- love_suzume
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126. 晴れて童貞じゃなくなった俺は、なんでか分からんけど前にも増してモテるようになった。 顔も知らない子に告白されたり、バイト先のコンビニのお客さんに番号渡されたり、逆ナンされたり...。 それが、童貞じゃなくなったことと関係あんのかは分からんけど。
2015-03-06 22:37:06127. “すずりさん”に“お願い”した日から何日か過ぎたけど、あの日のことはいつでも生々しく思い出せる。 それどころか、ちょっとしたきっかけで、記憶が洪水みたいに溢れ出しそうやから、いつも脳みそに固い蓋をしてる。 恐らく、あれほどどエロい体験はもうないんちゃうかってくらい。
2015-03-06 22:37:53128. 一生AV買わなくてええんちゃうかってくらいのオカズもらったわ。 多分...。 “すずりさん”は全部見透かしてたんやろなぁ。 俺があそこに行った理由も、何となーく察しがついてたんやと思う。 あの人、ほんまなんなんやろ。
2015-03-06 22:38:06129. あの部屋を出る前。 俺はさっき体験しためくるめくような快感に完全に魅了されてしまって。 「あの...。また来てもいい...ですか?」 「契約違反」 “すずりさん”は少しだけ笑った。
2015-03-06 22:38:17130. 「初めての女の子には、あんなにガンガンやっちゃだめだぞー」 「え...」 「女子は最初は怖いし痛いんだから。ものすごーく、優しくしてあげてね」 そう言って、部屋のドアを開けた。 「ご利用ありがとうございました」
2015-03-06 22:38:36131. 「あの...なんか...変、ですか...?」 彼女が不安そうに見上げてて、慌てる。 「あはは、もー、めっちゃかわいいから、見惚れてもーたぁ」 また、白い頬をピンク色に染める。 もーいちいち反応かわいすぎなんやもん。
2015-03-06 22:38:48132. きっとあの時は、身体中ピンク色になんのかなぁなんて、またよからぬ妄想が始まる。 それに、“すずりさん”であんだけ気持ちいってことは好きな子としたらどーなんの!?って期待もあったりして。 「じゃー行こっか」
2015-03-06 22:39:02133. 少しぎこちなく手をつないで。 ニヤニヤが止まらない俺を、彼女は不思議そうに見上げてる。 そんな顔してられんのも今のうちやで? お望みどおり、あとでいーっぱい教えてあげるから。
2015-03-06 22:39:10