「内面」に目覚めるとき

幼年期を語る
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It happens sometimes @ElementaryGard

www1.e-hon.ne.jp/content/sp_003… 皆さんは中学のとき朝読書なるものをやらされませんでしたか。金八先生シリーズでも取り上げられています。あれ生徒のひとりひとりに「内面」を自主的に作らせて、生徒どうしでなれ合い、つるむ索を断ち切るためにあるんですよ。

2015-04-24 01:14:49
It happens sometimes @ElementaryGard

少女漫画だと、主人公が何か喋っているところに「違う、私がいいたいのはそんなことじゃない」とか何とかモノローグが重なりませんか。今どきのものは良く知らないのでひょっとしたらもう廃れている?ああいうのが「内面」です。

2015-04-24 01:16:09
It happens sometimes @ElementaryGard

自分のことばにツッコミを入れるのです。起源は石森章太郎の女の子向けまんがだという説があります。どうなんだろう。いわゆる「内面の発見」。

2015-04-24 01:19:59
It happens sometimes @ElementaryGard

「個の確立」とは似て非なるものです。「内面」を強引に「個」にもっていくためのチャンネルとしてフェミニズムは機能した。強引に。日本ではそう。

2015-04-24 01:21:22
It happens sometimes @ElementaryGard

自分は小学校に上がる数か月前に大けが(主観)で入院して、左腕と首から上しか事実上動かせない日々を過ごしています。それで読書魔になった。それしかできなかったから。子ども向けの理科のまんが本を読んで読んで読み返した。今思うと「内面」があのとき生まれた。

2015-04-24 01:24:26
It happens sometimes @ElementaryGard

その「内面」は、文学とか少女漫画的感性ではなく、理科のことばで形成された。ここがなんというか個性というかその後の人格形成のねじれになったというか。今振り返りながら苦笑いしてますです。

2015-04-24 01:25:44
It happens sometimes @ElementaryGard

いわゆる人工知能に後に心惹かれたのもその関係かもしれない。小説版『2001年宇宙の旅』を小6のとき読んで、映画では描かれなかったハルくんの苦悩に涙。チューリングの名前はもっと前に読み知っていたかもしれないのですが、チューリング・テストについてはこの小説で知った。

2015-04-24 01:28:52
It happens sometimes @ElementaryGard

大戦中に暗号解読で天才を発揮したこと、戦後にホモであることが警察にわかってホルモン注射という「治療」を強制され自殺したことはもっと後になってサイモン・シンの『暗号解読』で知った。

2015-04-24 01:30:37
It happens sometimes @ElementaryGard

自殺したことは小松左京『日本沈没』上巻の末尾で、主人公・小野寺のモノローグで知っていました。「人間は高度な論理的帰結に耐えられないことがある。万能チューリング機械の可能性を考えつめて自殺してしまったチューリングしかり」とかなんとか。

2015-04-24 01:32:11
It happens sometimes @ElementaryGard

自殺の原因はソドムの男を許さない当時のイギリス社会だったんですねバンコラン少佐。

2015-04-24 01:33:00
It happens sometimes @ElementaryGard

映画『2010年』(1984年)に、ハルの設計者つまり親である科学者が登場。この二人のやり取りがとても印象的でした。映画そのものは凡。 pic.twitter.com/qRXdOkClOD

2015-04-24 01:36:01
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It happens sometimes @ElementaryGard

そういえば『レナードの朝』でロビン・ウィリアムスが演じていたお医者さんが、チャンドラ博士っぽい役柄でした。

2015-04-24 01:37:49
It happens sometimes @ElementaryGard

天才数学者チューリングが夢見た究極のマシン像。ハルはまさに彼の夢想の結実した姿でした。

2015-04-24 01:40:18