忍殺二次創作【イン・ザ・ストーム・オブ・バレット・アンド・カラテ】♯5(実況付き)
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ニードルシューター、及びサンガ・ピストルカラテ・ドージョーの出奔者が皆死んでから数日後のこと。ガンドーはワイルドウェストと、その背に背負われたサヤカ・サンガを見送るところだった。「なあ、サヤカ=サン。依頼金は無理しなくていいぜ?あんたの傷は俺の落ち度で……」1 #4215tk
2015-05-10 18:33:03「お黙り、坊や」サヤカ・サンガは一睨みでガンドーを黙らせる。体には痛々しく包帯が巻き付けられているものの、その眼光に衰えはない。「あれはあたしのウカツさ。坊やの問題じゃあない」「けどよ」「お黙り」再度の眼光。ガンドーは仕方なく肩を竦めた。「わかったよ」2 #4215tk
2015-05-10 18:36:08そして彼はワイルドウェストから依頼金入りの封筒を受け取る。「あの、アリガトゴザイマシタ」ワイルドウェストが深くオジギ。ガンドーは居心地悪そうに頬を掻く。「アー……礼はむしろ、ジェノサイド=サンに言った方がいいと思うんだがな」「あの人には、もう言いましたから」3 #4215tk
2015-05-10 18:39:16ワイルドウェストがどこか寂しげに笑う。今、この場にジェノサイドの姿はない。事の終わりを確認した彼は、何処ともなく去ってしまったのだ。ガンドーも、彼に礼を言いそびれていた。「それより、私の方こそスイマセン。お友達を探すの、手伝えなくて」ワイルドウェストが言う。4 #4215tk
2015-05-10 18:42:05死に際のニードルシューターから情報を得たガンドーは、ワイルドウェストとともに調査を行おうとした。しかし、その足取りは掴めない。途中でトランキライザーとスライハンドのものと思しき得物を発見できただけだ。「いいさ。そこまで手伝ってもらうわけにはいかねえよ」5 #4215tk
2015-05-10 18:45:03ガンドーが笑みを浮かべる。ワイルドウェストが再度オジギした。「それでは、私たちはこれで」「わかった。気をつけてな」「ハイ。オタッシャデー」ワイルドウェストが背を向け、帰っていく。ドージョーへと。「サラバ、だね。ガンドー=サン」背負われたサヤカが小さく笑った。6 #4215tk
2015-05-10 18:48:13……ワイルドウェストとサヤカの姿が見えなくなった後。ガンドーは顎に手を当て思案する。エーリアスをいかにして助け出すか?そもそも、INWとやらにどうやって侵入するか……「……そういや、あいつもそろそろこっちに戻ってくる頃か」不意に、彼は思い出していた。7 #4215tk
2015-05-10 18:51:12最後にちゃんと名前を呼ぶ師匠がイイ。そしてこの情報がフジキドに伝わり、フジキドからあの人に伝わるわけだ…… #4215tk
2015-05-10 18:53:47ドラゴン・ユカノとともに岡山県へと旅立ったニンジャスレイヤー。予定では、そろそろネオサイタマに戻ってくるはず。「迷惑はかけたかねえんだが。しょうがねえよな」彼は苦笑し、踵を返した。向かうはネオナリタ空港。友人への簡潔な説明のため、彼は脳内で情報整理を始めた。8 #4215tk
2015-05-10 18:54:06以上で、イン・ザ・ストーム・オブ・バレット・アンド・カラテは終了です。ニンジャを募ってから終了までかなり時間がかかってしまったことをお詫びいたします。ニンジャ・非ニンジャのアイディアをくださった皆様、そして実況してくださった皆様、本当にありがとうございました! #4215tk
2015-05-10 18:56:25オツカレサマドスエ! 弾丸とカラテ盛りだくさんの上にイケズンがとてもイケズンでご婦人と坊やがとてもイイで実際豪勢なおご馳走めいた… #4215tk
2015-05-10 18:57:26ピストルカラテ野郎共はイクサは派手に魅せてくれ、去る時は武人らしいカッコイイ奴らでした。サヤカセンセイは気の毒でしたが、オトシマエの着け方が奴らのセンセイらしくもあり、ワイルドウェスト=サンにも受け継がれてる感じがまた良し。楽しい長編でした!オツカレサマドスエ! #4215tk
2015-05-10 19:04:19