研究者/エンジニア/職業人としての自分を振り返る

まとめました。
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Kenji Rikitake / りきたけ けんじ / 力武 健次 @jj1bdx
研究職は裁量労働が比較的自由なこともあって、身体の無理の効かない自分には良い選択だった。そしてそこで自分の裁量で仕事をするためには、PhDは当然必須だった。ただ、修士を出たときの東大のネットワークの状況は政治的に最悪だったこともあって、まずは企業で働くことを選択したのだった。
Kenji Rikitake / りきたけ けんじ / 力武 健次 @jj1bdx
DECでは体調管理に失敗し結局2年で挫折。でも良いインターネットの師に会えたし、VMSの開発経験は今でも役立っている。その次の会社には、さるインターネット運用関係者の紹介で、裁量労働相当(当時はまだ法制化されず)で働けることになった。実質新部署のスタートアップだったが。
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結局2番目の会社には8年いたが、企業でネットワークの研究活動らしきものをやるには、少なくともNTT/KDD(当時)研究所クラスで仕事をしないとダメということを痛感。幸運にして、KDD研究所所長、現東大教授の浅見先生にお世話になることとなる。
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浅見所長(当時)からは「お前はPhDを3年で取れ」と厳命が下る。ジャーナル論文実績が2000年までゼロだった身には堪えたが、まさに10年遅れたスタートを切らせていただき、大阪大学の下條先生の下でDNSを研究テーマにすることを自分で決めて取り組んだ。
Kenji Rikitake / りきたけ けんじ / 力武 健次 @jj1bdx
博士後期課程の学生を始めた直後に死に至る一歩手前の病気で3週間入院するなど大変ではあったが、どうにか3年でPhD。その後、KDDI研究所の上司だった中尾リーダーの下、NICTで5年間修業を積むことになる。ここでは、安穏としていたら何も成果が出ないという厳しさを教わった。
Kenji Rikitake / りきたけ けんじ / 力武 健次 @jj1bdx
DNSの研究は2007年で区切りをつけることとし、2008年から新しいテーマを模索。その時に、今Twitterで世話になっている気鋭のハッカー達と出会う。Erlangはおもしろそうだというのでハマる(笑)。
Kenji Rikitake / りきたけ けんじ / 力武 健次 @jj1bdx
NICTとの契約は1年ごとで最大5年限りだった。2009年は就活に走り回るが、通常の公募は全部落とされた。今の仕事は、過去のオペレータ/システム管理者(今ならサーバエンジニア?)の実績を評価していただき、情報セキュリティ業務担当としていただいたもの。研究は優先順位2である。
Kenji Rikitake / りきたけ けんじ / 力武 健次 @jj1bdx
大学のセキュリティの考え方には、企業とは違い研究機関に対する理解が必要。そのため何をやるにもサジ加減が難しい。最初は途方に暮れていたのは事実。しかしながら、少なからず優秀な人達に支えられていることに気付いた後は、彼等から学ぶべく今はやっている。もちろん学んでいるだけではだめだが。
Kenji Rikitake / りきたけ けんじ / 力武 健次 @jj1bdx
大学の教員も今は多様化しており、研究を動かす人、研究と教育両方が義務な人、というのが主だが、私の場合は業務を動かすことを主にし、その傍ら業務の質を上げるための研究はしても良い、という立場。
Kenji Rikitake / りきたけ けんじ / 力武 健次 @jj1bdx
教員の中でも教授という仕事は、所属部局での各種意思決定機関への参加、役員の参謀として知恵を出しながら関係者の調整を行うこと、また他の教職員や学生に対してリーダーシップを取るなど、義務と責任は大きい。もちろん、その分裁量の権限も大きいわけだが。身の引き締まる思いもしばしばである。
Kenji Rikitake / りきたけ けんじ / 力武 健次 @jj1bdx
私は研究歴も短く、論文数も少なく、研究者としてはおよそ教授クラスの実績を上げているとは言い難い。それでも採用していただいたのは、そこにやらなければならない任務があり、それを最大限全うすることが求められているからと理解している。オペレータの初心に返ったというのはそういう意味である。
Kenji Rikitake / りきたけ けんじ / 力武 健次 @jj1bdx
今後自分が研究者としてどういう道を進むかについては、あえて予断をせず、今すべきこと、できること、したいことの順番でやっていこうと思っている。そもそも私みたいなのが研究者を名乗る資格があるかどうかについての批判は覚悟しているが、職業人としては誰にも恥じないようにやって行きたい。
Kenji Rikitake / りきたけ けんじ / 力武 健次 @jj1bdx
…と、 @ProfMatsuoka @esumii 両先生の博士号取得の意義に関するTweetを見ていて感じたことを書きました。この項おわり

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