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コロイド猫/隙間猫 SCP-XXX-JPはサイト-81██の標準小型動物用飼育室に収容し、Dクラス職人により餌を1日3回給餌して下さい。ただし、1回の給餌につき50ml以上の水分を含んだ液体の摂取は許されていません。また、液体については水分以外の液体をあたえないで下さい。
2015-07-24 17:46:36SCP-XXX-JPには限定的なサイト内での自由(猫喫茶におけるホスト猫兎しての役割)が許されており、エージェント・猫宮及び来栖研究員がその際の管理責任を負います。
2015-07-24 17:47:31概要 SCP-XXX-JPは全身がコロイド状のタンパク質で構成されているイエネコです。やわらかな白い羽毛に覆われていますが、その下には半透明の体組織が見受けられます。内臓器官は通常のイエネコに対して小さく、対して全身骨格は通常のイエネコに比べても柔軟性に富み、なおかつ強靭です。
2015-07-24 17:47:48その結果として、SCP-XXX-JPは通常のイエネコよりはるかに柔軟な動きを行えますし、通常のイエネコが入れない場所にも入り込んでしまうことができます。実験によると、SCP-XXX-JPは高さ5センチメートル、横幅5センチメートルまでの隙間をくぐり抜けることが可能です。
2015-07-24 17:48:04その他には特に以上特性は見受けられませんが、イエネコ一版の特徴として「箱に入りたがる」「そこで寝る」という習性を持っています。箱に入ったSCP-XXX-JPは「みつしりとつまつている」(イトクリ博士談)と呼ばれるように、全くその箱に順応した形にハマり込んでしまいます。
2015-07-24 17:48:17ですが、その状態からSCP-XXX-JPが抜け出すことはときおり困難なため、箱をひっくり返して摘出する必要があります。その際、スポっと型にはまった形から元の猫の形に瞬間的に戻るため、猫喫茶におけるひとつのアトラクションになっています。
2015-07-24 17:49:24押収された資料によると、日本生類総研はこの猫を「どんな妨害をも潜り抜けることの可能な柔軟体質で、なおかつ知能が高く、人になつきやすい」性質に改良し、財団研究施設へのスパイ活動などに使用しようとしていた模様です。
2015-07-24 17:55:39しかしながら研究は中途に終わり、異常な柔軟性を持つというだけのイエネコとして販売されていた模様です。財団は直ちに飼い主を記憶処理し、すべてのSCP-XXX-JPを回収しました。現在、収容違反中のSCP-XXX-JPは存在しないと考えられています。
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