死ぬのがこわくなくなる話 その1 「DNA・ミーム」
殺さないでいて「あげる」。その代わりに避妊手術をして「あげる」。野良猫に対してそれが一番やさしいやり方だという考えは、人間だけのものではないかと思い悩んだことがありました。一生物としてあるいは種としてみると、避妊手術は、生まれる可能性のある全ての子猫を殺すこととかわりありません。
2011-08-20 00:17:49現在の個体を保健所に引き渡すことはかわいそうと思う、だけど将来の個体を殲滅することはちっとも胸が痛まない。それは人間のエゴではと。だって、かれらには、「死」という概念はないのですから。
2011-08-20 00:19:55いや「ぬこ話」ではなく「死ぬこ話」の続き(第8回目)でした。始めます。人間以外の動物達は、自分が死ぬことを知らない。彼らにとって死とはゼロ。つまり死などというものは、存在しない。人類は進化の過程で「死」を発見した。やがて種の存続よりも自分1人の生死の方が大きな問題になった。
2011-08-20 00:20:50発見ではなく、捏造。そう言った方が正しいかもしれない。こんな怖ろしいものがでっちあげられたせいで、個人の存在、というものが想定されるようになった。そこに人間の自我が生まれた。「自分」が、生まれたのである。
2011-08-20 00:21:14ミームがこれほど拡大する前は、DNAを次世代につなぐための子孫をある程度の数作ることができたらOKだという了解があった。夫婦2名から少なくとも2名の子供を産み出すことができたら、安心して、にっこりと笑って死ねたわけだ。
2011-08-20 00:24:23@kozysan 研究発表されていることですが、生物の寿命って生殖活動に密接に関連しるんですよね。生物は晩婚になるほど寿命は伸びる。つまり、子供を産まないと死ねないというロジックが生物学的に働いてるのかも。なんて思ったり。
2011-08-20 00:36:35@takamiyukihisa 幼形状態(ネオテニー)を引き延ばすことによって長寿のみならず高度な存在になれると僕は考えています。とすると3次元から隔絶することにより魔法使いに進化する、という仮説には、一つの真理が!!
2011-08-20 01:06:00@kozysan 死ぬのがこわくなくなる話の最中に訃報のツイートが。まさに「自分には起こらないだろう」という死が、すぐ横を通り過ぎていく。ツイッターに乗った理由の一つがこれだったんですね
2011-08-20 00:51:18「死ぬのがこわくなくなる話」第9回目、このあとすぐです(これはツイッターで連載している長編小説です、が、途中乗車途中下車OKですので、気が向いたらお付き合いください)。今夜はあっというまに終わるよ。
2011-08-21 00:55:21「死ぬこ話」始めます。子供を作ること=生殖は、個人ではなく種としての、「不死」戦略だ、という話の続きから。地球の生物は、進化の過程で、この方法を選んだわけである。
2011-08-21 00:57:02しかし、いくら子供をたくさん作ったとしても自分は自分だ。死にたくない。あなたは、2011年に生きるあなたは、きっとそう考える。そんなあなたを満足させられる不老不死の方法がないか。
2011-08-21 00:57:17さてここから、本当に大事な話をはじめる。自分自身が、そう、かけがえのないあなた自身が、[死なない方法について]だ。僕はこのことを20年にわたって調べ続けている。正直に言うと、どんな仕事よりも時間を割いてきた。
2011-08-21 00:58:1490年代、テクノロジーをテーマにテレビや雑誌で、リポーターやライターの仕事を多くこなした。そのおかげで、各種団体や個人とコネクションができたし、情報も入手できた。その成果をこれから整理して、提示していこうと思う。
2011-08-21 00:58:33