イラストレーター・中村佑介氏による『無断２次使用に対する意見』(2015.04.25)

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

僕の意見としては、こんな風の無断２二次使用の著作権問題を扱う際には、「誰でも販売できるよ」のうたい文句を信じただけで、違法を知らないほとんど一般参加者ではなく、プロ・会社としてチェックに手間をかけず、手数料だけを儲けるフリマアプリのシステムが悪いと考えております。

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

という訳で、ま、ここは著作権違反報告アカウントでもありませんので、この話はこんくらいにして、あとはこちらで適切に動きますね。引き続き、先程↓のツイートの拡散ご協力、宜しくお願い致します。twitter.com/kazekissa/stat…

中村佑介🎨グラニフ第2弾 @kazekissa

【メルカリ】はじめ、ほとんどのフリマアプリ（サイト）は、お手軽な分、運営が細かな権利チェックもしないまま、一般ユーザーに２次使用商品販売を可能にさせるので、皆さま知らず知らずのうちに著作権法違反に加担する場合がございますので、どうかお気をつけ下さいね。

2015-04-25 13:36:46

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

【メルカリ】はじめ、ほとんどのフリマアプリ（サイト）は、お手軽な分、運営が細かな権利チェックもしないまま、一般ユーザーに２次使用商品販売を可能にさせるので、皆さま知らず知らずのうちに著作権法違反に加担する場合がございますので、どうかお気をつけ下さいね。

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

むむむむむずかしいいいいい。あとでもっかい考えます。

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

先日のメルカリの無断２次使用グッズの出品報告の一件から、著作権について、まだずっと考えています。twitter.com/kazekissa/stat… pic.twitter.com/hLinaC8dey

拡大

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

というのも、こういう問題が考える時「だったら２次創作の同人誌はどうなんだ？」という問いが必ず付いて生まれるからです。そう、昔はコミケという闇市のような場所限定で売られていたからグレーゾーンだと捉えられておりましたが、今ではネットでも堂々と買えるんですよね。

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

ここでハッキリさせておきますと、著作権が切れていない作品に対する２次創作の同人誌は、さきほど表現上グレーと言ったものの、実は著作権法上では完全に【黒】です。ただし著作権法は親告罪ですので、その元の漫画の出版社／作者が「やめろ！」と言わない限り、罪には問われない。そんな感じです。

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

「ではなぜ作家や出版社は許してるの？もしかして知らないだけ？」　いいえ、知っています。これには諸説ありますが、もっとも有力なのは「漫画文化全体の発展や、漫画家の卵の育成の場として見て見ぬふりをしている」というものです。

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

ただし、それは【出版界の総意】というより【出版界全体を包む今の雰囲気】に近く、出版界の中に良くは思っていない人、部署、出版社も多々あり、あまりにも目についたものに関しては、過去に『ドラえもん最終話同人誌問題』のような例も。 ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89…

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

と、ここで。「同人誌なんて買ったことないから、関係ないやー」と思っているアナタ。そのアニメのアイコンも、著作権上ではアウトなんですよ、実は。「同人誌もアニメも興味ないから」というアナタ。昨日「すごい良かったー」とアップしたCDジャケットの写真、それも著作権上ではアウト。実は。

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

ただ先程の同人誌の例と同じように、作家や権利を持っている会社が見て見ぬふりをしているので、セーフなだけなんですよ。だから「これで商売してないからセーフ」では決してなかった訳です。あくまで著作権法上では。

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

でも、こんなことを細かく言って、守ってくと、世の中ギスギスするし、ネット上にはほとんどの画像が残らなくなります（笑）　そして親告罪な分、線引き（ボーダーライン）というのは、作家個人個人に委ねられている為、一般の方にとっては、「じゃあこれは？」「ならそれは？」と実に難しいですよね。

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

極端な話、自分で漫画キャラを描いてアイコンにしたり、友達にアクセサリーにしてプレゼントしたり、そんな「私的利用」と呼ばれる範囲内では、こちら側も問題にすることはほぼありませんので、僕は、一般の方は気にせずそのまま楽しんだら良いと思っています。ここまで話しといて、ですが　笑…ただし

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

ただし、会社となれば話は別です。個人的使用とは違い、規模が多くなるので、例えば無断二次使用品の販売なんて、すぐに人目につき、訴えられますからね。それ以前にまともな会社ならば法務部ないし専門家がおり、そんなこと最初からしません。

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

つまり著作権法上では真っ黒なアウトでも、作者側が好意で設定したグレーゾーンを逆手に取り、「だったらこれもＯＫっしょ！」と違法グッズの販売を許し、堂々とお金のやり取りをさせているのが、昨日話題に出したメルカリ含め、ほとんどのフリマアプリや登録制一般グッズ販売運営会社の機能なのです。

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

【メルカリ】のキャッチフレーズは「スマホカメラから3分で気軽に出品」。随分判断力と速い法律専門家がおられるのでしょう。ずいぶん各社への二次使用の連絡・許諾の早い会社なのでしょう。問題がなければ、の話ですが。僕なんて自分のイラストを画集に載せるだけでも、１週間以上かかるのに（笑）

高田明美(マミと野明の母(?)♡) @AngelTouchPlus

@kazekissa イタリアなどでクリィミーマミの同人グッズが作られ、しかも無駄に出来が良いのです。私も、アイコンなどは目をつぶっていますが、グッズはちゃんと認可取ってくださいねと警告文をぴえろ経由で送ってもらっています。(⌒-⌒; )

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

だから「すぐ稼げるよ」と謳う分、専門家や法律チェック機能のないフリマアプリでは、「これ…いいのかなぁ。。。？」というグレーゾーン商品を販売したい時には、しない方がベスト。もちろん正当に完全オリジナルの自作グッズを販売している方がほとんどだとわかっております。

中村佑介🎨2024カレンダー @kazekissa

でね、「なんでそんなこと何度も言ってるの？」という方、もしこれが「別にいいじゃん」という空気になれば、明日、あなたの撮ったお気に入りの写真や、自撮り、家族、友人との写真が、知らないとこで写真集となり、誰かによって堂々と無断で発売される未来も来るでしょう。ね、こわくない？？

sachi @sachi_place

@kazekissa @709Boo あーそうそれ　　こんな仕事だから　やったほうがいいって散々勧められるんだけど　イマイチシステムに納得いってなくてネット販売に踏み切れないんです