獣の仕業d-倉庫○J-P.サルトル「出口なし」フェスティバルご感想まとめ2015/05/10, 11

※ まとめ削除・追加ご要望はお手数ですが@ritsu1125 までご指摘ください。 -- 日暮里d-倉庫で開催された現代劇作家シリーズ5○J-P.サルトル「出口なし」フェスティバルについて、獣の仕業に関わるご感想をまとめました。
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ぞうさん @zousan20091226

【5/11】「現代劇作家シリーズ」第5弾哲学者サルトル戯曲『出口なし』獣の仕業@d-倉庫 丸く照明で区切られた部屋、白っぽい表と黒い裏が3組、地獄のスタッフが一人、何か舞台は充ちていて面白かったな。

2015-05-12 20:18:34
stage photo @stagepic

#獣の仕業 d-倉庫◎現代劇作家シリーズ5:J-P・サルトル「出口なし」 pic.twitter.com/Ky2awuxSDe

2015-05-12 22:56:48
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stage photo @stagepic

#獣の仕業 d-倉庫◎現代劇作家シリーズ5:J-P・サルトル「出口なし」 pic.twitter.com/dkh2Odecr2

2015-05-12 23:01:33
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49ページ @halt1985

シンポジウムで梅原先生が言及されていた本 まなざしの地獄amazon.co.jp/dp/4309244580/…

2015-05-13 02:02:36
根本利巳 @tonchi_jin

ふう…もう木曜かあ。日曜日に観た双身機関、獣の仕業の『出口なし』の余韻さめやらず…

2015-05-14 00:09:01
根本利巳 @tonchi_jin

日暮里に行くと必ず立ち寄る『羽二重団子』を食うか食わないか迷いながら、サルトルのこと、実存主義のことなど考えてるうちに…d_倉庫という名の不思議な劇場に着いてしまった。結局『羽二重団子』は喰わずじまいだった(笑)

2015-05-14 00:16:08
根本利巳 @tonchi_jin

劇場の隣に韓国系教会があり、大きなパネルにハングルで『すべてのことが用意してあります』と書いてあった。単なる偶然だけど、『地獄』を舞台にした『出口なし』を観る前にこんな演出が!!と…いや単なる偶然(笑)

2015-05-14 00:22:04
根本利巳 @tonchi_jin

『羽二重団子』ってのは餡子にくるまったタイプと、サッと生醤油つけてあぶった二種類がワンセットになっていて、甘辛の組み合わせが何とも言えないんだが…双身機関、獣の仕業の2つの『出口なし』も絶妙な組み合わせだった気がする。

2015-05-14 00:26:28
根本利巳 @tonchi_jin

しかし『双身機関』とは凄い名前だよな…『双身』って言うのは男天・女天が抱擁して立つ『双身歓喜天』ぐらいにしか使わないじゃないか…かたや『獣の仕業』…うーん、なんか色々妄想書き立てる2つの劇団名ですな

2015-05-14 00:31:13
根本利巳 @tonchi_jin

『出口なし』の初演は1944年だった気がする、まだ解放前のフランスでの公演。すでにサルトルは彼の実存主義哲学の最初にして最大の功績『存在と無』を書き上げていた。時代、『状況』、そしてサルトルの思想…『出口なし』は短編戯曲ながら色んなものが 詰まってる。つまりすぎてる(笑)

2015-05-14 00:37:17
根本利巳 @tonchi_jin

しかも『書くこと』大好き、理屈捏ねるの大好きなサルトルだから、余韻とか間とかがほんとにない。いやはや…この厄介者をどう処理するのかな。しかも立て続けに二回も『出口なし』を観るなんて…

2015-05-14 00:42:05
根本利巳 @tonchi_jin

しかし、演劇ってのは凄いよな。かたや双身機関は暗黒から始まり、ぼんやりとした薄明、そして暗黒。そこに、妙に艶やかな、それでいてアンニュイ(倦怠感)な言葉が響く…。観るものの視覚を極端に制限することで、『地獄』に閉じ込められた三人の関係が浮かび上がってくる…うん。よかった。

2015-05-14 00:51:54
根本利巳 @tonchi_jin

双身機関ソウシンキカン…双身歓喜天…ソウシンカンキテン…やっぱり偶然じゃないよな。この劇団さんは名古屋を拠点に頑張ってらっしゃるらしい。今度、ご本人に名前の由来を聴いてみよう(笑)

2015-05-14 00:55:21
根本利巳 @tonchi_jin

しかし、獣の仕業の芝居にはビックリさせられてきたが、今回は特にビックリ。オリジナルも、シェイクスピアも群唱、舞踏を多用しながら独特の美的でエネルギッシュな舞台を見せてもらっていたけれど、その『手法』と『演出』が今回、サルトルを『料理』することでより際立って印象に残った。

2015-05-14 01:02:32
根本利巳 @tonchi_jin

サルトルという二十世紀の産んだ大哲学者(もしかすると大詐欺師?)の芝居だから、どっか彼の『思想』に絡めとられて、演劇としての面白さからかけ離れてしまいがちになるんだけど…そこは獣の仕業(笑)…逆にサルトルに色んな意味で『突っ込み』が入ってた。

2015-05-14 01:07:12
根本利巳 @tonchi_jin

まず舞台。原作は『第二帝政風サロン』『長椅子』『ブロンズ像』…サルトルらしく、さも意味ありげなのだが、敢えて『一人掛け背もたれ椅子』をスポットライトで照らし出す(笑)…『一人掛け』かいっ!!長椅子は他者と共有するもの。テーマ(他者とは何か?)の暗喩。それを知りつつの一人掛け(笑)

2015-05-14 01:15:28
根本利巳 @tonchi_jin

でもね『第二帝政風サロン』も『長椅子』も『ブロンズ像』も出てこないけど、出てるんだ。原作ではチョイ役のギャルソン…獣の仕業に『チョイ役』はあり得ない。実は影の主役と言ってもいい大活躍?とにかくサルトルもビックリの実存感がある(笑)

2015-05-14 01:19:29
根本利巳 @tonchi_jin

サルトルって理屈ぽいから、『今回の戯曲はボクの実存哲学の中から、特に<対他存在>がテーマだから、敢えて『鏡』は出さないからね~』『小道具として鏡出すと『即自』』とか『対自』とか出てきてテーマが揺らいじゃうからさ』というわけで鏡が出てこない。ちなみにテリー伊藤風に喋ってるサルトル。

2015-05-14 01:26:04
根本利巳 @tonchi_jin

なのに獣の仕業の『出口なし』は鏡がメインモチーフ。三人の男女は生前/死後、黒/白、意識/無意識の三人×2になってる。『両義性』と『身体性』に満ち満ちてる。おいっ!それじゃメルロー・ポンティーじゃないかwwwしかも『鏡像』なんて羅漢もといラカンまで…(笑)

2015-05-14 01:32:01
根本利巳 @tonchi_jin

てか、演出の立夏さんがサルトルを苛めるために、そんなイジワルをしてるはずはないし、サルトルを脱構築してる『意識』もなかったと信じたい。それでも、サルトルの行間一つ一つにまで、いや一語一語までメスを入れ、再構成された舞台。何故か涙が出てきた。

2015-05-14 01:37:26
根本利巳 @tonchi_jin

そんなわけで、2つの『出口なし』でメロメロになって、命からがら多摩のド田舎に帰って来たのであった。はあ~(-_-;)やっぱり羽二重団子…

2015-05-14 01:40:27
小川 和彦 @kazuoga5409

日暮里・d-倉庫で毎年開催されている、1本の戯曲を多数の団体が連続で上演する“現代劇作家シリーズ”、今年は哲学者でもあるサルトルの「出口なし」に10団体が挑戦する中で、獣の仕業と双身機関の組み合わせを鑑賞。アプローチ次第で大きく変容…stage.corich.jp/watch_done_det…

2015-05-14 06:31:05
J.J. @JJGORI

人間は生れながらにして自由の刑に処せられている。言って見れば脚本も無い、出演予定も全くない舞台に突然放り込まれた役者のようなもの。そしてその舞台に何か意味を持たせたくて、必死にもがく。ひとりであれば自由にそんなに不自由さを感じないだろう。しかし、その舞台に2人ほど同じ境遇の役者が

2015-05-14 16:06:03
J.J. @JJGORI

放り込まれたら。他者との関わりを保ちつつ、舞台に意味を持たせる。大変ですね。しかも相手に役割を決めつけられてしまったら、そりゃもう地獄ですよね。他人は地獄だ。不自由極まりない。が、その不自由さの中で自由を求めようとしたら。役割を変えようと必死に説得に走るのだろう。その居心地悪い

2015-05-14 16:09:32
J.J. @JJGORI

心地よさ。さあ、続けようか。

2015-05-14 16:09:47