春の異世界奇譚婚礼祭　三日目昼

イゼル @yhzerawerhli

それから話につらつらと話に興じていたと思えば、日はすぐに傾いて。 「…皆様。この度は、本当に良き出会いを戴きました事、感謝してもし尽くせません。皆様の御多幸と御息災を我が泉の神に祈り、別れの挨拶に代えさせて戴きとうございます。 　どうか、この素敵な縁が千年先にも続かん事を」

イゼル @yhzerawerhli

礼装を持ち上げて、深く一礼をした。

レユアン @Reyuan_pan

「──ああ、ジェラール！　こちらへ来るのは少し時間を置いてくれ！」 背に呼び掛ける。そうしてから、小さく笑って。 「それから、待っているよ」 そう、言い告げて。 「──さ、それじゃ、部屋へ行こうか！」 姫君たちにはそう、呼び掛け。 「同士諸君に、幸多からんことを！」

エッラ @pan_elra

ジェラールの答えにも。それに対するレユアンの様子にも。きちんと笑ってくれたイゼルにも、フレーゲルの言葉にも。みんな、みんな。各々の様子を嬉しそうに眺めて。 「あっとういうまだったなー。すげー楽しかった。3日間ありがとうな。どの国にも。皆自身にも、幸せが……いや、絶対幸せになる」

エッラ @pan_elra

「いつかまた会おうな！きっと絶対。いくらだって招くし、呼んで貰えるなら行くから！……そんときにゃ、皆の恋や、愛のこたえ。聞かせてくれ」 まだ蕾の思いが花開く。その日を楽しみにしてると笑って告げ 「じゃ、ムロミ。部屋で待ってる」 ぽん。と肩を叩き、去る。