- euroseller
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誰にも何にも役に立たないとは思いますが私が英語でモノを書くときの方法論をまとめてみたいと思います。(注:個人の体験です)
2015-05-10 02:39:221.プラン(アブスト)を書く。このときに必ず序(これから私は何について何を論じるのか述べる)+本文(内容要約+方法論)+結論(序に対する答え)の構成をきっちりやります。これをやってないと絶対コケるので。調査研究して改訂が必要なときはこれを書き直します。
2015-05-10 02:41:122.1に沿って肉付けして大体発表論文くらいものにまとめる。序・本・結論構成を絶対にゆがめない。この段階で書誌情報は徹底的にきちんと書く(これをここでやっておかないと後で泣くのは自分です)。同様の理由で、Ibid、クロスリファレンス使用は極力さける。
2015-05-10 02:42:493.必要に応じて調査研究を繰り返しつつ2を出版論文(あるいは一章)に肉付けていく。発表論文2000~3000語、出版8000~12000語の目安。(脚注ふくむ)
2015-05-10 02:44:004.推敲・校正。3までの段階では書きなぐりで終わっていることもあるのでここで文章スタイルを研ぎ澄まします。辞書・文法書・類語辞典その他使いまくるのはここです。
2015-05-10 02:48:16↓(・・・この段階で論旨がこけてたら1をやり直し、それに基づいて文章を再構成します。泣く泣く段落を削ったりあるいは調査が足りないと気がついて図書館に走り出すこともあります。涙)
2015-05-10 02:48:51学生などで「英語に自信がないので母国語で書いて訳したい」という声を聞きますが最終的に英語で仕上げなければならないのならばそれは奨めません。が、1の段階を母国語で、というのはOKだと思います。それ以降の課程を母国語で行って翻訳するのは最初から英語で書くより難しいです。
2015-05-10 02:53:34学生が「書けない」と泣くときは最初から3あるいは4を書こうとしていることが多いです。まず1=プランニングをしっかり。どうにもこうにもどーしてよいかわからない場合は2(発表論文程度の長さ)を書くつもりで、しかも序ではなく「本論」から書き出します。まず「分かったこと」から書いていく。
2015-05-10 02:56:28で、「分かったこと」を書いてから「ここから何がいえるのか」(結論)を考える、で、最後に「序」を書きます。ここまで出来たら2が出来上がりです。
2015-05-10 02:57:11交響曲やオペラなど長丁場の作曲をする音楽家が「最初」から書き出さないのと同じように、モノを書く我々も「序」からは書けないものなのです。作曲家がまず「主題」を考えるように「真ん中」から書こうとするのが大きな助けになります。(これが書けない学生はまず調査足りてませんw)
2015-05-10 02:59:00とにかく特に慣れてない場合は「序」から書こうとしたらほぼ間違いなく沈没しますよ。「真ん中」から書き、そこから何が言えるのかを考える。何が言えるのかが分かったらそこから真ん中を再度見直し、言いたいことが一番伝わるように変える。で最後に「序」です。
2015-05-10 03:03:53@FintaPazza こんばんは。自分は院は行ってませんが、学生時代、学士論文の書き方で受けた指導を思い出して懐かしいです。その後、役立てる機会がありませんが。
2015-05-10 03:04:10@dumtransisset こんばんは。書き方の訓練を受けられたのでしたらもしも今論文は書いていらっしゃらなくても色々な場面できっと役に立ててらっしゃると思います。書き方は大学が伝えられる重要なtransferable skillなのですから。
2015-05-10 03:06:58