すでに罪を償って社会復帰した「もと殺人鬼」を一緒に語るのはおかしい。そして罪は償っても遺恨は残る。それは一生背負うべき咎(とが)というもの。
2010-12-21 00:23:27@liliput よくバトルロワイアルと比較されるようですが、ホラーに接近しているのはこれでしたね。
2010-12-21 00:23:27ホラーについて面白いツイートが流れていくのを眺めつつ、こういうのに喜んで食いつきそうな猟犬が、早々に寝入ってしまったので「うへへーい」と思う。私のオノマトペーは文字に変換すると他人様に伝わり難いのだが、「うへへーい」は「うへへーい」なのだフィーリングで分かって頂きたい。(←無茶)
2010-12-21 00:25:34@kunimiya 一般的かどうかはちょっと分かりませんw 僕はあれを「もし自分がキモイ異形になっちゃったらどうしようコエー」という話であるように読みました。
2010-12-21 00:25:38@yas_kawamura ホラーで「今まさに殺人を行っている殺人鬼」をひたすら恐ろしく不気味に誇張して描くのは「差別的」と言えます。ミステリなどでは殺人者に共感できるように描いているものも多いのに。あと「罪は償っても遺恨は残る」という考え方もともすれば差別につながりますね。
2010-12-21 00:30:03@kamedango きっとあとでまとめられたものを「おいちー(=w=)」とはむはむするであろう。
2010-12-21 00:30:42@yas_kawamura まぁ、そういう猟奇殺人者を誇張して描いたホラー作品を観賞して「キモイ怖いあっちいけ」と思うこと自体は別段差別ではないと思います。
2010-12-21 00:36:00@liliput @tricken 駆け付け一杯的なレスですが、「喜劇もまた偏見を(ry」ってのは前提としてあるわけですよね?
2010-12-21 00:37:28@thinkeroid はい。まぁ多かれ少なかれ全ての文芸作品にそういうのはあるよねーという話はしていたところです。
2010-12-21 00:38:55@kunimiya いやー個人的には、あれが異形でなくても恐怖譚として成立した、という事に興味があります。もうちょっと詳しく解釈を教えて下さいな。
2010-12-21 00:40:10@liliput 私も喜劇については中島らものエッセイでちらっと読みました。全てかどうかはともかく、感情を動かすのにはうってつけの構造ですよね。
2010-12-21 00:41:17@thinkeroid 多くの人に分かりやすくアピールするにはうってつけだと思います。中島らもはそんなエッセイを書いていたのですね。
2010-12-21 00:44:53@yas_kawamura 差別というのは作者に差別意図があるかないかという点のみでは論じられないもののようですし、そもそも今回の企画はホラー作品に差別が内包されているという解釈は可能かどうかを検証する試みですから、本当にそれが社会一般で差別とされ得るものかどうかは別の問題です。
2010-12-21 00:47:25