2015/05/09LGBTアジアカンファレンス @ソウル シンポ 『変化とヘイトへの二重露出』

ゆーすけ/유스케/Yusuke @yoox960093

（9）アジアはそれぞれ違うが違う点ではなく共通点に目を向けて協力していこう。6月中旬に上海プライドが開催されるので来てほしい。（リ・レイレイさんの発表終わり、10分間休憩）

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「アジアLGBTカンファレンス、変化とヘイトへの二重露出」まもなく第2部開始。参加者は100人ぐらいかな。 pic.twitter.com/sfY6EiiDdl

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（1）シンガポールピンクドットのペリン・チュアさんの発表。シンガポールは韓国のように保守的で家庭、職場、学校でのカムアウトは難しい。キリスト教、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教がありとても宗教的。また、刑法377A条で同性と性関係を行った男性は2年以下の懲役に。英植民地の置き土産。

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（2）2007年に我々は法廃止運動を行った。これが我々が社会に現れた初めてのこと。同時にヘイト勢力も現れるきっかけになった。「シンガポール社会は保守的」という理由で法は維持されるべきということになった。昨年、377A条違憲訴訟を2件行ったが棄却。

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（3）馬鹿げたメディア規制もあるため、かっこよく描くことも禁止。ゲイが幸せ、家族に支持されるシーンを描くことも禁止。悲しい存在、孤独に死んだり、殺人犯にされてしまう。政府を怖がっていて政治的に無関心だったので2009年以前はみんな黙っていた。何をされているかも知らんかった。

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（4）シンガポールの人々がそんなに保守的とは思わないがそのような意見を発表する機会がなかった。2009年に状況が変わった。シンガポールの公園に表現の自由が認められるSpeaker's cornerが設置。この公園でも集会をするにも警察の許可が必要だったが怖がってそれさえせず。

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（5）2009年に許可制から登録制に代わり進歩的な人々がLGBTコミュニティをサポートするイベントを行おうとしたが、人々はパレードをすることを怖がっている。それでパレードの代わりにピンク色の服を着て公園に集まるイベントを行うこと。それでLGBTへの理解が進んだ。

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（6）Proactive、but reactiveというのが我々の方針。ヘイト勢力の考えは変わらないだろうが一般人の考えは変えられる。ピンクドットは性的マイノリティだけに絞らずすべてのオープンマインドな市民の行事にした。危険でもなく誰でも参加できるイベントにした。

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（7）「差別との闘い」「プライド」よりは「社会、市民の受容と寛容」を目標にしている。家族が参加できるようなテーマを掲げた。セクマイを支持する人々なら誰でも参加できるようにした。それで「愛する自由をサポートする」というスローガンを掲げた。

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（8）マスコットも性別もわからず攻撃的でない「ピンキー」というものにした。メディア規制法でテレビや新聞はPRしてくれないので自主的にYoutubeやFBでPRした。

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（9）（ピンクドットのマスコットを鞄につけたりデスクに置いたりして当事者や支持者の存在を知らせるという内容のPR映像）初めてやる時250人来ればいいかなぁと思ってたら2500人も来た。2回目は4000人、3回目は1万人が来た。人が多すぎて暑くてしょうがなかった（笑）

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（10）4回目からは夜にすることにして15000人、5回目は21000人。イスラムやキリスト教から脅迫、妨害されて怖かったがそれがきっかけになってメディアに報道された。そして守ろうと思い去年6月28日の参加者は26000人に増えた。（去年のイベントの動画上映）

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（11）動画で「私たちは何に対しても抗議していない。愛の自由を語っているだけ」などと語る参加者。（「抗議ではない」と強調せなあかんのがとてもシンガポール的やなぁ）

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（12）イベントではコンサート、支持者が自由に語るコーナーもあった。Googleが後援についてくれたがシンガポールのような国でそんなことをしてくれるとは思わなかった。何も起こらかなったので後援企業も増えた。バークレイズ、JPモーガン、ゴールドマン・サックスなど9つの企業が今年後援

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（13）後援企業増加はイベントとLGBTの人権マターがメインストリームだと認識。当事者ではなく芸能人がイベントを親善大使として活動。（今年のイベントPR動画をシンガポールより先に公開）今年のピンクドットシンガポールは6月13日に開催。

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（14）今年のピンクドットシンガポールはソウルクィアパレード、上海プライドと同じ日に開催されるのでヘイト勢力にとっては忙しい日になるだろう（笑）（シンガポールのチュアさんの発表終わり）

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（1）ソウルクィアパレードのハン・チェユンさん。韓国のLGBTムーブメントが始まったのは1993年。テドンフェというグループができたがすぐにゲイの「チングサイ」とビアンの「キリキリ」に分離。大学内にLGBTサークルができパソ通でコミュニティ形成。トランスグループもできた。

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（2）90年代後半からは映画祭、雑誌、コーラスなどが現れた。青少年保護法で同性愛が有害指定された。ゲイサイトExzoneはサイトを閉鎖して抗議、2001年に条項削除。2007年に政府は差別禁止法をつくろうとしたがヘイト勢力により挫折。キリスト教原理主義との本格的な闘いが始まった。

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（3）2011年のソウル市学生人権条例、ソウル市市民人権憲章などがキリスト教ヘイト勢力により制定できなかった。ヘイト勢力は軍、教育、メディアに影響力を行使、HIVを武器をして使っている。差別禁止法などが制定されればキリスト教が禁止されると思い込んでいる。

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（4）その象徴がソウルクィアパレード、昨年に続き今年も激しい攻撃が予想されていて何年も続くだろう。アジア諸国との連帯が切実だ。ここでクィアパレードの歴史を振り返る。2000年には70人参加、ライブや討論を開催。

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（5）第1回目のクィアパレードは延世大学内で行われたが警察の制止で途中で中止。（第4回のパレードの画像。参加者があえて抗議の意で白い布をかぶってフロートに乗っている。）このような苦しい時期をくぐり抜けて初回から70人か今では2万人が参加する大イベントになった。

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（6）去年のパレードはルート上で1000人以上のクリスチャンが集会を開いて妨害。シットインもされた。5時間止められたがついにゴールした。パレードは様々な階層、グループと連帯している。人権や労働、障碍者などなど。

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（7）外国からの参加者が多いので韓国の話は短めにして外国の皆さんの話を聞きたい。（ハン・チェユンさんの発表完了）

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休憩なしで質疑応答の時間へ。

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Q.（1）シンガポールのイベントがとてもナショナリスティックに見えるがどうか？（2）今年のソウルクィアパレードの状況は？ A.（1）元々あの場所には様々なナショナリスティックな装置があるがそれとイベントとの融合を狙った。孤立感に陥っているLGBTが国歌を歌うことで所属感を感じる。