太妹リレー小説

ヒノムさんと菜月の突発的に始まったリレー小説。打ち合わせ全くなしで進められていく太子と妹子の恋模様。その結末はいかに。
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ヒノム 🐳🐋🧜🐢🐬🦈×5 @ymhb_8018

@asobiba_bb39 曽良君作のお粥は、ほんのりと出汁の味がした。テキパキと動く彼に鬼男君と一緒に感動する。 「お母さんみたい」 「世話のかかるおっさんが近くにいれば、自然と身につきますよ」 することが終わった曽良君が、ベッドまでやって来る。 「さて、全て話してもらいましょ

2015-04-16 12:59:55
あそびば。 @asobiba_bb39

@ymhb_8018 うか」 「す、べて?」 「そうです」 「おい曽良!何の話だよ」 曽良君は確固たる自信を持っている。こちらに逃げは打たせないというオーラがひしひしと伝わった。 「几帳面な妹子さんが生ゴミの日も忘れて引きこもり、あげく熱を出した理由ですよ。弱ってる今が好機です

2015-04-16 17:14:27
ヒノム 🐳🐋🧜🐢🐬🦈×5 @ymhb_8018

@asobiba_bb39 「……わかったよ。話すから」 話を聞いてもらいたかったのは事実で、むしろ曽良君からきっかけを貰えたのはありがたいのだ。 「あのさ。『可愛い』って言われたら、二人はどうする?」 「はあ?何だそりゃ」 「まあ、怒りますね。普通は」 「だよ、ね」 「ただし

2015-04-16 21:40:06
あそびば。 @asobiba_bb39

@ymhb_8018 相手にもよりますね」 「俺、美少女だったら一度言われてみたいかも」 「鬼男君そんなこと思ってたの?カワイイね」 「そうですね。カワイイカワイイ」 「お前らテラむかつく」 「まあこのように相手や状況により違いますが、妹子さんは太子さんに言われ慣れてるのでは?」

2015-04-17 12:11:37
ヒノム 🐳🐋🧜🐢🐬🦈×5 @ymhb_8018

@asobiba_bb39 曽良君が真っ直ぐに僕を見る。遠慮なく核心をつくのは、彼の美点だ。普段であれば好ましいが、今日はそれが痛い。太子の視線とは別の意味で隠し事を許してくれない。 「……そうだよ」 「なら、何故そんなに顔が真っ赤なんです?風邪のせいではないんでしょう?」

2015-04-17 23:35:34
あそびば。 @asobiba_bb39

@ymhb_8018 「話が見えないんだけど」 鬼男君が苦笑いで尋ねてくる。 「話を整理すると、妹子さんは太子さんに可愛いと言われても平気だった。でも、突然意識してしまい結果熱を出した…といったところでしょう」 「何かされたのか?」 「ち、違うよ!ただ太子が僕のことあんな風に見て

2015-04-18 02:00:11
ヒノム 🐳🐋🧜🐢🐬🦈×5 @ymhb_8018

@asobiba_bb39 るって知ったら、恥ずかしくなって」 日記のことを、正直に話した。それを隠して、相談するのは無理だったから。 「……二人って、時々面白いこと始めるよな。で?妹子は恋人の惚気を聞かせたかったの?」 「え?恋人って、誰のこと?」 二人が目を見開く。何かおかし

2015-04-19 16:18:46
あそびば。 @asobiba_bb39

@ymhb_8018 かっただろうか。 「二人ともちゃんと僕の話聞いてた?!」 「え、だって」 「ねえ…?」 「何?」 「お前ら、付き合ってるんじゃないの?」 今度は僕が目を剥いた。 「ななな?!だだだだれっだれが!!」 両手を振った拍子に湯のみが倒れ、お茶が布団に染みを作った。

2015-04-19 19:49:17
ヒノム 🐳🐋🧜🐢🐬🦈×5 @ymhb_8018

@asobiba_bb39 「はいっ?あれだけベタベタしてて?」 「あのですね、妹子さん。普通、恋人以上で無い限り、赤の他人に膝枕とかしたくないですから」 「特別じゃないと、背中から抱きつかれるのも、イラっとするな」 今日一番の溜息を吐きながら、諭すように言われた。 「い、犬みた

2015-04-19 22:11:30
あそびば。 @asobiba_bb39

@ymhb_8018 いなものだと思ってたんだよ!」 二人はため息交じりにこちらを見る。その目には憐憫の色が見えた。 くそうバカにして。しょうがないじゃないか。だって今までは… 「…で?」 携帯を弄りながら曽良が問う。 「熱が出るほど自分の気持ちと向き合って何かわかりましたか」

2015-04-19 23:50:27
ヒノム 🐳🐋🧜🐢🐬🦈×5 @ymhb_8018

@asobiba_bb39 「それは……」 ここのところずっと、目を閉じれば太子の顔が浮かんだ。そしてそれはあの日の目眩を僕に思い出させ、苦しくなった。あんなに近くにいて、触れられて。どうして今まで、平気だったのか。あの頃の呼吸の仕方が思い出せない。ああ、そうか。 「好き……僕は

2015-04-24 07:24:40
あそびば。 @asobiba_bb39

@ymhb_8018 あの認めたくないけど、なんで太子なんだとか凄く思うし、自分でも理由なんてわからないんだけど!でも、あの…好き、かもしれない」 「ここまできて、かもとか。大概ツンデレだな」 「るっせー!」 「いいんじゃないですか」 曽良が弄っていた携帯を向ける。通話の文字が踊

2015-04-24 19:51:16
あそびば。 @asobiba_bb39

伏線回収。 しかしヒノムさんのピュア妹子とうちのやさぐれ妹子の温度差といったらwww

2015-04-24 20:13:58
ヒノム 🐳🐋🧜🐢🐬🦈×5 @ymhb_8018

@asobiba_bb39 っており、そこからよく知った声が聞こえてきた。 『い、妹子。い、今の、本当?』 一瞬、何が起きたかわからなかった。気づいたら、曽良君の肩を揺すっていた。 「ちょっ、曽良君!何てことしてくれたんだよっ!」 「だって、イライラしまして」 『い、今から、そっ

2015-04-24 21:58:15
ヒノム 🐳🐋🧜🐢🐬🦈×5 @ymhb_8018

鬼男君に「お前は鬼か」と言わせたいけど、蛇足になりそうだから止めた。

2015-04-24 22:06:22
あそびば。 @asobiba_bb39

@ymhb_8018 プツ!…ツーツー 「な、ちょ曽良!?」 「曽良くん!」 「なんです?」 「なんで切った!!」 「相手が好きだって言ってるのにわざわざお伺い立てるとか、本当イライラしません?」 つべこべ言わずに来ればいいんです、と曽良君は涼しげに言い放った。 「…お前は鬼か」

2015-04-24 23:59:29
ヒノム 🐳🐋🧜🐢🐬🦈×5 @ymhb_8018

あーーー!('ω')三( ε:)三(,ω,)三(:3 ) まさかの! あーーー!

2015-04-25 00:06:10
ヒノム 🐳🐋🧜🐢🐬🦈×5 @ymhb_8018

持って行かれた〜(朴さんボイス)。('ω')三( ε:)三(,ω,)三(:3 )

2015-04-25 00:16:16
あそびば。 @asobiba_bb39

@ymhb_8018 このタイミングで鬼男くんに言わせられれば、美味しいな…!と思ってwww捨て牌拾っちゃいました♡ポン!

2015-04-25 00:25:39
あそびば。 @asobiba_bb39

は…!なぜロンじゃなくてポンしたんだ自分……!!

2015-04-25 00:27:12
ヒノム 🐳🐋🧜🐢🐬🦈×5 @ymhb_8018

麻雀はポケモンドンジャラレベルです。

2015-04-25 00:31:31
ヒノム 🐳🐋🧜🐢🐬🦈×5 @ymhb_8018

@asobiba_bb39 「何とでも言ってください。さてと」 腰を上げた曽良君は、ひんやりとした手を僕の額に当てた。冷たくて、気持ちがいい。 「だいぶ下がりましたね。今夜こそちゃんと休めば、大丈夫でしょう。……無事に寝られれば、ですけど」 美人が悪魔の微笑みをすると、こんなに

2015-04-25 00:58:05