- makaron83yasu
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弱虫×安田君1 ずっと一人ぼっちやった 周りには誰も居らんくて ずっと一人ぼっち 高校に上がるとき 絶対友達作るって決めて 頑張った でも そう上手くいくほど 世の中上手には出来てないんや って痛感した #エイトで妄想 開始
2015-05-17 00:11:042 {喉乾いたー} 《うちもー! ね!喉かわかへん?》 「え?あ、うん」 《コーラ飲みたいなー》 {うちサイダー飲みたい笑} 「あ、買ってこようか?」 《ほんま?!ありがとう笑》 {よろしく笑} いつも 私は飲みたい言われたんを買いに行く 私のお金で…。
2015-05-17 00:11:163 こんな関係おかしい 友達なんかやない そんなわかっとる でも 一人になるのはもっと嫌で 弱虫な自分がほんまに嫌い 「買ってきたで」 {なんか気分やなくなってん} 《うちも、ごめんな?笑》 「そっか笑」 買った三本のジュースは 今日もまた私の家の冷蔵庫の中
2015-05-17 00:11:474 《今日掃除当番やん!》 {ほんまやー!あ、でも今日} 《あ!せやった!どないしよ!》 わかりやすく 私に代われと言う わかってる かわろうか?って言わんとええ でも 「かわろうか?」 言ってまう 《やった!ありがと!》 {さすが友達やなっ}
2015-05-17 00:11:575 いい加減苦しくて 投げたしたくて 一人に戻った方がええんやないか?って思う でも その辛さも知っとるから 出来ん 「自分あほやなー」 掃除をしながらこっそり涙を流す 『ほんまアホ』 「っ?!」 後ろを振り返ると安田君の姿 「え、何してんの?」
2015-05-17 00:12:046 『自分こそ何してんの?』 「掃除当番」 『こないだもやったやん?』 「…そうやっけ?」 『…そんなんでええの?』 頭の中お花畑言われてる安田君とはちゃう なんだか今は大人の雰囲気がある 「…掃除好きやねん」 『なんでそんなあいつらにしがみつくん?』
2015-05-17 00:12:117 おかしいってことくらい分かっとる でも 「一人になりたない こんな関係でも 一緒におってくれればそれでええねん」 ほうきを直して安田君の前から逃げる 家に帰って 毎日のように言い聞かせる 「一人よりましや 一人よりまし」 おまじないのように何度も何度も。
2015-05-17 00:12:188 それから数日後 先生の所に行って カラオケに行くために待ってくれとるあの人たちの所に戻る {ちょろいよなーあいつ} 教室の前 あの人たちの声で立ち止まる 《お金ポンポン出してさ笑 掃除も変わってくれるし笑》 わかっとったことのはずやのに うまく笑えない
2015-05-17 00:12:349 『ええの? 好き放題言わせたまんまで』 振り向くと 真後ろに安田君の姿 {あ、} 《じ、冗談やで?》 私を見て気まずそうに言う2人 「うん笑」 泣くな、笑え 一人になってまうっ 『自分ら都合ええな』 ‘もうあかん涙が’ そう思った瞬間私の前に安田君が立った
2015-05-17 00:13:0810 《は?》 {友達同士やしこんくらいの愚痴あるやろ?} 『そういう問題やないやろ?』 「や、安田君!勝手なこと言わんといて!うちら友達やねんっ」 《っほら、口出しされる筋合いないねん》 『…』 最悪や、 手を差し伸べてくれた安田君を 私は裏切った
2015-05-17 00:13:1611 その日結局カラオケをおごって 次の日 変わらない日常がおとずれる 《今日売店やねん! あ、財布忘れてもうた》 {何してんねん笑} 「か、貸すよ」 《ほんまー?助かるわー笑》 『あー!』 わざとらしく安田君がカバンをひっくり返した 《なにすんの?!》
2015-05-17 00:13:2412 『ひっかかってん! ごめんなー?』 ふわふわとした話し方をする やのに 目が笑ってへん 落としたカバンの中身を拾いながら大きな声をあげる 『あれー? 財布忘れたんやないん?』 《な?!》 『もってるやん! よかったなー!これでお金借りんですむやん』
2015-05-17 00:13:3113 助けてくれた? 安田君は残りの荷物を拾い集めて良かった良かったって言いながらその場を去った そして二人に集まる視線 《ちょっと来て》 トイレに連れ込まれて ドンッ 《あんたが頼んだん?》 「え?」 {どうなん?} 「そんなこと」 《きもいんやけど》
2015-05-17 00:13:4014 ブシャー ジャクジに繋がれたホースを私に向かってはなった 「きゃっ」 《一緒に居てやったのにさ 調子にのりやがって》 {ここなら邪魔されんしな} その後もずっと水をかけられて 私は教室に戻れん格好になった 「屋上いこ」 水で濡れた頬に涙が上から流れる
2015-05-17 00:13:4615 屋上に行くと 人影があった 『え、どしたん?』 「っ、」 『びちょ濡れやん!』 「…んのせいや」 『ん?』 「安田君のせいや!!」 『え?』 「頑張って作った友達… 居らんくなった 頑張って一人にならんようにしとったんに 誰も居らんようになった!」
2015-05-17 00:13:5416 『…あいつらにやられたん?』 「…。」 『そこまでして友達ほしいん?』 「人気者の安田君には分からへん」 『ほんまもんの友達ってそんなんやないやん』 「…」 『無理して付き合うんが友達なん?』 そんなこと… 「そんなこと言われんでも分かっとるわ!」
2015-05-17 00:14:0117 久しぶりに人前で叫んだ 『せやな』 「何や、」 『分かっとるよな じゃあもうやめよ』 「…やめるも何も 友達なんてもうおらんわ」 『ここにおるやん?笑』 優しい優しい笑顔で 私に笑いかける安田君 「何いうてるん?」 『友達になろ?』
2015-05-17 00:14:1318 「…」 『さっきみたいに叫べばええねん さっきみたいにぶつかればええねん』 「え?」 『ほんまもんの友達ってのは そうやってぶつかってくもんやねんで?』 ほんまもんの…友達 『俺な友達おらんかってん』 「嘘や」 『ほんま笑 でもな俺ある人達に出会ってん』
2015-05-17 00:14:3119 「ある人達?」 『おん、 俺な中3の時バンド勧誘されて入ってん その時はな 完璧にせなあかんって やないと外されるって一人焦っててん そしたらなメンバーが お前を一人にはせん 俺ら仲間やん?って言ってくれて』 「仲間…」 『そ、 それで俺救われてん』
2015-05-17 00:14:4520 『俺と友達になりませんか?』 「でも…」 『一人ぼっちなんかやないねん』 「私弱虫やし すぐ自己嫌悪に陥るし 面倒やで?」 『弱くなんかないで』 「え?」 『つるむ事でしか行動出来ひんような奴らよりよっぽど強い』 「強い」 『そう、君は強い』
2015-05-17 00:14:5421 『ずっと味方やから』 「安田君…」 『んふ笑 友達になってくれてありがとうっ』 「こちらこそっ」 『乾かさな笑』 「うん笑」 何があっても もう大丈夫な気がした 安田君がいればきっと大丈夫 #エイトで妄想 終了 pic.twitter.com/AjrLne2uU0
2015-05-17 00:16:42